雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

茶坊主

2018-03-23 23:55:04 | 撮り鉄日記

 何で「赤電」じゃないんだ?と思った方は私だけでしょうか? 斜め上を行くまさかの展開と言うか。

 

この形態になってもう20年以上経ったんだ…その2年ほど前の旅客車としての現役最晩年、始発で東海道方面への撮影に行った行き掛けの小田原で、既に予備の予備となって滅多に走らなくなっていた165Fが大雄山線ホームに入線中なのを目撃したのが最後だったかな? 今思えば予定を変更してでもこれの走りを捉えておくべきでした。

 

うーむ...違和感ありまくりですが、ピカチュウよりはまあ良いかな? おでこまでぶどう色にしてしまったので、クハ76の茶坊主の如き。せめてここもグレーだったら少しは違和感が和らいだかな? 因みにこの車体は如何にも省モハ30を思わせる窓割りですが、種車の台枠のみ流用した新製車体です。

ぶどう色単色塗りにアルミサッシと言う組み合わせ、国電では73系に少しあった程度だったので、17m車では見慣れぬ組み合わせです。どちらかと言えば田口鉄道モハ38を連想してしまいました。

鉄コレ相鉄モニから何とかして、とも思いましたが、普通に切り接ぎ工作で作ろうとすると2セット必要になるし、扉埋めもあるし、そもそも台所からそのものズバリの車体が出ているので、手間的にもコスト的にも素直にこちらを組んだ方が良さそうな感じ。モニの切り接ぎで相鉄モハ2000中間車を作った方なら廃材の有効活用として良いかも知れませんが。

因みにこの姿での本線デビューは今月30日の大場工入場車回送ですので、平日に休みの取れる方は是非どうぞ。

(2018年3月21日 伊豆箱根鉄道大雄山線 大雄山駅)


季節外れの

2018-03-21 17:53:41 | 撮り鉄日記

 30年位前はこの時期に良く大雪になっていましたが、近年の気候変動で滅多に降らなくななったので、3月下旬に雪が降ったのは随分久しぶりな気がします。もっとも下界は朝方少しパラパラ来た位でほとんど雨でしたが、山の上では結構積もった様で、箱根登山は湯本より上で倒木のため運転見合わせでした。

で、とばっちりを受けたのが入生田での2000リバイバルカラーイベント。運用打ち切りになった電車を入庫させる関係で、到着した時には展示車を庫内に収納するところでした。

 

個人的にはこっちの方が気になったのですが。無粋なステンレス無塗装ドアも上塗りされたし。

ム1の後釜はこれなのか。

転轍機標識もLEDの時代なんですね。

 

入生田駅の木造駅舎も近々解体の模様です。新駅舎も木造なだけまだ良いのでしょうが。

結局イベントも途中打ち切りになってしまいましたが、タイトルカットの様に予定外のベルニナリバイバルとの並びが実現しただけでも...

(2018年3月21日 箱根登山鉄道 入生田検車区)


前から気になっていたので

2018-03-16 20:28:57 | 撮り鉄日記

 阪堺が残念な成果しか無かったのでさっさと引き上げ、高野線に6000系でも撮りに行くか、あ、その前に少し気になった物件を見ておこうと堺東で途中下車。

 

駅の表側に当たる、ごく平凡な駅ビルの西口に対し、裏にひっそりと存在する東口は妙にレトロ感溢れる空間が展開されています。かつての相鉄かしわ台駅東口(旧大塚本町駅)と同じようなものか? このような場所が至る所にさり気無く存在することも南海電車の魅力でしょう。左側の画像の突き当りにあるトイレ、と言うか便所と言った方が相応しいかな、注意書きの「吸い殻及びマッチの軸等を捨てないで下さい」って何時の時代かと…

 

個性的で魅力ある木造駅舎を多数擁する南海にあって、これと言った取り柄の無さそうな駅舎ではありますが、さり気無い佇まいも今となっては貴重かも知れません。

 

で、私が気になったのはその隣の詰所、こんな詰所も地方私鉄でも余り見なくなりました。かつてあった貨物ヤードは後に電留線に転用され、その片隅に救援車代用のワブ501形が置いてあったのを記憶していますが、今はその電留線すらもマンションに姿を変えてしまいました。しかしこの一角だけは物心ついたころの記憶にある姿をほぼ留めています。

 

もっと寄ってみると…軒先に電車の前照灯が付いています。廃車になった古い電車のを流用したのでしょう、古い南海電車ではお馴染みの形態の物です。先程の阪堺モ130のとも同じタイプですね。模型でも再現してみたいですね。

 

来る電車も昭和の電車です。これも物心ついたころには既に走っていましたが、流石に先が見えてきたようです。

(2018年3月11日 南海高野線 堺東駅)


だから早めに行っておきたかったのに

2018-03-13 23:06:39 | 撮り鉄日記

 阪堺のリバイバルカラー電車、過去の例から言っても、しばらくすると警察の防犯、交通安全キャンペーンや南海グループの広告ラッピングがされてしまうケースが大半なので(まあこれらしか使える非広告車が無いので仕方ないのでしょうが)、166号金太郎の期間限定ラッピングが解除されるのを待って行ってみたらこの体たらくで。505号金太郎も例に漏れず早速残念な姿に変わり果てていましたし。前回行きそびれたので、またもう一回撮影会開催してくれないかな…年1回の一般公開は期待出来ないので。

   

仕方ないので、浜寺公園に保存される大阪市電崩れでも見に行きました。この場所は公園敷地の南端に近いので、浜寺公園前からだと結構遠いです。むしろ羽衣駅の方が近いですね。

 

各部は南海仕様に改装され、パッと見にはモ161みたいに見えますが、最大の識別点は前面のシルヘッダーが無いことでしょうか。前照灯も南海標準品の尻が丸いタイプです。

室内はシートがオリジナルじゃ無いし、テーブルが設置されていたりします。直ぐ近くなんだから阪堺に色見本位拝借してくれば良いのに変な色に塗られているとか、言いたいことはありますが、最近ちゃんと修繕されただけ良しとしなければなんでしょうが。

 

本線の浜寺公園駅旧駅舎は曳家の準備中で、駅舎はプレハブの仮駅舎に移転済みです。丸形ポストも引き続き仮駅舎前に移設され、旧駅舎が移設完了後は元に戻るのでしょうか?

(2018年3月11日)


鬼門

2018-03-12 00:57:49 | 撮り鉄日記

 あれから7年、あの時もちょっと出掛けたがために散々でしたが、どうも3月11日は鬼門の様です。折角貴重な休日と金を費やして出掛けたのに、目当ての物は1輌も走っていなかったので、えらく高価な551を買いに行ったようなものです。止めは帰りに新幹線停電事故に巻き込まれるし。


弘南ラッセル貸切(5)

2018-03-08 21:46:33 | 撮り鉄日記

尾上高架橋で午前の返しを撮ったら、午後の部までちょっと一息。

安直に駅撮りで。このアングルなら側面のラッピングも目立たず、往年の姿を彷彿と。

こんな演出も。

午後の部の本番は運動公園前で一発勝負。

風圧で粉雪はそこそこ巻き上げるけど、2回目は掻き方が物足りなくなるのは仕方ないですね。

 

むしろ返しのED333の着雪振りの方が迫力があったかな。ここは駅そばでお手軽な割には良いですね。名残惜しいですが、これにて今年のラッセルは以上。とにかく寒かったですが、やっぱりこれ位降った方が絵になりますね。

(2018年2月18日)

 


弘南ラッセル貸切(4)復活!弘南線ED333

2018-03-04 21:40:49 | 撮り鉄日記

 昨年は直前に主電動機故障でリタイアしてしまったので見れなかった弘南線ED333ですが、今期はコイルを巻き直して無事復帰し、元気な姿を見せてくれました。今季終了後には今度は大鰐線ED221の主電動機オーバーホールを行う予定で、末永く活躍することを期待しましょう。

朝の弘前駅で、電車が既に凄いことになっています。ホーム上に置く冬季用停止目標も健在です。

先ずは柏農高校前駅前の踏切でお手軽に。先行する電車も雪煙を巻き上げて走り去ります。東急で最初にパイオニア台車を採用する際、ディスクブレーキの耐雪性に懸念があるのではと言う話がありましたが、現実にはこのような過酷な環境でも安全に運用されていますね。こんな環境で使用されること自体、設計時の想定外の様な気もしますが、外側ディスクの方がブレーキキャリパとの隙間に雪が挟まりにくいのかな。

で、本番がやってきました。中々の雪の掻き加減です。

でも、踏切に近付くにつれてもう一つ…もっとロングショットで良かったかな?

後続の電車に飛び乗り、目標を平賀で追い抜き、館田に先回り。平賀寄りのストレートで、数分後に通過するので慌てて機材をセット。ここで慌ててやったものだから、フィルムの方でレンズ交換したのに絞りをセットするのを忘れてしまい、2絞りオーバーで撮ってしまうポカをやらかしてしまいました。雪の掻き方は今季で一番の豪快さだったのに残念!

機材を片付け、小走りで駅に戻ると、構内を転線して除雪中のところを更に1ショット。

今回のダイヤは新里で更にもう1回後続の電車に追い抜かれるので、新里でハチロクとのツーショット。

(2018年2月18日)


これどうなるのでしょうか?

2018-03-03 20:09:19 | 撮り鉄日記

 流石に駅前まで路線バスが乗り入れ出来ないのはどうよ?と言う事なのか、中央弘前駅一帯を再開発する計画があるようですが、数年前に話を聞いてから一向に進行したとは聞きませんでした。と思っていたら、今回行ったら、駅舎の目の前にあったファッションビルが解体中だったので、現駅舎も先は長くないことは確実でしょう。

 

決して美しいと言える建築ではありませんが、これ程場末の繁華街が似合う駅舎もないのではないでしょうか。

くすんだアルミ色のサイディングに、この橙色のアクリル板が入った行灯が独特の雰囲気を醸し出しています。あまぎあたりでペーパーキットを出してくれないかな?

薄暗い照明、行灯式の時刻表、鉄パイプのラッチ、出札口周囲の雑然とした掲示物、これぞ「地方私鉄」の駅と言った感じです。雪舞う厳冬期、沿線撮影を済ませて駅に戻ってきたとき、ベンチ前のストーブが何とも有り難く思えたか…無人化が進んで、風景だけでなく本当に寒い駅舎が増えた昨今、その暖かな雰囲気も脳裏に刻んでおきたいものです。

この夜、弘前市内でも非常に風雪が強く、何回も来た慣れたはずの場所なのに、この有様で方向感覚が狂います。駅から徒歩5分と掛からない場所にある筈のホテルがなかなか見つけられず、10分以上うろうろ、駅前で遭難したら洒落にならないな…

(2018年2月17日)