雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

有難味が無い?

2012-11-30 22:02:47 | 撮り鉄日記

 鋳鋼台枠のKATOやSKWが好きな人は萌え死ぬこと請け合い?! 結構凄いのが当たり前の様にそこらに転がっていて有難味が無い位なのが欠点? 本業は運送会社でトラックや重機の整備の延長で内燃機関車の整備はお手の物と言うか、大変綺麗に整備され、その殆どが動態と言うのも凄いですが、欠損部分の補修は実用本位に割り切って入手しやすい材料を使っているので、オリジナル主義の人にはちょっと微妙かも。でも機械モノの保存は動いてナンボだと思うので、この類のモノに興味がある人なら必見でしょう。

近代化改装されまくった関電KATO。一方で台枠の陽刻にSHINAGAWAが入っているので、これでも戦前モノなんですね。

海軍退役軍人のKATO、でもラジエターグリルはSKW。どっちなの? オリジナルが欠損していたボンネットカバーとキャブのドアは作り直されていますが、寧ろフルオープンな状態を愛する方も多いかも知れませんね。

色々あります。他にも整備中のがある模様で。ナロー内燃機関車のコレクション的には足尾の方が多いかも知れませんが、あちらはいつ行っても動くのが見られる訳では無いので、常設で動くのが見られるここは素晴らしいですね。


カオス

2012-11-25 23:00:34 | 撮り鉄日記

 前より気になっていた、何故か線路が引いてある怪しい葬儀屋の裏手に行ってきました。ナベトロに運材台車、バックには寝台客車と訳わからん組み合わせ…更に奥にも色々と…


EF81-300ローズピンク

2012-11-24 18:36:50 | 国鉄型

 以前よりJR仕様は発売されていましたが、やっとTomixEF81300ローズピンクの正調国鉄仕様が出ました。ピンクのEF81300は他にラウンドハウスからも既に発売済みですが、2次型(303・304)ベースで1次型(301・302)とはコルゲート端の処理が違うので「タイプ」を名乗っていました。

左がラウンドハウス、右がTomixですが、コルゲート端の処理とか、それ程度の差異で「タイプ」と名乗らないとクレームになるのでしょうか。EF58のボディだけを着せ換えてEF53,56,57,10,12,13、15,16にまでしていた時代からすると隔世の感があります。ラウンドハウスの方がナンバープレートと前照灯が小さめですね。

今度は左がTomix。どちらもクオリティは高いですが、コルゲートやエアフィルタの表現がラウンドハウスが強め、Tomixは控えめなあっさりした表現です。Hゴムはラウンドが太目でいつものKATO風味、足回りは控えめにして狭軌感を演出したTomixに対し、ラウンドは台車がゴツ過ぎてガニ股感が強調気味なのはこれ又いつものKATOの癖です。

ローズピンク車体で屋根がグレーと言うのも違和感があるような。少なくとも84~85年頃には屋根は黒くなっていたようです。ラウンドは高圧引き通し線が銅線に白い碍子が見栄えしますが、右端の部分のみ白プラ一体なのが気になります。Tomixは普通の一体成型、特徴である常磐SRアンテナの配線表現は両者とも省略ですが、Tomixはアンテナ本体と穴あけ治具が付属します。屋根の分割位置も両者で違っていますね。

屋上の機器カバーの分割位置や、パンタへの引き通しのモールドが違っているのは何故でしょうか?

SRアンテナや屋根の塗装は各自工夫する余地はありますが、既発売のEF80と併せ、往年の常磐線がお手軽に再現できますね。因みにEF81が常磐線本線で客車牽引することは余り無かったようですが。


目の付けどころはともかく

2012-11-15 20:23:11 | 国鉄貨車

 貨車趣味界の大御所Y氏の監修で毎月様々なNスケール貨車モデルが付くと言う触れ込みのパートワークですが、どうやら試験販売のみで休刊になってしまったようです。私が思うには、これを買いそうな層の人たちにとって、レイアウト部分がグッと来ないというか、他社の類似企画との差別化に失敗したのが敗因の様な気もしますが…さりとて貨車だけが欲しい人には余りにも割高感が拭えないし。例えばセメントや化成品のストックポイント、カーダンパーや、東高島に近年まであった様な海陸連絡貨物ホームとか、既存品には無い貨車ファンの興味を惹きそうなストラクチャーがあれば良かったのですが、扇形庫や転車台じゃ今更感が…

 と言う事で、途中休刊のお詫びとしてタダで!貰った4号の付録タキ25000を見てみましょう。

両側ブレーキにTR207Bの初期型と、既製品とは違うプロトタイプ選定にY氏の心意気が感じられます?全体のプロポーションはまずまずでしょうか。例によってmade in chinaですが、既製品と遜色は感じられません。

手摺は太目ですが、トミーのタキ25000もこんなものですから許容範囲でしょう。それより弁装置のプロテクタが残念な出来です。トミーのから移植しようかな…

既製品ではおざなりにされがちなセンタアンカの表現に注目。

見せ場のTR207B台車ですが、ちょっとモールドが甘いかな。所有者は今は懐かしの共同石油と言うのもGood。

床下の表現はあっさり目。

手摺が太いのはともかく、断面形状は何とかならないのでしょうか。その点KATOはそのあたりの見せ方が巧く、実際以上に細く感じさせますね。


青天の下、輝くグロベン

2012-11-04 11:27:31 | 撮り鉄日記

 かつては通勤電車で当たり前だったグローブ形ベンチレータ、最早絶滅危惧種になっていますね。そもそも最近の電車や気動車では屋上のベンチレータ自体が省略されていますし。そんな今、架線も何も無い青空バックに銀色に輝くグロベン通勤型気動車の3並びとは何とも愉快です。

前回見た時は未完成だったキハ313+314、やっぱこの色の方が良いな。

今回のサプライズは事前案内には無かったキハ3517+3518(スカイブルー)の展示。3518は現存唯一の旧キハ36(旧3617)で、某鉄道に譲渡の噂がありますがさて…前面補強済みなのに尾燈ケースが原形なのは天鉄配置車に良く見られた特徴ですが、天ナラに新製配置され、その後天ワカに転出、和歌山線非電化時代の最後を飾った1輛です。和歌山線の30系は私にとって相模線や八高線と並んで身近な存在だったので、是非実現して欲しいところですが。相棒は木更津所属歴もあるキハ3521(旧35170)と言う噂も…

形式写真を撮りたい向きからすると、少しずつずらして展示して欲しいですが、こうやって3色並びを見られるのも今年が最後かも知れませんし。

(2012年11月3日 関東鉄道常総線 水海道車輛基地)


これも整備完了

2012-11-04 11:19:37 | 撮り鉄日記

 前回は引き上げ時の現状のままだった2輛の有蓋貨車も、今回は綺麗に塗り直されていました。これで解体、部材状態で保管のトとニフ以外の全車輛が外観整備完了です。次回はこの有蓋車を交えたミキストをやって欲しいなと思いつつ、ボギー客車が現存しないのが惜しまれます。

(2012年10月21日 旧頸城鉄道百間町駅跡 くびき野レールパーク)


秋の空の下で

2012-11-03 21:57:55 | 撮り鉄日記

 鉄道イベントの秋、皆さんはどのように楽しんでいるでしょうか。日照時間は短くなるものの、形式写真を撮るには良い季節ですね。

 先日行ってきた頸城のイベント、今更ですがちょいとレポート。前回の公開時にはホジ3がレストアの為入場中だったので、現物を拝むのは今回が初めてです。40年前に消えた筈の伝説の車輛たちをこうやって青空の下で眺める事が出来るのは夢のようであり。井笠も現存する保存車をかき集めてこの様な形態での施設を創ることが出来ればと、井笠鉄道記念館の保存車と史料の行く末を案じつつ…

写真でしか見た事の無い古のPDCが目の前を走る、これの実現に向け奔走した関係者の皆様と、廃線当時解体の危機から救出し、今回の里帰りを快諾した方には深く感謝いたします。

昔の鉄道車両は、この様な些細な部分でも造形に拘りが感じられます。

Hゴム窓の鋼製扉が木に竹を接ぐ様な風情ではありますが、それがまたこの車輛の魅力でもあるでしょう。

フルレストアされたいすゞDA45機関。もともとボンネットトラック、バス用で、垂直シリンダなので高さがあり、車高の低い軽便客車に架装すれば当然車内に出っ張ってしまいます。その結果があの有名な車内中央のエンジンカバーです。まともな低床式気動車の実現は、後年センターアンダーフロアエンジンバス(日野ブルーリボンBD/BT系など)用に水平シリンダ式ディーゼルエンジンの開発まで待たねばなりません。国鉄レールバスや南部縦貫のキハ101はその成果ですね。

 バスやトラックでは半世紀放置物件のレストアとか幾らでも実例があると言っても、やはり山奥のトンネルに40年間仕舞われていた気動車のエンジンが回るのを見るのは感無量です。プリミティブなメカは強いということか、パワーエレクトロニクスの粋を結集した半導体素子満載の現代の電車、半世紀後に動く状態にあるのはどれだけあるのでしょうか。

(2012年10月21日 旧頸城鉄道百間町駅跡 くびき野レールパーク)