地鉄らしさのエッセンスが凝縮した駅です。二方向に分かれそれぞれカーブしたホームに、その真ん中に一際目を引く待合室兼運転指令所?の大きな建屋に、駅舎は典型的な富山電鉄型駅舎、地鉄を訪れたなら、まず見ておけ!と言うお約束の駅だと思います。
この駅に降りたらまず視界に飛び込んでくるのは、この真ん中の待合室のある建屋。一瞬、これが駅舎かと間違えそうですが、現在は使われていない様です。ホームの上屋も地鉄らしい形態のが、立山線上り側以外の3面にある豪華さ。
豪華なホーム周りとは対照的に、控えめに存在する駅舎。変な改造が施されておらず、実に渋いのですが…
以前は駅前広場も未舗装だったし、周囲ももっと雑然としていた気がするのですが、何時の間にか妙にすっきりしてしまいました。この駅舎の運命が案じられます。
駅員常駐駅だし、主要駅だけあって、そこそこ利用者数もあるので、モータリゼーションで利用者が激減して生気が失われていく前の、佳き時代の田舎の駅と言った感じです。
ここは本線と立山線のジャンクションなので、ピーク時には数分間隔で電車が行き交う、都会の電車さながらのシーンが見られます。電車を観察するにも良い場所です。
天気が良ければ、ホームから立山連峰が良く見えます。