さて、「紀ノ川」に組み込まれた向日町運転所(大ムコ)のキロ28、これがまた問題で。
昭和58年当時、同所に配置されていたキロ28は2122と2162の2輌、両方とも100→2100番代の新製冷房車で、Tomix製品の300→2300番代とはトイレ窓などの形態が異なります。製品は8輌しか存在しない少数派をモデル化しているのが困りものですが、まあ、製品化された時期が、特定のプロトタイプを忠実に再現する方向に向かい始める少し前ですからね…(因みにKATO製品もこれまた非冷房車からの冷改グループで、70年代後半~80年代初頭までに大半が廃車やキニ、キユニへの改造で姿を消してしまったので、国鉄末期の気動車急行にはちょっと使いにくい)
それはまあ良いとして、最大の問題は2輌共ユニットサッシ改造されていたらしいことで、数少ないWeb上の画像でもそれしか見当たらないし、私の記憶の中でもユニット窓車しか見た覚えがありません。少なくとも2162は確実な筈で、同車は民営化後も残り、後に「たかやま」用にアコモ改造されて6002に改番、99年に急行型キロの最期を飾ることになります。
再塗装必須となりますが、どうせトイレ窓も直す必要があるので、エッチングパーツ利用でやってみるか…