私は基本的にはコレクション対象は国鉄民営化される1987年以前の車輛に限定しているのですが、これは現役時代に行ったこともあるし、タキ29300銀は日車からの甲種輸送の時も見に行ったので、とりあえず買ってしまいました。
DD130のキャブ屋根は実車では汚れてほぼ真っ黒でしたけど、ここは赤で正解なようです。ただ、車体色の赤、こんなに朱色っぽかったかな? もっと純粋な赤だったような気がしますがさて...
ナンバープレートは国鉄DD13の金型流用の都合か、前面は良いとして、側面は白帯部分の隙間が…どうせ小坂仕様は札差し類が無い関係で、金型を新たに彫っているのだから、ここは側面ナンバーもお得意のインレタ対応で良かったような。ついでに、インレタで「KOSAKA」ロゴと旧同和鉱業の社章の選択式になれば更に嬉しかったのですが。あと、タブレットプロテクターの柵も欲しいですが、それはユーザーで追加工の範疇でしょうか。
基本構造は他のTomixのDD13シリーズと同様なので、マグネマチックカプラーへの交換は最近のKATO機より簡単です。スノープラウに#2001の短い方、あるいは#2004の下にナットとかワッシャーなど適当なスペーサーを噛ませて高さ調整し、上からネジ止めするだけです。
タキ29300はセットのみにアソートの銀、単品があるのは黒。両グループとも登場したのは発送先が船川港→後に秋田北港のみになった後なので、本当は汎用性のあるタキ5750の汽車型が欲しかったところですが、耐硫酸鋼板S-TEN1の銀色が眩い最終グループも純粋に格好良いので、まあ良いかな。
黒と銀で手摺が作り分けられているのは勿論、安全弁の位置が違うのまでちゃんと作り分けられているんですね。背の低いドーム(正確にはマンホール台座)があるのは同和鉱業の独自仕様なので、そのままでNRSや古河鉱業には出来ません。
足回りも空制装置がCSD型積空になっています。逆にKSD型積空ブレーキの初期グループを作るにはここも手を入れなくてはなりません。実は台枠も黒と銀で別物だったりします...
分解してみました。マンホール周りが別パーツになっているので、ここを差し替えれば神岡鉱業やNRS車は比較的簡単に出来そうです。古河は踏板とはしごがオフセットしているのでちょっと難易度が高そうです。こう見ると、黒と銀とでは共通パーツはタンク体本体と台車、はしごの他はウエイト、ビス位ですね。