雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

何か変なのが来た!

2016-10-30 21:00:10 | 撮り鉄日記

 あっという間に1週間が過ぎましたが、やっと今回の本題です。

何か向うから変な奴が、と言っても、これは演出です。とあるところからお誘い頂いたので、有り難く参加させて頂くことにしました。

いつもは鶴来の日の当たらない場所に押し込められているあれが、目の前を颯爽と走り抜けます。途中から雨がパラパラ降って来るし、天候がイマイチなのが残念ですが…近年の気候変動で、これが必要になる程積雪があることも少なくなったので、走りを捉えることはこういう機会でもないと至難の業ですし。鶴来にはロータリーモーターカーも配置されているので、それで事足りそうな気もします。

 

今回のフォトラン区間は鶴来-道法寺の1区間のみなので、好撮影地は小柳駅の前後に限定されそうかな。と言う事で、小柳駅日御子寄りのアウトカーブで上下とも迎え撃ちました。近代化が進んでいると思われる北鉄石川線ですが、所々に昔懐かしい電鐘式踏切警報器が残っており、小柳駅脇の踏切もそうなので、動画向きかも知れません。

(2016年10月22日 北陸鉄道石川線 日御子-小柳間)


で、目的地は

2016-10-29 20:35:47 | 撮り鉄日記

 Google earthのストリートビューではちゃんと写っていたけど、現地に行ったら無かった…というのは草ヒロ系のネタとかでは良く聞く話なので、目的の物をこの目で確認するまでは安心できません。延々チャリ漕いで行って無かったらどうしよう、なんて悪夢が?脳裏をよぎる中、それが視界に飛び込んで来た時はホッとしました。

   

かなり草臥れているものの、雪国で永年の風雪に耐えこれが残っていること自体感動的です。この手の鉄道用木造ホッパーをリアルで見るのも、20年位前の西濃鉄道以来です。秩父鉄道三峰口の終端の突き当りにあった日窒鉱業の巨大木造ホッパーは、見に行った時には既にコンクリの基礎しか残っていませんでしたし…

  

かつてはヤマから索道でホッパーまで鉱石を運び、無蓋車に積み替えて鉄道輸送されていたものが、ダンプカーに取って代わりましたが、まだ現役で使用されています。因みにここで掘っているのは、「陶土」の様です。

上の方には索道の名残らしきものが遺っていますが、立入禁止区域で、しかも休日で誰もいないのでここまで…地図上では索道の記号がありますが、航空写真にはそれらしいものは確認できません。

 

このホッパーは旧金名線大日川駅跡に隣接して、下まで側線が引き込まれていました。それを偲んで駅名票を模したモニュメントと案内板が設置されています。

バスは1日数本ですが、冬にこれに乗って白山下まで全線走破してみたいものです。

(2016年10月22日 北陸鉄道金名線 大日川駅跡/河合鉱山にて)


サイクリング

2016-10-24 22:47:11 | 撮り鉄日記

 さて次は鶴来まで行って、白山市役所鶴来支所でレンタサイクルを借りました。サイクリングなんて久しぶりだな…

いざ出発!

加賀一の宮までの廃線跡を横目に。鶴来駅構内で分断されているのと、踏切のバリケード以外ほぼそのままです。

 

加賀一の宮近く、手取川に架かる歩行者専用橋が良い感じ。車輛通行不可なのに制限1.5tとは何故に?

 

駅舎はそのまま放置状態。将来的には加越能鉄道井波駅みたいに整備されて保存となるのでしょうか。

 

こんな公民館も近くに。

    

金名線廃線跡のサイクリングロードに入り、更に進むと、金名線の命取りになった手取川の橋梁が、金沢市内の旧い道路橋を再利用して復活しています。これを整備する予算があれば、金名線の橋梁の橋台を支える岩盤の補修程度は出来たんだろうな…と複雑な気持ち…

 

目的のあれを目指し、廃線跡をひたすら自転車を漕ぎます。電動アシスト付き自転車にしとけば良かったな…


今度は金沢まで

2016-10-23 12:26:30 | 撮り鉄日記

 目的は昼過ぎからなのに、ちょっとついでに見ておきたい場所が2つほどあったので、前夜発の早朝着に。

新西金沢から北鉄石川線で隣の西泉まで。駅前の旧ヤード跡地にはボウリング場が聳え立ち、駅はその陰に隠れています。地元民じゃないと探すのに苦労しそう…

その向かい側には、何やら線路が…

 

まあ有名な物件ですが、「食糧庁金沢政府倉庫」への専用線の跡です。

「たばこのむな」の表現、今は無き酒田政府倉庫でも見ましたね。

振り向くと道路の向かい側の線路の延長線上には北鉄石川線。

 

終端側から覗いてみました。扉とか新しくなっていますし、使われなくなってから歳月が流れたことを実感させた酒田と違い、最近まで使われていたような感じですが、現在使われている様子が感じません。調べると、東日本大震災の時、ここが支援物資の中継地として機能したと言う事なので、その頃までは確実に使われていたのでしょう。

正門に回ってみると、やはり表札が撤去された痕跡があります。市街中心地にも近い住宅地のど真ん中なので、このままずっと放置されるとも考え難いから、見るなら早めの方が良いと思います。農水省は各地の食糧倉庫の売却を進めていますし、つい先日も、門司政府倉庫が解体されてしまいましたし。

(2016年10月22日 北陸鉄道石川線 西泉駅付近)


木曽の山奥まで

2016-10-13 22:00:36 | 撮り鉄日記

 鉄道の日前後は各地で鉄道イベントが多数開催され、多忙な週末を過ごしている方も多いかと思います。私は友人よりお誘いがあり、木曽の山奥まで林鉄の残影を見に行ってきました。こう言う機会でもないと中々行ける場所じゃないですが、そんな場所なのに多数のファンが集まり、中々盛況でした。私は動態保存イベントだからと、いつもより軽装備で行きましたが、まあ気合が入った装備の方の多いこと、あと現役時代の「きそしん」をリアルでご存知の方も多いのでしょうか、普通の鉄道イベントより年齢層は高めのようです。弘南の貸切イベントでも何度かお目に掛かった方も来場されていたのには驚きましたが。まさかこんな山奥でばったり会うなんて、まああのような貸切に参加するメンバーは趣味嗜好が似た方向にあるだろうから、同じ様な場所に集まるのも不思議は無いのでしょうが…

   

どちらかと言うとナローは門外漢の私ですが、「山の線路」好きにはたまらない情景です。SKWの牽く運材台車は林鉄の王道ですね。赤沢は動くのは全部新車に入れ替わってしまい興醒めですし、この系統の車輛は那珂川に一杯ありますが、ほとんど動かないのがちょっと残念です。

  

30年位昔、自宅の近くにB型客車が保存されていた場所がありましたが、何時の間にか姿を消してしまいました。あれどこに行っちゃったのでしょうか? カマは相当な数が保存されていますが、五体満足な客車は意外に残っていません。それに乗れる機会もそう多くはありません。台車は運材台車そのものなので、軸バネは無いに等しく、素晴らしくスパルタンな乗り心地が味わえます。

林鉄タンカートレイン? 3輌全てが形態が違うし、タンク体が四角いのは木造台枠です。やっぱりこんなところでもタンク車が気になりますね…

今回復元されてお披露目だった酒井87号機、ボンネットが高いタイプは何かKATOっぽい感じ、ボンネットは低い方が個人的にはSKWっぽい気がします。どちらが好き嫌いと言う訳ではありませんが。

  

モーターカーも各種揃っています。かっちりとしたデザインの関電から、昔のモノコックバスみたいなボディの、サブロクでも保線用として見かけた様な簡素なタイプまで色々です。

 この種の保存鉄道としては、そこそこ路線長も長く、風景も変化に富み、なかなか楽しい場所ですが、常設で走らせるとなると、保安対策や何やらで、結局赤沢みたいに面白くない代物に変り果ててしまうでしょうから、現状のたまに走らせる程度が良いのかな? 次の開催予定は4年後だそうですが…

(2016年10月9日 王滝村松原スポーツ公園)


非冷房

2016-10-10 15:57:17 | Weblog

 この年式で屋上に載っているのはベンチレータ2個だけ… 長野は電車もバスも冷房化が遅く、115系は1000番代も冷房準備車で投入されているし、バスも新車のエアロスターやキュービックが非冷房なのに、それと並ぶ当時でも古臭く見えた大手中古のMR470がサブエンジン冷房付きなんて情景も良くありました。

隣のタクシー車庫も良い味出しています。

 

流石に今では非冷房車は残りわずかになりましたが、この辺りは山岳路線も多いので、ごく最近でもツーステップ車が特認で導入されています。この世代でエルガの前中扉ツーステ路線車なんて他にはほとんど無い仕様でしょう。

何故そんな山奥に…? また後程…


地鉄デキ追撃戦(4)

2016-10-02 20:34:46 | 撮り鉄日記

 続いてはもう一度下段-釜ヶ淵の定番ポイントに先回り、デキを待ちます。

サイドから田圃の中を往くデキのローカル私鉄らしい情景を狙いました。

貸切列車は岩峅寺で小休止、後続の電車に道を譲りすぐ追い掛けてきます。横江まで先行し、駅近くでポイントを探します。今回は時間が少ないので仕方ないですが、もうちょっと岩峅寺方に戻った場所の方が良かったかな。串パンになっちゃったし、使ったA★200mmF2.8EDとK-1ボディとの相性がどうも悪いらしく、Mモード露出固定なのに絞り制御が大乱調だし…このレンズに限っては、Aポジションを使わないで、絞りリングを使って絞り設定した方が良さそうです。K-5IIsではそんなこと無かったのに…

春の訪問時に見た感じ、横江駅の立山方が良さげだったので、上りはそっちで撮ろうかなと思って行くと、ポイントまでの畦道が完全に藪の中に埋もれて行けません。結局、駅通過シーンに切り替え、草臥れたローカル私鉄的な待合室をバックに。やっぱり千垣あたりまで行けば良かったかな。

最後はここと決めていた、お気に入りの下段駅通過、この頃には再び天気も回復してきて、夕日を浴びてラストスパート。

電車での追い掛けでも結構カット数は稼げましたが、何か的が絞り切れていない感じです。次のチャンスがあるのなら、多少回数は減っても、ポイントを絞り込んで臨みたいところですね。まあ、デキが本線上を結構な速度で(65㎞/h位は出ているかな?)力走するシーンを見れただけでも貴重な事ですが。

(2016年9月11日)


地鉄デキ追撃戦(3)

2016-10-01 19:00:32 | 撮り鉄日記

 これも書き終わらないうちにもう10月じゃん…早いなあ。そうこうしているうちに他のお誘いも舞い込んでいるし、駆け足で書いてしまうか。

 

昼時の上市では長時間停車あり、引き上げ線に留置され、ゆっくり観察出来ます。何時の間にか取り付けられたのでしょうか? キャブの下に真新しいATS車上子が付いていました。以前は付いていなかった様な記憶があるのですが、貸し切り等で白昼走る機会が増えたため、無しでと言う訳にも行かなくなったのでしょうか。その間に10025+10026+175の3連で定期の上市折返し便が入ります。あれ?少し前まで朝の上滝線限定じゃなかったっけ?と思ったのですが、最近は観光客の多いシーズンは車輌が不足気味で、同車が昼間に動員される機会も多いそうで。

寺田手前の小さな鉄橋2つがあるポイントに先回りして、返しを狙います。良い天気になってきました。

続いて暫くするとデキが追い掛けてくるので、同じ場所で待ちます。

  

寺田駅まで早足で急ぎます。もう一度立山線方面に向かうので、ここでも機回し作業です。組成完了、いざ有峰口へ。私も先行する電車で先回りします。

(2016年9月11日)


折角なので

2016-10-01 00:41:04 | 撮り鉄日記

 大雄山赤電見に小田原まで来たついでに、そう言えば登山110号のリバイバル色も走っていたっけ?と、湯本まで行ってみましたが…

  

見事にお休み中。聞くと、夕方の入庫まで動かないと言う事。黄青ツートンは3回目だったっけ? 最初は今は亡きモハ3形114号だったかな…

前回はシールドビームの上にLP42のライトケースを被せてありましたが、今回はそのままです。リバイバルをやる度に1組しかないライトケースを使い回している様で、今は108号金太郎塗りに付いています。

  

お目当ての物は昼寝中だし、さて引き上げるか、と思ったら、彼方から轟音が。とうとう1本のみになってしまったモハ1釣り掛け車が下りて来たので、強羅まで1往復してきました。考えてみると、日常的に動いている鉄道線専用釣り掛け車って、全国的に見ても神奈川県内の2か所しか無いのですよね… ドアステップに注意書きをしなくてはならないのも時代の流れを感じます。