東日本の特急から自由席が消滅する日が現実になってきた様です。「あずさ」だけでなく、残る「いなほ」も房総特急も時間の問題でしょうし、新幹線もゆくゆくはこのシステムになるんだな、と。座席未指定券で乗っても、途中駅から指定横取りされる可能性があるので、おちおち居眠りも出来なくなりそうです。私鉄の有料特急は昔から全席指定で、立ち席扱いで乗せてもくれないんだから、乗せてくれるだけマシだろ?との声もあろうかと思いますが、それなら私鉄並みに特急停車駅のホームには指定券券売機を置いとけよ、と。それとスマホで簡単に未指定券に座席指定を設定できるようにならないのかとも思います。座席指定を受けていない場合は一切座れないとした方がまだすっきりします。それとも予約は前日まで受付として、売れ残った分は全部自由席とすれば、途中から予約横取りの心配が無くなる分マシなのでは? ともあれ、車内料金上乗せもあり、東日本エリアでは途中で思い立って特急に気軽に飛び乗ることが出来なくなりそうです。
それでどこに行った? それはまたのお楽しみで。
隣の横江駅とたった600mしか離れていない上に、周辺には人家が全く無いんじゃ、まあ廃止は当然の帰結なんでしょう。こんな駅を1996年まで残したのは、神鉄の新有馬みたいに、ここに何かを造るつもりだったのでしょうか?
県道からの入り口がこれの時点で、まあ土地勘のない人間は辿り着けないよな。最初20年以上放置されたから、荒れてこんなになったのかと思っていたら、後で発見した現役時代の画像を見ても、ほとんど変わっていませんでした。
駅までの取付道路は、荒野に伸びる獣道にしか見えません。
なのに突如現れる、4種と言えどもれっきとした踏切。渡る人がどれだけいるのかは疑問ですが。
踏切を渡り、線路沿いを直進。架線柱が門型になっている辺りから駅構内だったようです。
放置されたホーム。本線と随分離れていますが、最後に使われていた旅客ホームは本線左側にありましたが、廃止直後に撤去、現在残っている右側の方は末期は線路も撤去され、使用されていませんでした。現役時代でも駅舎や待合室は無く、時刻表等が貼られた掲示板が1枚あるだけだったようです。
天気が残念ですが、この付近は列車写真にも普通に良い場所ですね。地鉄で片持ち架線柱が続く区間って案外貴重ですし。県営鉄道時代の鋼製トラス柱も徐々に姿を消しつつあります。
(2018年11月11日 富山地鉄立山線 上横江駅跡)
最近人気急上昇中?な富山地鉄の木造駅舎、その中の有峰口駅でちょっとした変化があったと話題になっていたので、ちょっと見てきました。
屋根や外壁がリニューアルされた...訳では無く、一見変化無いようですが...
欠損していた、旧駅名「小見駅」の「見」の文字が書き足されています。そして軒下の現駅名の板も新調されていました。オリジナルの「見」文字は、駅名改称時に新しい駅名板が上から接着され、それが老朽化と強風で脱落した時に、一緒に剥落してしまった様です。
そして、剥落した方の以前の駅名板は、捨てられることなく位置が何度か移動した後、現在は待合室内に落ち着いています。
地鉄の駅舎には、この様な時代物の小道具が良く残っています。今は富山市に併合されて消えた「大山町」、読みは「おおやま」で、同じ町内にあった「大山寺」は「だいせんじ」なんですね。
猫の額の駅前広場、これで大型バスの転回をしている地鉄も凄いです。うちの地元の事業者なら、確実にマイクロ専属ですね。
何度も来ておきながら、今まで気付かなかったのですが、駅の正面にある仕舞屋が、なかなか味のある看板建築ですね。
こう言った石積みのホームも良い感じ、後年延長された部分の造りが違うのもらしい感じ。
改修の歴史を重ねてきたと思わしきホーム上屋も、草むらの中に埋もれる廃ホームも、朽ちかけた保線詰所も、模型で再現してみたいシーンです。
勿論常願寺川のアーチで走りも、今回は河原に降りてみました。この季節はサイドに陽が廻りませんね。
(2018年11月11日)
2年連続でイマイチな天気だった北鉄ED201の試運転を兼ねたフォトラン、再びお誘いを受けたので行ってきましたが、さて今度こそはどうでしょうか…
前哨戦で浅野川の片開扉車を…でもやはり天気はパッとしません。3年連続でやっちゃったか?
引き続いて集合場所の鶴来に移動して、定番の場所で今回のメインを頂きます。往きはちょっと雲が多めでしたが。
返しの頃にはすっかり晴れて、秋色に染まりつつある山並みをバックに、陽光の下をゆっくり走るED201の姿を頂くことが出来ました。
続いて鶴来での撮影会、3番線に入って、気分だけでも能美線在りし日で。
ピカピカのマルーン色に、黄色いスノープローが映えます。
西日を浴びて輝くサイドビュー、KS30L台車も美しく照らされ浮かび上がります。
全部違う顔で3並び、と言うのもなかなか見られません。ここは洒落で「白山下」や「新寺井」の幕でも用意したくなるところです。