雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

地鉄味わい駅舎紀行 FK-04 開発駅

2016-05-04 09:46:10 | 撮り鉄日記

 「かいほつ」と読ませます。この辺ではこう読むことが多い様で、えちぜん鉄道勝山永平寺線に、「越前開発」と書いて、「えちぜんかいほつ」と読ませる駅があるのを思い出した方も多いかと思います。

 

駅舎自体は、先の上堀と良く似ています。向きは反対ですが、入り口側が入母屋型、反対側が切妻なのも同じですね。事務所側の張り出しとかもちょっと違いますが、後年の増築かも知れません。

室内は、こちらもオリジナルに近い様です。

  

現在は棒線化されていますが、かつては3線以上ある、そこそこ大きい駅でした。待合室も勿論木造、ホームは地鉄では珍しく島式+対向式1線です。そう言えば地鉄で島式ホームの駅ってどれ位あるのか?と思ってちょっと調べてみたら、
 本線=中滑川、新魚津、浦山
 立山線=横江
 不二越、上滝線=開発、月岡、上滝、岩峅寺(上滝線側)
新魚津は省線魚津駅構内に間借りだし、中滑川は駅ビル化した時に配線変更された様なので、あとは浦山以外は旧県営鉄道の区間に集中しています。旧富山電鉄は島式より対向式ホームを好んだことは明らかですが、単線区間の交換駅で、島式と対向式、どのような基準で選択されているか興味深いところです。単に立地条件の広いか狭いかと言うのみならず、旧相模鉄道=JRE相模線の様に、明らかに島式を好んで採用していると思われる例もあるし、資金力に乏しい零細鉄道が1本だけで済む島式を選択しているのかと言うと、それに該当しそうな銚子電鉄や野上電鉄は対向式オンリーだったし、今後の研究課題でしょうか?

古い鉄柱も次第にPC柱に置き換えられ姿を消しつつあります。架線柱のトラスの向きが左右で違うのも面白いですね。

ここも道路側からはかなり分かりにくい場所にあります。だからか、こんな案内看板が。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (風旅記)
2024-06-14 17:27:42
こんにちは。
面白い読み方の駅名だと思い降りてみたことがあります。
雪が降る季節で駅の隅々までは見ることはできませんでしたが、往時のまま変わっていないのであろう駅舎は懐かしさあふれるものでした。
地鉄電車に乗って、気ままに駅を巡るのは楽しいものですね。
ここにしかない情緒があります。
お写真を拝見しながら、またいつか訪ねてみたいと改めて思いました。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
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地鉄の駅舎 (雪うさぎ@管理人)
2024-06-17 23:16:59
こんにちは。
近年徐々に駅舎のリニューアル工事が進み、この記事を書いた時より綺麗になった駅が多いですが、荻生以外は既存の木造駅舎の補強修復で、中滑川の様に駅ビルの代わりに復古調の木造駅舎になったところもあり、巡ってみるのもまた楽しいとは思います。上堀や開発もそのうちに修繕されそうですが、上滝の様に中途半端な造りの駅舎や、南富山や上市の駅ビルが今後どうなるか気になりますが…
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