政治的には色々ありますでしょうが、お願いだから自分たちの商売を邪魔しないでくれ!!!が多くの人々の本音じゃ無いでしょうかと思いつつ、領土がどうこうより自分が注文した商品がちゃんと届くかどうかが取りあえずの心配事(この国賊!笑)でしたが、一応無事に到着しました。
中身はこれ。BENROは日本にも正規代理店はあり、ヨドバシとかでも取り扱っているのですが、こいつに関してはまだ国内販売されていません。
最近アルカスイス規格の雲台やプレートに凝っている私ですが、何となく手持ちのL-ブラケットを並べてみました。手前からKirk BL-K7(PENTAX K-7/K-5専用)、BENRO MPU105、Sunwayfoto DPL-02、Novoflex QPL-VERTICAL。
Kirk BL-K7はさすが専用設計品だけあってジャストフィット、電池蓋やコネクタ類の配置にも配慮されており、普段は付けっ放しでも全く不都合を感じません。
L-ブラケットの特定機種専用品は各種が米中韓の数社により、現在販売中のデジ一眼ではかなり網羅されていますが、マイナー機種や旧いMF一眼だと当然ありません。そこで汎用のブラケットも出ており、BENRO MPU105は固定スクリューを差し込むスリット位置を選択することにより、5段階で幅を調整できます。ほぼ同様の趣旨の製品が米国Really Right Stuffより発売されており、それのコピー品ですが、あちらは日本では代理店が無いので海外通販でしか入手出来ません。
大半のMF一眼レフでは問題無く使用できると思います。ただ、モードラ付きだと三脚ネジの位置がバッテリーの関係で偏っている機種が多いので、使えない場合も多々あります。
続いてSunwayfoto、こちらはさらに改良を加え、固定スクリューを差し込むスリット板が横にスライドする画期的機構?で幅を無段階で調節できます。
幅を無段階調節できるので専用品の様にジャストフィットさせられる半面、調節できる範囲が狭いので、使用できる機種は限定されます。フィルムカメラだと縦部をあまり寄せ過ぎると裏蓋が引っ掛かって開かなくなります。
最後のNovoflexは、他のよりかなり大振りで、付けっ放しで使うには明らかに大袈裟です。この様に適当なクイックリリースクランプを固定しておいて、アルカ規格プレートを装着したカメラボディを必要に応じて着脱する使い方に向いているでしょう。色がメタリックブルーと言うのも好みが分かれるでしょう。普通の黒が良ければBENROからも似たようなモノが出ているので、こちらを選ぶのが良いでしょう。
モードラ付きニコンF2とか非常にボリュームのあるカメラにはそのままでも良さそうですね。重くて携帯は大変ですが…
重量バランスを崩すことなく、横位置との変換も迅速に行え、快適な縦位置撮影を実現するアルカ規格L-ブラケット、縦位置が好きな方には是非お勧めします。しかし、写っている機材セット中、カメラボディとレンズ以外は日本製or日本ブランドが全く無いじゃん。これに限らず、撮影用品全般で日本製品が欧米と中韓の狭間で存在感を失っているのは嘆かわしい限りですが…