雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

では良いお年を

2012-12-31 22:33:34 | Weblog

 今年はJR線上からDMH17系機関搭載で誕生した気動車の定期運用が遂に消滅、一つの時代が終わりを告げたと感じます。一方でこれらの国鉄形気動車に注目がこれまでになく集まった一年では無いでしょうか。いすみ鉄道の動向を興味深く観察しているであろう自治体や鉄道会社もきっとあると思いますので、来年はまた新たな展開があるかも知れません。

 久留里線の国鉄気動車のうち6輛が国内に新天地を求める事になったのには驚きですが、キハ38のみで所要数を満たせたはずなのに、車齢の旧いキハ30が2輛、異端児キハ37が3輛を含むあたり、益々謎が深まります。行き先がいすみの動向に注目しているであろう自治体の一つに近い事もありますし・・・

 それではまた来年も宜しくお願い致します。良いお年を。


山スカ出ますね

2012-12-29 11:19:11 | 国鉄型

 中央東線山スカの実車の先が見えてきた今、KATOから115-0/800系とクモニ83800が発表されましたね。もっとも現存車は300/1000番台のみで、0/800番台は訓練車くらいしか残っていませんが、一応地元民としては気になる題材です。

 ただ、ベースになるであろう先行したKATO111系の造形が微妙に似ていない様な印象を受けたので、予約はどうしようか…クモニだけにしておいて、115系はαのにしておこうかな…


お徳用

2012-12-29 11:07:43 | Weblog

 大宮のイベントでこんなもの仕入れてきました。この種のパーツはいくらあっても困らないので、100本で特価10K円、一本あたり単価100円は魅力的です。ホワイトメタルの廉価版も使ってみましたが、やはり強度的に真鍮ロストワックスの方が良いですしね。

プラケースの中に、こんな感じで梱包。3本枝付き状態でポリ袋にガサッと無造作に入っていました。入数100本ピッタリだとすると、3本×33組=99本で最後の1本だけバラで入っているのかなと思いつつカウントしてみると…

3本組みが34組=102本入っていました。2本おまけ付きで少し得した気分。さて、来年こそはもっと作らねば…

 


何となくコッペル

2012-12-25 00:14:10 | 地方私鉄(九州)

 大宮の某鉄道模型イベントで仕入れてきたトーマの宮崎軽便4号機、珍しく速攻で仕掛けていますが、シンプルながらも良く考えられた構成で、組み立て後の分解が極めて困難な某W社とかには見習って欲しいところです。問題はこのコッペルにしても、前作の雨宮にしても、Bタイプは3’6”機としては応用範囲が意外に狭いネタなので(コッペルは宮崎の他、有田鉄道と大川軌道位だったかな…雨宮もこの類のは大川軌道と宇佐参宮の他にあったっけ?)、今度はCタイプも期待したいところです。

 モデルはこれでも1/140程度にデフォルメされているそうですが、小さいと思っていたKATOのC56と並べても際立って小さいですね。


このあたり俄かに騒々しい様ですが

2012-12-19 00:34:25 | 撮り鉄日記

 ついこの前まであそこで走っていたアレがここに来るとか来ないとか、風聞ではかなり前に耳に入っていたのですが、それがいよいよ現実のものになるとかならないとか、俄かにこの界隈が賑やかになってきました。新しいのが入ってくるとなると、追われる立場になる在来車の動向が気になる訳でありますし。と言う訳で、昔撮った一世代前の「追われる者」の末路を。部品を剥ぎ取られて痛々しい姿で、しかも貨車の撮影目的での訪問で、適当にしか撮っていませんが、当時既に10系気動車の稼働車が南部縦貫のキハ10と茨交のキハ11の各1輛ずつが全てであり、廃車体を含めても貴重な存在になっていました。

部品確保用としてJR西日本から購入した広島のキハ20。隣の四国色のは確か車体更新車でユニットサッシ化されていたと記憶していますが、当時キハ20はまだここ水島を始め、茨交や島原でも現役車が複数在籍していたので、真面目に撮っていません。今の様な国鉄気動車ブームが訪れる前夜の話です。

(1997年12月30日 水島臨海鉄道 倉敷貨物ターミナル駅)


大宮の保存車近況

2012-12-09 21:06:33 | 撮り鉄日記

 大井の方ではクロ157とE655-1移動に関連した御料車庫の車輛移動が行われ、御料車3号や13号とかがEF5861と共に、一瞬だけど久々に外に出てきたのが話題になっているようですが、こちら大宮でもバックヤード保存車に新しい仲間がお目見えしたことに関連して、新幹線高架下の留置線に置かれている保存車の移動が行われ、EF8036がホームから良く見える位置に引き出されているという話を聞いたので、早速出動しました。

「ゆうづる」HM付きでこれ見よがしに?11番から良く見える場所に留置。状態は綺麗ですが、何か物足りないような…

何故か区名札挿しとエンド表示プレートがありません。あと側面欄間の窓ガラスが1枚欠損しているように見えるのも気になりますので、修復して欲しいところです。

で、新たな仲間と言うのがこれ。

番号は・・・「オハ352001」、オハ35のトップナンバーです。そう、盛岡の交通公園に今度復活するC58239と一緒に保存されていた客車です。今後どうするのか注目されるところです。あともう一輛保存されていたハワム187953も気になるところですが…

オハ35の近くに置かれているED6217も行く末が案じられる車輛であります…
あとのED1610、EF15192、EF5893、EF60510、供奉車344、キハ391は相変わらず高架下に押し込まれています。

駅からこの保管場所までの道程の途中には「晒し首」も。五体満足なEF15がいつでも見られるのってもう横川くらいかな…


伯備線石灰列車

2012-12-04 00:14:32 | 国鉄貨車

 新製品ラッシュで、欲しいモノ全てには付き合い切れませんが、このセットはホキ7000が是非欲しかったので2セット予約していました。この手のものまでセットのみと言うのも昨今の模型店事情からすると致し方ないのかなと思いつつも、無駄なモノの増殖を助長するのに少々憤りを感じるところでもあり。まあこの様な企画でも無ければKATOからホキ7000が発売される事も無かったでしょうし。

 そこで、とりあえずホキ7000の現物を観察してみることに。プロポーションは腰も低くまずは良好。安定感のある仕上がりですが、この手の車種にはちょっと綺麗過ぎる嫌いがあります。新D51標準型と同じ位のフィニッシュだったら良いのに…とも感じました。各自ウエザリングすれば済む問題ではありますが。

いきなり解体。KATOらしいアクロバティックな構成で見た目とは裏腹に驚異的なパーツ点数の少なさです。最初手に取った時、「軽っ!」と驚きましたが、それもその筈でウェイトすら入っていません。まあホッパ車やタンク車のウェイトは重心が高くなりがちで、走行安定性の点ではむしろ逆効果になり易いので、コストダウンも兼ねて省略されたのでしょう。

複雑な形状のホッパ体も巧妙なスライド金型設計で屋根以外一体成型されています。別パーツだと思っていた底蓋開閉ハンドルまで恐るべきことに一体成型…

最近のKATO製品の主流であるツイストロック式センターピンの台車は外しにくくて困ります。特にこれは車端ステップが邪魔だし、細くてふにゃふにゃの台枠なので、台車を捻って外すのは壊しそうで冷や汗ものです。(現に台車1個、爪を破壊してしまいました。台枠側のセンターピンじゃなくて良かった…)

セキ6000は着脱可能な石灰石の積荷付き。黒く塗れば石炭…にするにはボリュームが足りないので(実車資料を見て頂ければお分りと思いますが、セキ車に石炭を積む時は、かなりテンコ盛り状態です)嵩上げする加工が必要です。65km/h以下制限の黄帯は妻面まで回っている様な気もしますが…

新D51用集煙装置3個と新見機関区所属機ナンバープレートも付属、やっぱこれはD51を沢山売るための企画と言う所なのでしょう。DD54+D51やDD51重連と組み合わせても良いと思いますが。井倉から連結されるホキ7000日鉄鉱業所有車も作りたくて2セット買いましたが、本来あるべき社章/社名番モールドが無く、車体に直接印刷なので、ホキ7000日鉄の単品販売にも期待したいところです。


西武101赤電

2012-12-02 21:19:11 | 大手・準大手私鉄

 KATOから発売の西武旧101系159F赤電、イベント限定の「実車がウソ電」だし、最初は買うつもりは無かったのですが、意外に良さ気な出来なので、買っちゃいました。

旧101系の車体は赤電でデビューした801系とほぼ同等ですが、いくつかの差異があります。

1.台枠の厚みが101の方が少し厚い様です。
2.前面の運転士側窓上に101は小さなベンチレータがある。
3.側面の車番標記の位置が違うので、801赤電では塗り分け線の下に納まっている社章が、159F赤電では塗り分け線上にはみ出している。
4.オデコの塗り分け線が違う。

私が把握している限りではこんなところでしょうか。あと床下機器とM車の台車は勿論の事、Tc車の台車もクハ1801は良く見ると何故かインダイレクトマウント仕様のFS067でクハ1101のFS072とはボルスタアンカの形態が違います。

と言う事は、台枠厚みの差は赤電塗りにする限りではほとんど目立たないと思うので無視する事とし、クハ前面窓上ベンチレータのモールドを削り落し、クハの屋根を接着して継ぎ目をパテ埋めし、クーラーと横のランボードは撤去して跡にグロベンを追加、M1車のパンタは1基撤去してこれも跡にグロベン追加、モハの台車をFS342同等品のDT21グレーに振り替え、クハの台車はボルスタアンカを鉄コレ571系のFS40又は小田急LSEのFS508より移植して、各車の床下機器を正規のものに並べ変えれば、一応非冷房、AE自動ブレーキの赤電801系が出来そうです。但しこれをやると再塗装必須になりますし(よって黄色い方でもOK)、まあ、ここまでしなくても、この159F赤電の車体はそのままに、非冷房化と1パン化、モハの台車振り替えと車番変更だけで、一部濃い西武マニア以外の大半の人は騙せそうではありますが。

最後発とあって、全体的な造形はGMエコノミーキットやマイクロより良いと思います。ディテールレベルは昔から出ている101Nと揃えられているので、ヒューズボックスや避雷器は今時珍しく屋根と一体成型だったり、30年位前のKATO水準ですが、当時非常に高い水準だったので、今でもそれ程古さはありません。

床下は101Nの流用と思いきや、ちゃんと旧101用のを新規製作しており、M2車のCPは省電の象徴AK-3×2です。但し159Fは晩年CPが新型に更新されていたので、正確を期するなら要加工です。

鉄コレ赤電とも色調はほぼ揃っているので、並べて遊んでも違和感はありません。さて、801赤電化はどうしようか…