今年は保存車の解体事案が例年に増して相次いだような気がしますが、年の瀬も最後になってまた大きなニュースが飛び込んできました。
あちこち覗いてみると、どうして?と言う声が多い様な気もしますが、近年現地に足を運んだことのある方なら、ああやっぱり、と感じた方も居られることと思います。
(旧加悦町)役場を建て替えたいから旧加悦駅の土地を譲ってくれ→(カヤ興産)移転先はどうするの?→(町)お宅、大江山の麓に広大な土地をもっているよね?→(カヤ)あんな場所に移して客来るの?→(町)隣に道の駅も造るし、天橋立に行く通り道だから、結構立ち寄ってくれるんじゃ?→(カヤ)じゃ、まあ良いか...→で、その後に新道開通でメインルートから外れてしまい来訪客激減、それじゃ怒りたくもなりますわな。
国内有数の規模を誇る保存鉄道というハードを十分活用できてないと言うか、一部の濃い人たち以外にはもう一度行きたい、と思わせるような仕掛けに欠けている様な気もしますし、親会社の社会貢献事業の一環としても、400円と言う入場料は安すぎるのでは? 京都鉄道博物館やトヨタ博物館でも1200円とか取っているし、ジャンルは違うけど、僻地度では加悦谷と大差ないのに2000円以上取っている足立美術館なんてのもあるのだから、展示のクオリティを保つためにそれなりの料金を徴収することを考えた方が、結果的には満足度が高くなった(と共に、親会社から横槍を入れられない最低程度の収益を上げるためにも)のでは、と思いましたが...
蒸機はもとより、明治、大正期の古典客車がこれだけ揃っていたものが散逸するのは非常に惜しいところですし、この辺りは存在自体、先行きが案じられます。
カネ落としていない外野があーだこーだ文句付けてんじゃねーよ、とか聞こえてきそうですが、現状カネを落とす場所が皆無に近い訳で…(億単位の金をポンと出せるような人は別でしょうが)
惰性で行っている感ありの年末恒例の大宮催事、例によって昼頃遅れてのこのこと。
ワールドの¥1500ジャンク詰め合わせ袋の中身はこんな感じ。ED31のボディが欲しかったのですが、ED19の5号機のボディもKATOの着せ替えに使えるかな。
少し前に某業者がヤフオクに出品していたのを落としたまでは良かったのだが、何時まで経っても連絡が来なかったので結局キャンセルした台湾17m客車のエッチングキット、今回別のショップが持ち込んでいたので、最後の1セットをゲット。スハ44を縮めた様な座席車と、オハニ61を縮めた様な合造車との2輌セットです。造りは日本のエッチングキットと似たようなものですが、仕上げが真鍮金ピカで韓国製ブラスモデルの生地完成品みたいな感じですね。
小物部品も台車以外は一通り入っています。エアタンクがアルミの挽き物と言うのが珍しいですね。ガラベンは普通に良く出来たプラ成型品、幌はGM製そのものです。
それ以外の床下機器はエッチング板ですが、ブレーキシリンダや車軸発電機まで板なのはちょっと…この辺はGMやキングスホビーのプラパーツより近似の物を持ってきた方が正解でしょうね。
シートはプラ成型品ですが、20m車用なので、適当に切り詰めて入れろと言う事でしょう。床板がボルスタ一体絞りのボンデ鋼板のプレス物というのがこれまた斬新…
台車は現地形式TR-16なる釣り合い梁式台車、要は省TR11そのものなので、GMかKATOのを各自調達と言う事でしょうが、困ったことに説明書がありません…まあそれ程難儀な構成でも無さそうなので、何とかなるでしょうが。