あの時のこれが…

行く度に新たな発見がある那珂川清流鉄道、最近とある軽便DLが搬入されたと聞き及び、知人と見に行ってきました。

初対面した時の印象は、これはもう無理だろ…と正直思いましたが、

　　

着実に修復作業は進んでいました。凄い！　すぐ「老朽化して危険だから解体します」というお役所も少しは見習って欲しいところです。

問題のエンジンも、意外に状態は良好で十分使用できる、と言うこと。屋内保存で見た目は状態良好なのにエンジンが駄目、と言うケースもあるので分からないものです。

　

修復中のボンネット。復元完了した暁には、是非なかよし鉄道に出張運転して欲しいところです。

メーカーから新車で納入されてから全く走っていない？産業用ナローDL、勿体無い！　バックで掃除しているのは、いつも案内してくれるおば、もといお姉様です。間違ってもこのお姉様にここに面白いものがあるよ、なんてボソッと呟いてはいけません。本当に持ってきちゃうかもしれません（笑）　と言いつつも、おーいAさん、今度はI笠鉄道のホジとホハフが売りに出されているよ！　とボソッと…（笑）

今回はこんなクルマで訪問しました。学校の自家用バスを運転してきた大学鉄研の団体はあったそうですが、個人所有のバスを運転してきた訪問者は初めてだということで、まあそりゃそうだよな…　で、A氏も社長もこのバスに興味津々、今度来たら整備工場の方に旧いバスも転がっていそう…

200形連接車 その2

　散々通ったネタですが…

三十八社の築堤が芝桜で綺麗だったので、

　

休日ダイヤの日でしたが、大型は3運用フルに入っていました。但し2本は大型扱いのFUKURAMだったので実質的に1本のみ…それだけにその貴重な1本に203が入ってくれるとやはり嬉しいです。202も610も先は短いのは分かってはいますけどね。（と言うか最後まで残るのが203になりそう…）

これは聞くところによるとかなりの問題児のようで。良く壊れるは部品代はバカ高いは、まあ旧い舶来モノに手を出そうというのだから、それなりの覚悟があっての行動だと思いたいですが、これに掛けただけのおカネがあれば200形を1本フルレストア出来たのでは？と言いたくなります。200形が極めてバリアフルな電車であることは否定しませんが、これもバリアフリー的には結構微妙な電車な気がしますし…

朝方に203の運用を越前武生で聞いてみても、相変わらず運用は分からない、としか返ってきませんが、最近多い（面倒なので）運用を教えたくない、と言うより乗客数などの状況を見ながら車輛交代を決定する様なので、運転指令でも本当に分からない（断言できない）模様です。唯、今日は西山公園で祭りだからそのまま日中も走るのでは？と言うヒントは得られましたので十分です。で、鳥羽中のカーブで待っていると203は予想通り戻ってきました。微妙な水鏡ですが…

裁判所前の交差点で、と思ったら交通量が多すぎて失敗したので、近々電停が移設予定の木田四ツ辻で。軌道区間だとここか、市役所前電停あたりがやっぱり撮り易いですね。

（2015年5月6日　福井鉄道福武線　三十八社―鳥羽中、木田四ツ辻―赤十字前）

200形連接車 その1

　結局もう一回行って来ました。ターゲットは前回の時と同じスジから入っており、しかもGWサービスで？途中入庫無しで夕方まで走ってくれたし、天気も良好だったのに、本人の体調がイマイチでテンション低め、ピン外しまくりで結果もそれなり…

　　

新緑の中を往く緑の連接編成。定番ポイントだけど、色々なアングルで狙えるここは好みです。（2015年5月5日　楚原―麻生田にて）

　　

方向幕がLED化された編成も登場していますが、これもそのうちになるのでしょうか？　強引な？運転台撤去面もかつて豊鉄渥美線にいた流線型ガソリンカー改造Tc（ク2401、2402）の連結面の如し。福鉄のクハ141みたいに連結面のみ強引に？切妻化されるのも考え物ですが…　（楚原駅にて）

 

まあ折角来たので

　まあ折角ここまで来たのだから、モハ1035だけでなく他の車輛も見ていきますか、と言うことで。ただ体調が宜しくなかったので、最後までじっくり見る元気無し、新幹線の方は結局スルーですし。

　　

クハ111や165系、嫌と言う程、散々お世話になった東海道の「顔」ですね。当時（1990年代半ばまで）は東京から東海道の普通電車を乗り継ぐと延々同じ113系のボックスシートだったので、中京快速の311系や、米原からの新快速の117系や221系の転換クロスが嬉しかったものです。今は静岡県内東海道線完全ロング化でもっと地獄ですが…　大垣夜行のサロ165に初めて乗った時、磨りガラスに「グリーン車」の透かし彫りがあるデッキ仕切り戸に赤いモケットのリクライニングシートのゴージャス感が堪りませんでした。

元茨城交通湊線の「キハ11」がここにあって、JR東海の「キハ11」が湊線に転籍と言うのもまた奇遇ではあります。

多くの人が言う「仕上がりが綺麗過ぎるのが最大の不満」なのはさておいて、やはりけったいな電車です。しかしこの電車から学んだ様々な事があって、今の鉄道があるのだと思うと感慨一入。今これから最も学ばなければならないのは、「この様な電車を造らねばならない背景が何故生じたか」に尽きるのではないかと。

　

乗る、撮るチャンスなんて考えてみれば結構あったよな…と後悔しても既に遅し、だったのが飯田線のクモハ12041。事業用然とした顔つきに、最初はJRマークがべったり貼ってあったものだから敬遠していたら、何時の間にか走らなくなり…考えてみれば当時でもそこそこ長距離をそこそこ飛ばす釣り掛け電車として貴重だったのですが。天井を配管が這うあたり事業用電車の面影が伺えます。

これが牽く旧客も結構普通に走っていたんだよな…今走ったらパニックになるでしょうが。東のEF55同様、結局蒸機以外の動態保存は長続きしないというジンクスを裏付けてしまった様なのが悲しいです。

こんな時にこんな所に行くべきでは…

　省モハ1035改め、大井川鉄道モハ301製作の参考に実車取材、と思って連休中に金城ふ頭に行って来ましたが、小雨交じりの中を入館1時間待ちだし、館内も混雑して思うように撮影出来ないし、体調をおかしくして後まで引きずることになるし、それでもって思っていた成果が得られたか、と言うと、肝心な部分（電気側床下）が見られず散々な結果でした。

　　

電気側に出入り出来るようにホームが設置してあるのは事前調査済みでしたが、

ホームと車輛の隙間が転落防止のためアクリル樹脂板でブロックされており、隙間からの覗き見すら許さない鉄壁の守りです。ここまでやる必要あるのでしょうか？

　　

最初期の電車用総括制御システムであるMコントロールの接触器箱やダイナモーター（発電動機）等、この電車の技術的特徴の中核たる部分をわざわざ見せない展示方法に疑問を感じます。曲がりなりにも、「博物館」であるのだから、総括制御を如何にして実現したかの概要の解説と共に、主要機器は蓋を透明なものに付け替えて内部構造が伺える（更に言うなら、外部電源で単位スイッチの空ノッチ動作程度も）展示が欲しいところです。

あとDT10台車には主電動機は付いているのか？と疑問に思っていましたが、一応付いています。聞くところによると同じく大井川で廃車になっていた旧岳南のモハ1105のを奪い取ったそうですが、それが事実なら付いている主電動機はMT15ですよねぇ？　オリジナルのMT4（GE244A/芝浦SE102）は大井川では台車と共に名鉄モ3300の車体と組み合わされた後処分済み、最後まで現役だった一畑デハ70形も復元時には廃車済み、後に解体された栗原M181から持ってこれば完璧だったのでしょうが、これだけは仕方ないのでしょうね。

　　

折角だから大部分が見れる空気側を観察。GEのロゴが浮き出された空気圧縮機が目を引きます。形態的には後の省制式AK-3の源流ですよね。

TDKの旧いパンタグラフ、大井川末期にはとうに失われていたので、どこの何から調達したのでしょうか？

箱型のジャンパ線収め、弘南鉄道など雪国の電車では後年まで賞用したところもありましたが、流石に昨今は見なくなりました。カプラーはシャロンとかの舶来モノかと期待して見てみましたが、普通の柴田式でした。

　　　

２階デッキから屋上を観察。作用管はともかく、母線はどこに？　ヒューズ箱がパンタの横に付くのも近年の電車には見られない特徴です。

　　

室内を観察。運転台を撮るの忘れた…

東の大宮もそうですが、全体的に、他の分野の博物館と比べても、お子様向けレジャー施設と言う印象が拭えない感じがします。企業博物館として収益を重視するとこうなっちゃうのかなーと言う感じですが、これだけの貴重な史料を集めて大規模にやっているのに、民鉄の東急や東武の博物館の方が規模的には小さくても、内容的には頑張っているかなーと思います。西の梅小路もこんな感じになっちゃうんでしょうね…

連休中に

　どこに行こうかな～と迷っていたところ、29日の浜松町でこんな燃料投下。とりあえず一つは決定だな。外観は復元されているけど、足回りは確か弄っていなかったはずだよね？