雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

百間町へのシャトルバス

2012-10-30 22:18:51 | 撮り鉄日記

 直江津駅から頸城のイベント会場へのシャトルバスで用意されたのがこんなバスでした。

自分的には新しいバスと思っていた富士5Eですが、学生時代「まだこんな旧いの走っているんだー」と感心した、松本電鉄のBU10K北村ボディや滋賀交通のMR520が引退した時の車齢と今やほとんど同じです。そう言えば明日で101年の歴史に幕を引く井笠鉄道も同じ5Eショートボディをまだ愛用していたんだったっけ…

今や立派な老朽車、外から見れば結構綺麗に見えますが、車内に入ると腐った柱に当てたパッチの隙間から外が覗く隙間風仕様…近年は専らイベント専用車みたいですが、まあこの状態じゃ一般営業には使えないな。

(2012年10月21日 旧百間町駅)


朝のウォームアップ

2012-10-28 16:19:19 | 撮り鉄日記

 頸城に向かう前の朝方、水橋で途中下車して軽く475系でも撮っていくことに。前回の訪問時より気になっていた滑川方陸橋上からの俯瞰ポイントですが、この場所は今の季節、小バエの大群に悩ませられ落ち着いて撮影できません。今度は冬の積雪時に来てみたいな。

まあ今回は赤いのは検査に入っていて走っていないのは承知の上ですが、白いのでも青いのでも先が見えている事には変わりは無いので。

(2012年10月21日 北陸本線 水橋‐滑川)


そう言えばこの色も

2012-10-28 16:09:06 | 撮り鉄日記

 最近は富山地鉄バスも某都営バスそっくりな塗色ばかりになって、この青いのはめっきり見なくなりましたね。朝、ホテルを出て駅前に向かったら良い場所にこれが停まっていましたのでパチリ。

(2012年10月21日 富山駅前)


今、地鉄が熱い

2012-10-27 21:00:38 | 撮り鉄日記

 本来は別の場所に行こうかと思ったのだけど、乗り継ぎタイミングが良くないので、急遽代替地として行程に組み込んだ地鉄、これが意外に大当たり?

先ずは稲荷町に、こんな3連が良い場所に待機中だったので途中下車。これを撮っていたら、向こうの側線から何やらホキが転がってくるではありませんか。

で、こんなのが出てきました。動いているのは初めて見ました。今度は本線上で走る姿を見てみたいな。

稲荷町は車庫の車輛も面白いですが、駅自体も味わい深いですね。

車庫を見回しても話題の鳩特急は姿なし、本線上に出ているようです。そこで沿線で狙うべく、本線系統と立山線系統が重なり、本数の多い稲荷町~上市間でお手軽に撮れそうなところを探し、越中三郷で待ちます。福鉄200の来年度での退役決定で現役最後となりそうな日車ロマンスカーから赤い矢3連まで色々やって来て楽しい場所です。目当ての鳩特急も何とか日が出ているうちに押えることに成功。

車体には「テレビカー」ロゴも復活していますが、そこは抜かりなくテレビも搭載されています。流石にかつてのブラウン管でなく、現代的に液晶のAQUOSですが。

(2012年10月20日)


電鉄魚津駅

2012-10-27 00:09:07 | 撮り鉄日記

 多忙なので新しい記事を書く気力が無く、なかなか本題の頸城まで辿り着けません…

 今回の旅行のおまけで訪問した富山地鉄、旧い駅舎や施設が好きな方にはたまらない鉄道ですが、以前より気になっていた駅を訪問してみることに。どちらかと言うと廃墟系ファンにお馴染みの駅ではないでしょうか。

少し昔の大都市近郊私鉄に良く見られたような高架駅を縮小した様な雰囲気ですが、どこか侘しさが漂います。

永年の風雪に曝されて白っぽく粉を吹き端が欠けたアクリルの駅名標に錆びた鉄の柱、古ぼけた青いビニールの風防が余計寒々しさを誘います。人工的素材は古くなると途端に侘しさを漂わせる代物と成り果てます…

老朽化で壁から剥離したタイルを律儀に下に揃えて積み重ねてあるのがまた悲しい。後で補修しようと思っていたのかな? しかしながら二度と壁に貼り直されることは無いだろう…

どこかで見たことあるような、懐かしい昭和の郊外電車の雰囲気を残しつつも、地方交通の厳しい経営環境を反映させるが如く、世間から忘れられたかの様に人気も少なく寂しい情景です。西魚津駅や有峰口駅の朽ち滅びゆくものの美しさと言うのともちょっと違います。

この高架駅が新築された当時は地方私鉄にもまだ希望が残されていたことでしょう。なまじ往年の賑わいを彷彿とさせるだけに余計侘しいです。もうここが多くの人々で賑わう事は無いのでしょうか。

駅改修に伴う駅前駐車場閉鎖のお知らせも掲示されていたので、ここももう先は長くは無いようです。

 「シャッター通り」と言う病魔が地方都市から瞬く間に大都市近郊の商店街を侵食していったように、この駅の現状は近未来における大都市近郊私鉄の小駅を暗示しているような気がしてなりません。国鉄時代は長距離重視だったJR幹線の都市域内ローカル輸送への参戦で、並行する私鉄は対抗して速達列車重視にシフト、それまで沿線をきめ細かく網羅していた系列商業施設も、郊外型ショッピングモールに規模で対抗するため、主要ターミナル駅への資本集中投下に転換し、優等列車が停まらない駅は衰退傾向が避けられません。もしかしたら10年後には数分間隔で優等列車が通過するのに、データイムには1時間に1本位しか列車が停まらない駅が激増しているかも知れません…例え東京都心から1時間圏内に住んでいても、ローカル線問題は決して他人事で済まされない切実な問題です。神鉄が粟生線の廃止方針を発表したあたりから、それはもう現実として迫りつつあると思います…

(2012年10月20日 富山地鉄本線 西魚津駅)


ビフォー・アフター?

2012-10-21 22:24:58 | 撮り鉄日記

 この前の訪問時には工事中だった福井鉄道北府の駅舎、すっかり綺麗になって、レトロでお洒落な空間に変身、駅前広場も整備されていました。砂利道の向こうにちょこんと立つ、以前の枯れた風情が好きだった私には複雑な気持ちではありますが、まあ駅舎としての物理的使用限界に達していたことは目に見えて明白でしたし、本来取り壊される運命にあったものが、某CMのロケで有名になったのをきっかけに修復されたので、喜ばしい事なんでしょうが。

 かなり作り直した部分も多い様ですが、主要部にはオリジナルの部材も活用されており、形だけ似せた関鉄騰波ノ江駅舎とかとは違います。以前の薄暗い雰囲気も面目一新、綺麗に手入れされた古建築というのもそれはそれで良いものですね。

 旧駅事務所の区画はミニ鉄道資料室として活用されています。常駐管理者がいないので荒らされなければ良いのですが。

 駅前の観光案内版は良く見るとLP42前照灯と古レールを組み合わせたオブジェにもなっております。

 腐朽著しかった下見板とホーム側のひさし部分は完全に作り直された模様です。

 デキ3は車輛工場奥の定位置、その奥にはモハ601が休廃車ポジションに押し込まれていました。来期には大型車はLRVに置き換えられる予定なので、福井での活躍は短命に終わりそうですね。

 今回の目的、モハ200形は一番押えたかった203がお休み中で残念。その代わりドアステップが不調で?稼働率が低いLRV色の202が所定の大型運用をこなした後、所定外の日中運用まで入っていました。
(2012年10月20日 福井鉄道北府駅、三十八社‐鳥羽中にて)

 急行能登が完全消滅してしまったので、前泊する以外で早朝に福井入りする手段は高速バス以外に選択肢は無くなりました。この福井‐東京線に充当される京福バス、後ろになんで「丼」wなんて大書しているのかと思いきや、「井」の字の中に「福」の字を図案化しているのね…(新宿JRバスターミナルにて)


リトルのクモハ41

2012-10-17 00:35:09 | 国鉄型

 井笠倒産ショックの波紋収まる間もなく、今度は河合商会が逝った様です…基本設計が旧いだけに出来に少々難があるものが多かったですが、B6やホキ10000は秀作と思いますし、あれだけ多種の貨車をラインナップしていたのは他には無いだけに残念…

 やっと出たと思ったら鉄コレにぶつけられたリトルのクモハ41、今回から一体ボディになりましたが、前面やドアを交換する楽しみが無くなったのが残念。発売を急いで細部を煮詰める余裕が無かったためか、所々に微妙に残念な部分が残る仕上がりですが、基本的なフォルムはこれまでの製品同様、安心して見ていられます。

鉄コレクモハ43と並べた図。鉄コレのシルヘッダ付き旧国はどうも窓の天地寸法が小さ過ぎる傾向があります。スカ色だったらまだマシですが、大糸線とか単色の車体だと、雨樋が細いのとの相乗効果で幕板が広過ぎるのがモロに…今度の41/51系も試作画像を見る限りではその傾向は変わらないみたいです。

鉄コレ同士でもノーシルノーヘッダのクモハ52と並べても窓の天地寸法がかなり違う…本当は同じ筈なのに。

リトル同士なら異形式でも高さはほぼ揃います。以前の小田急HBでもそうでしたが、天地方向に無神経な例も散見されるので、鉄コレももうちょっと気を使って欲しいところですが、逆説的にはこの部分だけでもキットの存在価値があるかな。

今回のクモハ41の残念なところ、妻板がコマずれ起しています。飯田線のクモハ54100にするつもりなので、スカ色なら目立たないかな?


井笠鉄道廃業

2012-10-13 00:25:10 | Weblog

 忙しくて更新したり模型作ったりする気力もありません。先日やっとリトルのクモハ41プラキットを手に入れたのに、速攻で鉄コレが…

 今度の土日は頸城のホジ3、絶対休出なんてしねぇぞ!と意気込む矢先、かつての軽便西の横綱、井笠鉄道にこんなニュースが…近年経営破綻した鉄道やバス事業者はいくつもありましたが、何れも何らかの形でほとんどの事業は継続され、乗車券類が紙切れになったケースは知りません。(悲惨な最期を迎えた野上電気鉄道ですら、営業最終日まで乗車券類の払い戻しは正常に行われ、鉄道路線も他事業者により完全にバス代替されています) しかしこのプレスリリースを読むと、一部主要路線と高速バス以外は他社で代替される事無く今月末で完全終了、乗車券類も共通ICカード以外は紙切れになるようなニュアンス…しかも同社は零細で無く中堅クラスの規模を持つバス事業者で、ある日突然バスが来なくなる、と言う話が現実になろうとは…あと、新山駅の記念館って現在の所有権はどうなってたかも気掛かりです。


ターミナル

2012-10-07 23:21:50 | 撮り鉄日記

 東急東横線の副都心線乗り入れを目前にして、早くも東武や西武の電車が東横線上を試運転のみならず、堂々と営業運転して話題になっていますが、その陰で現渋谷駅が姿を消そうとしています。

規模的には阪急梅田や南海難波と比べるまでありませんが、関東では少なくなった「ターミナル駅らしい」ターミナル駅です。先への未練を感じる西武新宿、とにかく邪魔なモノが多くて見通しが利かない小田急の新宿とは違い、小規模ながらも開放的な空間が広がります。あと私的には煌々と明るいより、ここみたいに少し薄暗い位の方がらしく感じます。

上屋や小道具類は全部新しくなりましたが、基本的な雰囲気はこの時代からあまり変らないようです。

直通運転開始へのカウントダウンを表す展示コーナーも…


この御時勢ですが・・・

2012-10-06 17:59:00 | Weblog

 政治的には色々ありますでしょうが、お願いだから自分たちの商売を邪魔しないでくれ!!!が多くの人々の本音じゃ無いでしょうかと思いつつ、領土がどうこうより自分が注文した商品がちゃんと届くかどうかが取りあえずの心配事(この国賊!笑)でしたが、一応無事に到着しました。

中身はこれ。BENROは日本にも正規代理店はあり、ヨドバシとかでも取り扱っているのですが、こいつに関してはまだ国内販売されていません。

最近アルカスイス規格の雲台やプレートに凝っている私ですが、何となく手持ちのL-ブラケットを並べてみました。手前からKirk BL-K7(PENTAX K-7/K-5専用)、BENRO MPU105、Sunwayfoto DPL-02、Novoflex QPL-VERTICAL。

Kirk BL-K7はさすが専用設計品だけあってジャストフィット、電池蓋やコネクタ類の配置にも配慮されており、普段は付けっ放しでも全く不都合を感じません。

L-ブラケットの特定機種専用品は各種が米中韓の数社により、現在販売中のデジ一眼ではかなり網羅されていますが、マイナー機種や旧いMF一眼だと当然ありません。そこで汎用のブラケットも出ており、BENRO MPU105は固定スクリューを差し込むスリット位置を選択することにより、5段階で幅を調整できます。ほぼ同様の趣旨の製品が米国Really Right Stuffより発売されており、それのコピー品ですが、あちらは日本では代理店が無いので海外通販でしか入手出来ません。

大半のMF一眼レフでは問題無く使用できると思います。ただ、モードラ付きだと三脚ネジの位置がバッテリーの関係で偏っている機種が多いので、使えない場合も多々あります。

続いてSunwayfoto、こちらはさらに改良を加え、固定スクリューを差し込むスリット板が横にスライドする画期的機構?で幅を無段階で調節できます。

幅を無段階調節できるので専用品の様にジャストフィットさせられる半面、調節できる範囲が狭いので、使用できる機種は限定されます。フィルムカメラだと縦部をあまり寄せ過ぎると裏蓋が引っ掛かって開かなくなります。

最後のNovoflexは、他のよりかなり大振りで、付けっ放しで使うには明らかに大袈裟です。この様に適当なクイックリリースクランプを固定しておいて、アルカ規格プレートを装着したカメラボディを必要に応じて着脱する使い方に向いているでしょう。色がメタリックブルーと言うのも好みが分かれるでしょう。普通の黒が良ければBENROからも似たようなモノが出ているので、こちらを選ぶのが良いでしょう。

モードラ付きニコンF2とか非常にボリュームのあるカメラにはそのままでも良さそうですね。重くて携帯は大変ですが…

重量バランスを崩すことなく、横位置との変換も迅速に行え、快適な縦位置撮影を実現するアルカ規格L-ブラケット、縦位置が好きな方には是非お勧めします。しかし、写っている機材セット中、カメラボディとレンズ以外は日本製or日本ブランドが全く無いじゃん。これに限らず、撮影用品全般で日本製品が欧米と中韓の狭間で存在感を失っているのは嘆かわしい限りですが…