シンナープールでの剥離完了後、おでこのパテ盛り部を中心とする各部の修正、ディテールの追加工と、位置を間違えていたモハ2250の避雷器の移設を行います(モハ2250形のうち、2250だけパンタの前に付いています。他3輌はパンタの後ろですが)。接着剤やパテに影響を与えないよう、乗務員扉の下のステップは手早く半田付けします。クハニ1271とモハ2233にはステップが付いていませんが、決して忘れたわけではなく、この2輌は付けると台車に干渉してカーブが曲がれなくなるからです。
おでこに盛ったパテの銘柄の違いが色で一目瞭然です。収縮によるひび割れの程度は、ポリパテの銘柄と、盛った後に十分な熟成期間を置いてから仕上げたかで差が表れるようです。やはりこれだけ厚く盛ると、1~2か月位では不十分で、年単位で熟成しないとかなりの確率で割れます。その点、半田は冷めればすぐ仕上げられるので格段に作業性が良いです。
モハ2250形3並び。左から2253、2252、2250。2250は2扉で避雷器が前側、2253はこれだけ尾灯が埋め込み式になっています。4輌の同形式のうち、2250だけ3扉化されなかったのは、この1輌だけ新潟鉄工製で、他の日車製と車体構造が違うことが影響しているのでしょうか?
今回は納期?があるので、出来るだけ簡素に、と思っているのですが、やっぱり配管はこれ位付いていないと寂しい、と針金細工に悪戦苦闘。