キハ52や58系が消えたら次は車齢的にも40系の番、と言う訳では無いですが、久々に国鉄型の固定クロスに揺られる旅を味わいたいと思い、青春18きっぷを握り締めて始発電車で出発、高崎から上越線727M(115系湘南色)、水上から1733M(115系新潟色)と乗り継いで、途中越後湯沢で停車時間中に駅弁を仕入れて、小出1111着、接続の只見線430D会津若松行の出発まで2時間以上あります。
さて、只見線ホームに待機している430Dの編成は、会津若松方からキハ40-579+40-2025、前者はオールロング&WC撤去車、後者はセミクロスのままだけど3列シート改の、どう見てもハズレ編成orz... エンジンも2025は原型のDMF15HSAなのに対し、579は直噴に換装されているので、勿論2025一択で決定ですね。
構内には撮ってくださいと言わんばかりの場所に新鋭排雪モーターカー、ENR-1000が待機中。DD14やDD53に引導を渡した悪役扱いされていますが、こうやって見ると大型スイッチャー並みの規模があり、なかなか迫力があります。
只見のキハ40やこいつを撮ってもまだ時間が有ったので、駅前をうろうろして時間を潰し、余裕を持って1時間前に只見線ホームに戻ると、もうキハ40-2025の前に行列が出来ていてまたまたorz... 勿論?579の前には誰も並んでいません。まあ何とか1列ボックスを確保出来ましたが、直前に8737~1737Mで来た人はロングに行くしか無かったようで。
1列クロスは標準のシートを単純に半分にしただけなので、暖房管が邪魔で足元がちょっと狭いですが仕方ないです。430Dは1317小出発、湯沢で仕入れた弁当を広げ、美しい雪晴れの風景を楽しみながら…それにしても美しい風景ですね…乗り鉄人気線区ランキング上位の常連なのも頷けます。(上:只見~会津蒲生間、下:会津蒲生~会津塩沢)
427Dとの交換待ちで8分間停車する会津川口では、ちょっとした撮影会状態…
只見線430Dは総運転時間約4時間と適度な長さで、ほぼ全区間で車窓を楽しめるので(冬場だと会津坂下過ぎあたりで日没になりますが、この辺りは特に面白くないしね)、首都圏近郊からの日帰り乗り鉄なら、只見を過ぎたあたりで暗くなってしまう下り427Dを若松から乗るよりお薦めだと思います。東京近郊なら、特急や新幹線を一切使わなくても一応日帰り出来ますしね。
今度は是非時間を掛けて「撮り鉄」で訪問したいな…
(P:2010年3月20日)