雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

サステナ車輛

2022-05-14 08:36:14 | 撮り鉄日記

 先週話題にしたら、何か早速妙な話が出てきたようですね。まだ具体的な置き換え対象や譲受対象は明らかにはされていませんが、大手私鉄が中古車を導入するのは、極少数の特殊な例を除けば、東急3700→名鉄3880以来に成りそうですね。昭和40年代以降になると、あとは動態保存的に導入された蒸機関連や、鉄軌道事業を廃止した傘下の中小私鉄事業者から引き取った例、とかしかありませんから。

まあ、この会社は昭和30年代末まで大量の中古国電を購入し、上物だけ新しくしたセミ新車を造り続けた位だから、お古の再生は本来の姿に回帰したのでもあるのでしょうが。相鉄も一時期同じようなことをやっていましたが、止めた理由は、払い下げ対象の17m国電が更新修繕が一巡したばかりのタイミングで、簿価にそれが反映されていたため、台枠以下だけ使うにしては払い下げ価格が高価で割に合わない、と言うことでした。西武の場合、あの堤さんのことだから、何か安く買える特別なルートがあったのでしょうか。

 

こう言うケチ臭い話が出てくると、これらの車輛の行く末も気になってきます。近年は公開機会がだんだん少なくなってきてましたし、先日もここで保管されていた蒸機を手放すという話が出てきたばかりなので、余計気になります。思えば、近江の時も永年保管し続けたED4001を東武博物館にリリースした数年後、残りの保存車群を潰してしまいましたから…


筑波嶺の麓

2022-05-09 00:25:19 | 地方私鉄(関東)

 友人からの頼まれ仕事をきっかけに手を付けた題材(そのせいで本題のご依頼品がなかなか進みません。ごめんなさい!)、まだ一つ難題が残っています。

これをやりたいがために温めてきたネタなのですが、どうしても避けて通ることが出来ない1輌、旧雄別のキハ811/812が問題で。鉄コレで出そうで出なかったので、KSのコンバージョンキットと鉄コレの津軽24021を組み合わせて作ろうかなと考えたのですが、これを強度を確保しつつ奇麗に仕上げるのは、かなりヘビーな仕事になりそうなので、津軽の窓の天地寸法を0.5mm詰める方が簡単なのでは?(同じ1段上昇窓ですが、雄別は津軽より天地寸法が小さいです。丁度キハ58と北海道用のキハ56の関係に近いかな)と思い始めましたが…

そう言えば津軽24021は便所無し、そして雄別104はある。で、国鉄キハ20でもそうですが、便所があるサイドのみ、乗務員扉が端に寄っているんですよね。筑波に行った後は便所は撤去されましたが、外見上は変化はありませんでした。なので、単純に乗務員扉後の客窓を1個埋めて便所窓を開け直すだけではエラーになります。で、国鉄キハ20から便所窓~乗務員扉部分を切り抜いて、切り接げば良いのでは?と思うと、今度は乗務員扉の位置が津軽/雄別の方が高く(キハ20系の極寒地仕様は暖地仕様に比べ乗務員室床面自体が少し嵩上げされており、国鉄キハ22も同様です)、ついでに便所窓の位置も国鉄キハ20よりずれているおまけ付き...

左から雄別キハ49200Y、津軽キハ24021、国鉄キハ20改め茨城交通キハ20。津軽のみ前面窓の位置が高いのが判るでしょうか? 雄別キハ104→筑波キハ811も顔は津軽に準じますが、幌枠が無いのと、前照灯がシールドビームになります。

 


次はこれでしょ

2022-05-04 10:55:29 | 撮り鉄日記

 今のところ余り注目されている様子はありませんが、しなの115系や東武6050系の次はそろそろこれ、だと思いますが。池袋乗り入れも無くなり、山に封じ込め状態ですが、普通に走っているうちに行っておきたいものです。東京から至近だし、置き換えが発表された瞬間に沿線はパニックになるでしょうから。

  

連休中なので、車内はいつもより混雑していましたが、沿線で撮っているのは、超定番な吾野のカーブで数人程度を見かけた位です。4000系の走る飯能以遠の区間、形通りの編成写真を撮れる場所は限定されますが、風景派には最も美味しい区間ではないでしょうか。

某戦略爆撃機みたいな電車、やっぱりこのようなロケーションでは見栄えしません。自然に溶け込む、と言うようなコンセプトでデザインしたという話だったので、狙い通りと言えるんでしょうが。

 

池袋直通の臨電とかは、普通に4扉ロングシートでトイレ無しの電車が入ってくるので、4000系の後継として専用設計の電車はもう作る事は無いでしょうね。快適に座って行きたければ、特急料金払って下さいな、と言う事でしょうね。

何だか昔の私鉄の行楽特急のポスターに良くありそうなアングルだな…

セメント貨物が無くなって四半世紀以上経ちますが、その名残のサイロがまだ残っています。現在は使われている様子は無いですが。

  

以前より気になっていた、芦ヶ久保の木造校舎にも行ってみました。廃校になって久しく、現在はイベントスペース等に使われており、内部も見学可能です。

ブルジョア階級専用電車になった仲間も。バブリーな時期なら、所沢でグレイシャー・エクスプレス張りの客車(でも台車は廃車発生品)をでっち上げて、動態復元されたE52が牽く、とかだったのかもね…

いつもは秩父鉄道に行くためと足でしかない電車、たまには外から眺めるのも良いですね。ただ連休中だと乗る方が混雑していて、貴重になったボックスシートをのんびり楽しめないので、また普段の週末に出かけてみるかな?