ワールドのサービスセンターに行くついで、そう言えば万世橋から大宮に引っ越してきてからまだ1回も行った事無いな、と初めての鉄博訪問。万世橋より圧倒的に広いスペースに展示車輛も充実したのは良いのですが、万世橋のアカデミックな雰囲気が失せて商業施設的になってしまったのは致し方ないことか。あと照明が全体的にちょっと暗いかな…
純正のキハ41000には終ぞ乗ることは叶いませんでしたが、背摺りの低いシートに白熱燈の灯りが、夜の片上鉄道吉ヶ原→和気で旧42000のキハ702に揺られた思い出が蘇ります。吉ヶ原も一度は行ってみたいな…
原形に復原か、それとも現状保存か、東京駅丸の内駅舎の時にも議論が交わされた永遠のテーマですが、敢えてこう言う形態での保存もありなのかな。封じ込められた70年近く前の暗い時代の記憶も、この車の辿って来た歴史そのものでもあるのだから。
冷房化で天井が窮屈になった今となっては、ダブルルーフの高い天井が新鮮です。現役時代に手が届きそうで届かなかった憧れの車輛の一つも、綺麗に整備されて展示されているのが嬉しいですね。外板は総張り替えに近い様ですが、剥ぎ取った元の部分が車内の一角に展示されているのが泣かせます。
ロクサン型グロベンが間近で観察出来るのもここだけかな。KATOのクモヤ90用グロベンを10袋仕入れてきたので、これ作ってみるのも面白いかな。
久々に再会したキハ11。一応動く状態に整備されたのに、敷地の隅っこに置かれ解説も無いのは如何なものか。本線上を走らせるのは色々難しい問題があるのかも知れませんが、もう少し有効に生かしてもらいたいものです。