雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

凄い人だった・・・

2009-10-25 21:43:21 | 国鉄型

 「磐西・只見ぐるり一周号」行ってきましたが、車内外共凄い人で、改めて国鉄型気動車の人気を実感します。私は列車利用なので、チャンスは1日1回だけ、故に勢いありきたりなポイントになってしまいましたが…クルマ利用の追っ掛けでも只見線沿線の道路事情が劣悪なので、良いとこ2~3回が限界でしょうが。沢山いた撮影者が列車通過後1分と経たないうちに蜘蛛の子を散らした様にいなくなる、毎度の光景ながらあの片付けの早さには、呆れると言うか感心?するところで。
 1日目はとりあえず磐越西線鹿瀬-日出谷でゲットしました。

 国鉄色キハを追っ掛けてファンが只見線の方に流れてしまったためか、C57にカメラを向ける人はかなり少なめ。(山都-喜多方にて)

 山都の鉄橋ライトアップもついでに頂きました。キハの流し方が中途半端でイマイチですが。

 2日目は「これぞ只見線」な会津宮下~早戸間の定番ポイントで。会津若松発の1番列車で行ったので、狭いお立ち台で何とか最前列を無事確保できましたが、後2~3人入ったらお終いかな?と思っていたら、それより後から数十人入ったのには撮り鉄恐るべき…先ずは前哨戦のキハ40定期列車426/425D。キハ40も近い将来過去のものになるでしょうから。これが来るのが9時過ぎ。メインターゲット9427Dまで約3時間…

 同じペンタ35mmユーザな隣人と私のカメラ(少し珍しい機種です)の話で盛り上がったり、対岸の川岸にいるファンを双眼鏡でウオッチしたり、雲の動きにやきもきしたりしているうちに過ぎ去る3時間、現場が緊張感と期待感に包まれる中、9427D「磐西・只見ぐるり一周号」はほぼ定刻で我々の前をゆっくりと通過して行きました。何とか車輛に日差しが当たってくれて良かった…
 しかしここで余韻に浸っている暇は無し、早戸1250発の428Dに乗らねばならないので、手早く片付けて早足で早戸駅に戻ります。息を切らしながら駅に着いたのは到着2分前、終わった終わった、あー疲れた…

 今回は会津若松-早戸間のみの乗車でしたが、また時間があれば小出寄りの残りの区間にも乗ってみたいです。


ロストパーツの穴開け

2009-10-18 19:34:17 | 地方私鉄(近畿)

 前面などの肉厚なロストやホワイトメタルパーツへ、0.3とか小さな穴を開ける際、ドリルの刃を折り込んでしまい、中に残った刃の先端を除去するのに苦労した、という失敗をした方もいると思います。肉厚のパーツに穴開けをする時は、本来なら切削油を使うのが良いのですが、穴の奥に残った油は後で塗装の時に面倒なことになるので(小さなネジ穴に残った切削油、仕事の時いつもその対策に苦慮しています…w)、出来れば油は塗りたくないところ。しかしメタルパーツに0.3のドリルを切削油抜きで立てたとき、指先に伝わってくるキシキシいう感触、非常に心臓に悪いというか、嫌なものです。

 そこで、作業後に揮発して無くなってしまう油を塗れば良いじゃん!と。ボール盤やNCフライスみたいな機械加工の時みたいに、刃物が高速回転して摩擦熱で高温になるわけじゃないんだから尚更です。と言うことで、手近にある適当な揮発速度を持った油、エナメルシンナーを垂らしてみましたが、灯油でも構わないと思います。結果は、本物の切削油には劣るでしょうが、油なしよりはかなりスムースに刃が進む感触です。

 余談ですが、真鍮ロストパーツに刃先を折り込んで、どうしても除去できないときは、食塩水に数日浸け込んでおくと、異種金属間の電食効果で鉄で出来た刃だけぼろぼろになって突けば取れるそうです。せっかちな方なら、酢やサンポールとか酸性の強い液体にすると、もっと早く溶けて無くなります。(ホワイトメタルパーツにはこの手は使わないほうが良いので悪しからず)

おまけ。本日の失敗。おでこに半田をたっぷり盛って整形しようとしたら、顔まで半田が大量に…orz


彦根のゴミ捨て場

2009-10-15 00:19:53 | 地方私鉄(近畿)

 積み上げられたグロベン、AU75クーラーキセ、台車のボルスタアンカ、西武電車のステンレス飾り帯、輪軸、MT-15主電動機・・・何とも模型のジャンクボックスさながらというか。

 一昔前の近江鉄道彦根工場裏のヤード、留置される古典電機目当てに訪問して、そこに広がるカオスな世界に驚かれた方も多いのでは。その様子は大昔から変わらず、いつ行っても廃車になった古い電車が多数転がっていた様で、私も幼少のころ東海道鈍行車窓より、錆だらけのモハ135、136形(元京急400車体の短縮改造車)を見た記憶が今でも鮮明に思い出されます。

 

 最後まで残り、赤電の面影を伝え続けたのが、このモハ9+1208とモユニ10、11でした。80年代初頭にはもう運用から落ちていたようで、都合20年以上留置されていた模様です。駅前再開発でヤードもろとも一掃されてしまったのは残念ですが…赤い電車の実物は全て過去帳入りしましたが、模型で赤電全盛期の近江電車を再現するプロジェクトは細々と継続中です…


もうひとつの「近江型」

2009-10-11 20:05:02 | 地方私鉄(近畿)

 所謂「近江型」電車には、モハ1型+クハ1213型6編成12輌の他、同系のモハ131型+クハ1214型2編成4輌が存在していたことは周知の事だと思います。この両形式の違いは種車の名義上の違い(前者は旧宇治川電気、後者は旧西武木造車の鋼体化)ですが、今回のネタは最初に製作されたモハ132+クハ1215の編成です。晩年はチューリップ電車になり、彦根駅のホームからも良く見える所に長らく留置されていたので、ご存知の方も多いと思います。

 この編成は彦根工場製第1号の電車であるクハ1212を参考にさらに洗練された?新標準型電車として開発されたようで? 登場時は153系や111系みたいな腰2灯ライト+おでこに方向表示器付きの斬新なデザインでした。しかし夜間、低いライト位置故に、相手に自動車と誤認されることによる踏切事故が相次いだらしく、次の増備車の131+1214から普通のおでこライトに戻ってしまい、本車も後年他車同様に改造されてしまいました。しかしよく観察すると、前面窓のHゴムが角ばって外板から一段凹んでいること、前部雨樋の処理、戸袋窓等、他の編成とはかなり差異があることが読み取れます。

 相棒のクハ1215。塗色の不気味さに怖気づいて?碌に記録しておかなかったことに後悔。試作的要素が強い車故の悲哀か、比較的早期に運用から外れ、他車で行われたワンマン化、シールドビーム化、空気ばね台車化、電気指令ブレーキ(HRD-1)化、ATS搭載などの近代化改装が行われることもなく、モハ221型に名義を譲って廃車になりました。
 当時は気味悪いと思っていたこの塗装も、今となっては模型化してみたいと思うようになってきたから不思議なものです。

このタイプでは第2弾のモハ131+クハ1214、ここから標準設計が確立したらしく、以降のモハ1型とほぼ同じ車体になりました。

参考までにモハ1+1213、車体自体は幕板にルーバーが追加になった程度ですが、何故かモハ1型Mc-Tcの向きは131型とは反対になっています。(131型はMcが米原向き、1型は近江八幡・貴生川向き) 因みにこの編成は1型で唯一、台車がFS40エアサスに履き替えられることなく最期を迎えています。


ちょっと気分転換というか

2009-10-11 17:37:48 | 地方私鉄(近畿)

 一畑も最近ずっとサボっていたので、そろそろ再開と行きたいところですが、ここでちょっと気分を変えて、KitcheNの新製品、近江1で。一時期は近江の顔的存在だっただけに、熱心な「近鉄」(近畿日本鉄道に非ず)ファンなら是非欲しい形式なのではないでしょうか?

 こうやって浮気ばかりしているから、なかなか進まないのは毎度のことですが…

今回は前面がホワイトメタルから真鍮ロストワックスにグレードアップ。基本部分は全て半田で組みたい私にとっては歓迎すべき改良です。

最近の製品は鉄コレ動力対応になっています。鉄コレTM-10を使う場合、一番高い位置のタブを折って起こします。

こんな情景を想像しながら…1型引退記念の赤電リバイバルからもう9年も経つのか…


24・25日は

2009-10-04 15:07:23 | 国鉄型

 「磐西・只見ぐるり一周号」が新津のキハ52、58、28国鉄色の4連で走る予定ですが、列車利用だと「ムーンライトえちご」で早朝に新潟入りしても只見線区間で押さえることが不可能な、米坂線以上に極悪なダイヤにこれまた泣けてきます。只見線で撮りたいなら会津若松か只見で前泊必須です。仕方ないから24日は磐西で撮って、若松泊まりで25日に只見沿線とするか…

 新津の52、色々噂はあるようですが、本当に11月の只見紅葉号でお終いになってしまうのかな…