新年になったらまた大糸にキハ52撮りに行こう、と計画したは良いけど、先週は体調がイマイチ、今週は「能登」ウヤで出撃不能、と散々な有様。勢いで買ってしまった新しいレンズも使う機会がまだ無いまま…今週末は赤クリーム+タラコの2連運転ですが、ここ数日運休が続いている上越経由夜行、果たして週末まで再開してくれるのだろうか…
話は変わって、私の走行写真撮影スタイルだと、主被写体はフレームの中央付近にあることはどちらかと言うと少なく、AFの精度や合焦速度が云々…以前にAF自体あまり役に立ちません。フレームの隅の方までピントを合わせてくれるAFは未だ開発されていませんので。
と言うことで、AF機を使っていてもMFで使うことが多いです。そもそも所有するレンズの大半がMFレンズなのでAF不能なのですが(笑) しかし最近のデジイチはファインダー像が小さく、只でさえ眼が悪いので、正確なピント合わせは困難を極めます。一応メーカーサイドでも問題は認識しているらしく、ファインダー像を少し拡大するレンズ入りアイピース(PENTAXのO-ME53とか)が販売されているけど、それでも昔のMF機の見易さに及びません。更にMF機を使う時でも、FA31mm/F1.8LTDとか大口径の広角レンズ使用時には、もっとシビアにピントを合わせたい時があります。と言う事で…
そこで登場するのがマグニファイアー、要はファインダー像の中心付近を約2倍に拡大するルーペです。今まで私は接写とか特にシビアなピントを要求するシーンで使うアクセサリであり、フィールドではあまり使わないという先入観があったのですが、先日の只見線撮影行でこれを使っている方を何人か見て、私も買ってみることに。
使ってみての感想、これ結構便利じゃん…心なしか使った時のピントの歩留まりがかなり良くなった様な気がします。ファインダースクリーンを換えたりするより、思い切って拡大した方が、やはりピントの歩留まり向上には確実ですね。お気楽にパチパチとスナップするだけの人なら余り必要性はなさそうですが、三脚に据えて撮影する時や、形式写真をきっちり押さえたい時にはきっと活躍すると思います。
中古で流通しているPENTAXのマグニファイヤーは大体この3種類でしょうか。
画像左端:初代アサヒペンタックスから始まり、SPやSLなどSシリーズからKシリーズ(現行のデジイチに非ず)に対応するタイプ。造りは手が込んでいる感じですが、個人的には銀色のベース部分?の出っ張りが、ルーペ部を跳ね上げて全視野を覗く時に鬱陶しく感じます。MX/ME以降の機種には非対応。
中央:マグニファイヤーM MX/MEからアイピースの規格が変わり、それに対応したタイプ。内面反射防止処理や、跳ね上げる時のクリック感など、造りの丁寧さと機能とのバランスが最も良い様に感じ、個人的には一番好みです。但し、K2やKMなど旧規格のカメラボディに装着するとガタ付きが多いのが残念(使えない事は無いですが)
右端:マグニファイヤーFB 現行品ですので、ヨドバシで新品8400円で購入できます。かなりコストダウンが進んだ感じで、如何にもプラで爪がすぐ折れそうで不安だし(まあ折れた所で使用上大きな問題は無いですが…)内面反射もMタイプに比べ多い様な気がします。現行品ですので、現行のデジイチには勿論ジャストフィットですが、旧規格のK2DMDに付けても何故かピッタリなのは私にとって大きな利点です。