雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

そういえばこれも積んであった

2014-03-29 00:19:35 | 地方私鉄(関東)

 大雄山の赤電を作ろうと買ったけど、10年の熟成を経たこれが…

1つ全く関係のないものも混じっていますが、大雄山の旧相鉄2000はMc-M-Tcの3連なのに、Mc車が2輌あるって? 実は買うときに迷っていて、旧相鉄2000更新車体の綺麗な3連、をただそのまま作るんじゃ何か面白くない、のと、個人的にのっぺらぼうな非貫通の顔より、貫通型の顔の方が好みなので、片方だけ貫通型にしよう、とも思っていたからです。因みに3本の内訳、(注、括弧内は相鉄の旧番)

←小田原
(1)モハ161(モハ2025)-モハ162(モハ2007)-クハ186(モハ2026)
(2)モハ163(モハ2021)-モハ164(モハ2006)-クハ185(クハ2509)
(3)モハ165(モハ2024)モハ166(モハ2010)-クハ187(クハ2510)

このうち下線で示したのが旧50系(車体長が少し短く、車体裾がストレート)で、赤文字が相鉄時代は前面が貫通型です。2輌の貫通型先頭車が譲渡されたことになっていますが、最終的には両方とも他車と同じ非貫通型に改造されています。そのうちクハ186は大雄山入線から暫くは貫通型のまま走っていたことを確認済みですが、問題は現在コデとして残っているモハ165で、貫通型のまま使用されていた証拠写真が未発見なのです。個人的な心情としては「前パン貫通型」が良いのですが、現時点で確証がある貫通型クハ186が入る(1)の編成の入線当初の姿にしとくのが無難かな…


すっかり春ですね

2014-03-28 18:39:22 | 撮り鉄日記

 朝夕こそ薄ら寒いですが、日中はすっかり春の陽気ですね。以前から一度は見たいと思っていたけど平日なのでなかなか行けなかった大雄山コデ、今回は仕事の端境期とうまく一致したので有給を消化して行ってきました。かつての赤電車は小田原駅のホームからいつも見ていたのに関わらず、結局行きそびれてしまったので、これも無くならないうちに…と。どうせなら動画も撮りたいので、機材はいつもならデジとフィルム1台ずつなのに、動画用デジ一眼をもう1台+それ用の小型三脚を追加したので、近場の割には重装備に…

少し早めに行って大雄山までロケハンしてみたけど、やっぱりまともに編成写真が撮れるのって飯田岡の近く位しか無さそうです。しかもこれが通過する時間帯に順光になる側に引きが撮れる場所はほぼ無し…純粋に編成写真を撮りたいなら寧ろ曇天の方が良いですが、今回は快晴だったので富士山バックと迷った挙句、菜の花畑でまとめてみました。平坦な線形ですが、後ろの5000系は無動の1M3Tなので?MT15の良い音が響き渡ります。

大雄山では到着後入れ替えをしないのかな、と期待したのですが、約2時間粘っても一向に動く気配なしなので撤収しました。それにしても停止位置が凄いです。少しブレーキが遅れたら駅舎に激突しそうです。

前照灯は一見原形のバルブ一灯に見えますが、実はLP42のケースを流用して中にシールドビームが填め込まれており、更にご丁寧にも保護ガラスまで装備されています。

コデの全検はどうするのかな、逆に5000系に引っ張られて行くのかな?と思っていたら、検査標記は大雄山分工場を意味する「大分工」、これだけはここで検査するんですね。使っていないとき休車を掛けて検査周期を延長していなければ期限は今年12月、今度は赤電車にならないかな…

 

大雄山の駅は赤電車がいた頃とほとんど変わっていない様です。昔ここで留置されているコデに改造前のモハ165や先代のコデ66とか撮った記憶があるのですが、ネガどこに行ったかな…


昭和59年、ラッシュ時の相模線番田駅

2014-03-24 23:44:05 | 撮り鉄日記

とか言っても騙せそう? でもそれにしては乗客の格好が少し変? 大体それならホームにミラーなんてあろう筈ないし…

制輪子の鉄粉で茶色くなった低いホームとこれまた白っ茶けた朱色5号のキハと外吊り扉、初めて相模線のキハ35に乗った約30年前の記憶が蘇ります。それがほんの数か月前まで昼下がりの日常の情景だったのですが。失われて初めて気付く「日常の情景」の有り難さ…

(2014年3月22日 関東鉄道常総線 三妻駅)


PCニッコール35mmF2.8

2014-03-23 12:33:27 | 撮り鉄日記

 最近持ち出すカメラがニコンばかりになっています。ニコ爺一直線か?

 で、以前から試してみたいと思っていたアオリレンズ、ペンタックスにも一応28mm/F3.5のシフトレンズが以前ラインナップされていたのですが、中古でもタマ数が少なく結構高価なので、使用頻度が余り多くないかもしれないレンズにそれだけ投資するのに二の足を踏んでいました。その点ニコンは新旧タマ数も豊富で、35mmだったら2万位から入手出来るので気軽に?試せます。

シフト量=0で撮影。広角レンズを使って単純にローアングルで上にあおって写すと、こんな感じに上すぼまりにパースが付いてしまいます。作画意図によってはこれも面白い場合もありますが、これを嫌って広角レンズを使わない人もいるようです。

そこで光軸が出来るだけ水平になる様にカメラを振ります。本当なら三脚と水準器を使って水平出しをすべきですが、テキトーな私は手持ちで目分量で。

更にシフトノブを回すとレンズが撮像面と平行にシフトし、水平はそのままフレームがそのまま上に移動していきます。希望のフレーミングになるまでシフトすると、ローアングルなのに上すぼまりにならないカットが得られます。プリセット絞りなので撮影前に絞込みを忘れずに!(私も何回か絞り忘れてドオーバーなカットを作ってしまった)

(2014年3月22日 関東鉄道常総線 水海道車輛基地)


X-20攻撃

2014-03-21 17:09:58 | 国鉄貨車

 で、タキ2100はプラボンドで接着されている品物の必殺技?エナメルシンナー攻撃で接着部を脆化させて騙し騙し剥離して何とか分解成功? まあこれはここまでバラす必要も無かった気もしますが。因みにこれの踏板/手摺はタンク体に爪で固定の普通の構造で楽勝、タム2300も何でそうじゃないんだ? さて、これはどう料理しようか…タキ42100、42150、42200のどれかにでもしようかな?

ついでに先日のタキ25000は、マイクロエースのタキ18600のタンク体と組み合わされて、タキ18600初期型(18600-21、日本化成所有)の様なものに。本当は鏡板の形状が違うけど、加工する手間の割には効果は?になりそうなので、そのまますっ呆けるつもり。以前、関西在住の友人に見せてもらった、別府ハフ7がこのタキ18600×2とトラにサンドイッチされた写真が衝撃的だったので、もう1輌同じのを作るつもり。別府土山線の混合列車には他にもタキ25000やLPタサが連結されている記録も残されているので、これも途中の中野にある川重の貨車工場へ高圧容器再検査入場車でしょうか。


まだ罠があった…

2014-03-17 00:27:18 | 国鉄貨車

 アシェットのタム2300、どうせネジ3本緩めれば簡単に上下分離出来るだろうと思ってネジを緩めても…分離出来ません。どうしたものかと思って、どこかに隠れた爪とか無いかと観察しても、無さそう。もしやと思ってさらに観察すると…どうやら受台と台枠がガッチリ接着されている様子、台枠はどうせPOMかナイロンだと思って、軽くカッターの刃先で抉ってもビクともしません。もしかして台枠もABS?

最後にはかなり強引(または破壊的)に、何とか上下分離。台枠側の突起に受台の窪みを填め込む方式で、4箇所中1か所だけ突起の形が違い、組み付けの向きを間違えないように配慮されていますが…片側の鏡板のみにある点検蓋が省略されているし、この車輛じゃ意味は無いかと。

手摺、踏板もかなり強力接着で外すのには一苦労。この形式で分解が困難なのって致命的なような。河合のタキ5450は瞬間接着剤なので少し衝撃を与えればポロっと外れますが、こちらは溶剤でしっかり接着されているので極めて分解困難です。タム2300だけでなく、タキ25000や2100も同じく…です。

タキ5450の踏板と弁プロテクタを仮組みしてみます。あと受台やカセイソーダ箱他を弄りますが。レタリングはどうしようか。


流浪のED221

2014-03-14 22:26:32 | 撮り鉄日記

 今晩発を以て「あけぼの」の定期運行が終了します。今度こそはED221ラッセルとの競演が実現するのでしょうか。

 そこで、このED221、信濃鉄道を振り出しに、国鉄→西武鉄道→近江鉄道→一畑電気鉄道→弘南鉄道、と流転を繰り返した生涯で知られます。現在の地に落ち着いたのが昭和48年、既に車齢50年近くを経た老朽車、当時ならもうちょっと新しい出物があったのでは?、とも思ったのですが…例えば同じクラスでは松尾鉱業鉄道ED251や東濃鉄道ED1001、土佐電鉄ED2001とか…松尾からは旧阪和の電車を譲り受けているので存じないということも無さそうだし、東濃はED221を仲介したと思われる西武所沢とも縁があるので、弘南は意図的にこれらを忌避した、と言う線が浮かびます。例に挙げたこれらは何れも昭和20年代の製作で、時節柄使用材料や工作レベルの低さを懸念して敬遠したのかも知れません。事実、同時期の弘南線ED301は大正生まれのWH機を差し置いて真っ先に廃車となっていますし。こうしてみると、弘南鉄道の車輛政策は節操が無さそうに見えて、意外に堅実な一面があるようです。(南海1521は???ですが)

 

昔の写真を見ると、一畑時代にはほぼ現在の形態になっています。独特の書体のナンバープレートは近江時代に作成されたと伝え聞きますが、キャブ側窓の増設は一畑入線時なのか、それとも近江時代に既にこうなっていたのか気になるところです。今回見てちょっと違和感を感じたと思ったら、以前は車体色だったスノープローがいつの間にか黒くなっていました。

キ105も綺麗にリペイントされています。全国に3輌が残る現役のキ100形、その全部が青森県津軽地方にいるんですね。


何を考えているのやら…

2014-03-10 23:30:16 | 国鉄貨車

 パートワーク付録のタム2300、4輌分確保して眺めること暫し、案外良く出来ていますが、モロにプラ成形色そのままなのと、その色が旭化成延岡の様な橙色なのがちょっと…ここは塗装したいところですが、どうせ塗り直すなら、とストックしてあった河合のタキ5450をいきなり解体し始めました。

各パーツはアロンアルファの様なものでガッチリ接着されているので解体するのは結構しんどいです。因みに欲しいのはこの部分だけ。台枠は受台の部分のみ切り出して使うつもり。これで何をしたいのかピンと来た方は結構な貨車マニアです。


今度はこちらも

2014-03-09 20:45:32 | 撮り鉄日記

 大鰐線ED221は走行シーンを拝むことが出来たので、次は弘南線ED333の走りを見てみたいなーと、帰り際に寄った黒石駅で眺めながら…

ED221と一見同じような形ですが、更に短く可愛らしい姿です。大=秩父デキ1、中=ED221と並べて置いてみたい誘惑に駆られます? こちらはキャブの側板が張り替えられているようで、リベットが消失していたり、運転士側の側窓が奥まっていたりするのに注目。こうやって見ると台枠の座屈が目立ちます。キットの組み立てで多少組み付けが歪んでも却ってリアル?

 

比較に保谷の西武E12を。こちらはキャブのリベットが残っていますが、逆に乗務員扉がオリジナルじゃ無いです。保存するときの整備で、傷んでいた扉を有り合わせの材料で作り直したからでそうで。台枠の座屈はED333程露骨じゃないですが、やっぱり少し歪んでいます。


大鰐ラッセル

2014-03-03 23:18:40 | 撮り鉄日記

 体調がイマイチだったため、暫くサボっていましたが、結局は大鰐線ED221ラッセル公開運転の方に行ってきました。

 

前日は軽く全線を流してロケハン、最初は石川-義塾高校前でJR奥羽本線とオーバークロスする高架橋ポイントにしようかな、と思いましたが、「あけぼの」通過とタイミングを合わせると謳っていたので人が多くなりそうだったのと、排雪列車が走るシチュエーションとしてはイマイチな気がしたので、今回はパスしました。

で、本番は考えた末に、無難そうな石川プール前大鰐方の山バックの田園地帯にしました。まずは露払いの普通電車。バラエティ豊かな旧型電車を追いやった恨みの対象ですらあった東急7000も、既に誕生から半世紀を経て、彼らと入れ替わりに姿を消して行った旧型電車たちと大差ない歳になりつつあります。オリジナルのフェイスと足回りを持つ弘南の7000は何気に貴重です。

さて今回の主役がやってきました。跳ね飛ばすだけの積雪が無いので迫力には欠けますが、やっぱり雪原の中を走る姿が似合います。

返しは津軽大沢からすぐに戻ってくるので、ちょっとだけの移動に留め、鯖石駅弘前方すぐの踏切の脇から。ここの神社バックポイントがお手軽なのに気に入りました。しかも同業者ゼロで独り占め。

 因みに「あけぼの」とクロスする演出ですが、既に報道されている通り、「あけぼの」が急病人対応のため数分遅延したので、残念ながら未遂に終わったようです。

(2014年3月1日/2日)