また今年も別れの春が巡ってきます。 鉄道の世界でもまた、この春もまた数多くの思い出を乗せた車輛や列車が姿を消します。鵜殿や羽前水沢の貨物扱い、しな鉄の169系、福鉄の大型車、そしてこの関鉄キハ100も来週頭のキハ5000形二次車搬入で風前の灯です。もともと両運車は運用上の所要数に対し不足気味なので、代替廃車はキハ0か310になる公算が大ですが、新型車のみで昼間の単行運用を賄える様になるので、キハ100の定期運用は無くなるかも知れません。来週末に新車のお披露目撮影会があり、併せて久々にキハ100形が2輛共運用に入る様なので、都合が付けば行ってみたいところです。
あくまでも普段着の鉄道でなきゃ駄目なんだ、と強がっても、リアルで体験した当たり前の情景が失せて行くのを目の当たりにすると体が勝手に動いてしまうと言うか。ただ今でも本当の最終日に行く事は滅多にありませんが。
浅間山バックと共にお約束のカットではありますが、このホームの立ち食い蕎麦スタンド、湘南色の169系や木造の上屋とベストマッチですが、最近は小奇麗な密閉型店舗が多くなり、この手の開放型スタンド自体が絶滅危惧種になりつつありますね。今度は169系を眺めながらここで蕎麦を啜りたいものです。
(2013年2月11日 しなの鉄道 小諸駅)
そう言えばこれも今春でお終いだっけ。家族でこいつの夜行「信州」に乗ってスキーに出掛けたのも四半世紀以上前の事か…その時から数えても153系で最も長生きしたM'152-1+M153-1より長く走ったのだから、本当に長い事走ったことになりますね。
さて、明日の長野県佐久地方の天気予報は概ね晴れ、169系S52編成の運用は朝から小諸-軽井沢を終日行ったり来たりする31番、行ってみようかな?
前日の昼までは暫くずっと好天、今日も昼からは回復、何でこのタイミングで降るんだよ…と文句言いたいところですが、これだけはどうにもなりません。
折角キハ5800が外に出ると言う事で参加したのに、屋根の状態が悪く雨漏りの恐れがあるという事で屋外展示は中止…と言う事で撮影会はいつもの定位置で…
27年前の引退直前に有志がチャーターして実現した、さよなら運転時のHMも拝借してきてくれたのに残念でした。鉄道院デハニ6465から数えて27年前に車齢72年と言う事は、今年で99歳と言う事になりますね。
エンジンは他のキハ200に召し上げられたので抜かれていますが、ずっと屋内保管だったので、四半世紀以上眠っていた割には傷みは少なそうではあります。JTBさん、今度はこれのペンキ塗りの企画を上げてください!!
運転体験は申し込み順が早い程、1回余分に運転できる可能性が高いですので、今度同様の企画商品が発売された時は、早めの申し込みがおすすめです。やっぱりブレーキがセルフラップ弁じゃないのは難しいですね…自動ブレーキの仕組みや操作方法を知識としては持っていても、実際やってみるのとはまた違い…
(2013年2月2日 小湊鐵道 五井機関区)