雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

お天道様ちょっとやりすぎ…

2020-02-16 16:03:58 | 撮り鉄日記

 行く数日前まで、今年は全然雪が無いと言う情報だったのに…

現地はこんな調子、先が見えてきたキハ40ですが、隣の701系もそろそろ設計寿命と思うので、数年後にはもしかしたら両方とも無いのかも知れませんね。

  

再開発の手が迫ってきた中央弘前駅の見納めに。

 

肝心のラッセルは当日早朝に出したら途中で立ち往生、何とか黒石に戻して、ハイモを全線走らせて、安全確認まで定期列車含め全面運休になったので、午前中の2往復は当然キャンセルになりました。雪は沢山あるのにほとんど雪を掻いていませんが、もしかしてフランジャ下げていないのかな? 貸切の時だと雪さえあればもっと豪快に掻いてくれるので、不特定多数のギャラリーが集まる公開イベントなので安全に配慮して、なのかも知れません。

 何はともあれ、運行確保に尽力して下さった関係者の皆様ありがとうございました。


何となく勢いで入札したら…

2020-02-16 15:13:03 | 国鉄型

 しなのマイクロの電関シリーズでも、この形式はなんやかんやで今でも結構人気みたいで、意外に競ることが多いのですが、ジャンク品2輌セットが出品されていたのでダメ元で入札して放っておいたら、意外にあっさり落ちたので、これで以前落とした2輌と合わせ、ピーク時ならジャンク品でも欠品無しなら1輌しか買えなかった値段で4輌揃いました。何れも塗装状態は良く無いので、塗り替えレストア前提です。

 新マイクロエースでも出してない戦時型があるのがポイント(と言うか、ED41よりこっちの方が先だったんじゃない?と思うのですが、昨今の状況だと追加される可能性は果てしなく低く、それよりKATOに期待した方が早いかも)、ナンバーは車体に直接エッチングで数種類ありますが、15号機が被ってしまったのが残念。

 車端部のステップは瞬間接着剤の様なもので接着されているだけなので、経年劣化で剥がれて欠品していることが多いですが、私のも2輌分はやはり欠品で、真鍮の端切れから適当にでっち上げるつもり。
 やはり欠品の多い別添のブレーキシューも2輌分欠品で、オリジナルを原型にしてロストワックスでも特注しようかなとも思ったのですが、格安で入手したジャンク品に数千円を費やすのもなんだかなぁ、なので、シリコーンで型取りして低融点合金で自家鋳造かな。

 しなのマイクロのケースは、蓋が取れやすく実用性は?なのですが、何となく高級感があって、所有欲を掻き立ててくれますね。


17公尺鋼體客車

2020-02-08 11:04:53 | 外国型

 臺灣客車どうなった?と言う事で、一応少しだけ進めています。ついでに日本の17m切妻客車も、こうしてみるとどれも一筋縄で行かない曲者ばかりですね…

妻面に省略されていた昇降手摺を追加してみました。テールライトは標識円盤(昔のJNRのと全く同型。臺灣鐵路ではこれが最近のEMU700新型電車迄標準装備)はキットに入っているのですが、テールライト本体が何故か含まれていません。まあ銀河かタヴァサので用は足りるか、と思って近場の模型屋を探してもどこにも置いていません。心当たりを何軒か回ってようやっとタヴァサの客車用を確保しましたが、最近こういった汎用パーツの入手難が顕著な気がします。特定の車輛(大抵私の興味の対象外)にしか使えない専用パーツは店頭に溢れているのですが…

ついでのスニ73と片上ホハフ2000。スニはキングスホビー閉店セールで手に入れた塩漬け物件ですが、オエ70として組むつもり。資料によるとかなり個体差があるようですが、扉上の水切りは一直線に、あと省略されているクツズリも0.8x0.2帯板で取付。良く見ると取付位置がずれたり微妙に傾いたりしていますが、実車写真でも時節柄工作が粗雑で、ちゃんと真っ直ぐ付いていない様に見える場合も多いので気にしない? 片上は素組です。どちらも修正が必要な個所は少なくサクサク組めます。強いて言うならスニ73の屋上にある水タンク給水口に貼り重ねるパーツが極小で紛失注意(しかも予備が入っていない。まあオエ70として組むなら、後天的に撤去された個体もあるし、適当な真鍮の端切れで自作しても訳ないですが)なのと、片上のプラ屋根の加工が面倒な位ですが。

スニ73の台枠は標準ではモハ30由来の魚腹台枠ですが、説明書によるとモハ31やクハ65復旧車の長型台枠にするには、真鍮帯材で自作しろとあるけど、実際には注釈が無いだけでパーツ自体はランナーに入っています。作ろうとしている個体はモハ31改なので、勿論こちらのオプションを使います。因みに種車がクハ65の個体だと、更に全長が少し短いと言う罠があります。

片鉄ホハフは、かつての横長時代のGMカタログでショーティ客車の実例として、臺灣鐵路SP32100(JNRオハ35の17mショーティ)と並んで紹介されていたのも懐かしいですね。オハ61プラキットのキットバッシュに格好のネタ、と思いきやデッキの手摺に悩むことになりましたが…臺鐵SP32100は、やはり実在したシングルルーフのオハ31系(長型台枠でリベットも少ないので、実態はスハ32のショーティに近いのですが、側面の見付けはオハ31そのもの)や、同系の1/2等合造車を改造した17m展望車とかも欲しいところですが。


とりあえず…

2020-02-03 00:39:56 | 撮り鉄日記

 昨年は例年に増して鉄道文化財に関する残念な話題が相次ぎましたが(某博物館は折角展示車輛の入れ替えが容易な設計にしたのに、そこに収まる筈のバックヤードの車輛を全部捨ててしまったのは余りにも残念です)、それに関連して色々と考えさせられる事例を見てきました。

   

ヤマがその歴史を閉じたその日のまま、歳月を経て朽ちていくまま…

  

現状かなりの面積の施設がそのままですが、これでも巨大な炭礦施設のごく一部に過ぎません。

  

担当者としては、事情が許せばもっと多くの物を残したかったのかも知れません。広大な三池港駅ヤードの敷地は更地にしてほとんどがそのまま放置状態だけに、余計無念でしょう。

  

残っているものの状態も決して良いとは言えません。こんな姿を曝す位なら、記録だけ撮って解体し綺麗に成仏させてやれ、なんて言い出す方も居られることでしょう。でも、何もない状態から文書や映像のみで復元したり、当時の様子を想像するのは簡単ではない、と言う事は忘れないで欲しいと思う。(最近でも首里城や小湊の蒸機風DLなんかの話を聞いていると何となく理解できるよね?)だからこんな状態になっても簡単に壊さないのだと思う。

 

見ていると、まだ今後どのように活用していくかの青写真も固まっていない様に感じられます。先のことも考えずに残すと言うなんてけしからん、後世に負の遺産を残すつもりか!と叱られそうですが、この様なものは大抵、そのプランが固まるのを待っていては、残すべきものは失われているものです。今それなりの場所で保存されているあらゆるジャンルの多くの文化財も、残す決断をした段階で活用プランが確固としてあった物の方が少ないでしょうね。

モノさえあれば何とかなる、蓋し名言だと思う。

(2020年1月12日 旧三池鉱業所三川坑跡)