雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

弘南線ラッセル(2)

2015-02-28 22:36:52 | 撮り鉄日記

 有志一同が除雪費用の一部を負担することで地方鉄道の存続に貢献するオフ(実際には排雪出動要件を満たす程の積雪が無かったので、単なるチャーター運行になってしまったのは残念ですがw)、の午後の部は、当日知り合った仲間と割り勘でタクシーでの追撃戦を決行しました。しかし既存スジでの運用のため結構速いので、クルマでの追い掛けは、無理が無いのは2回~余程手際よくやっても3回が限界でしょう。

 

で、1006レの一発目は定番、尾上高校前の高架橋で。参加者の皆さんは反対側の道端から岩木山バックでシルエット気味に、と言う方が多かったですが、(道端なので直ぐに追撃態勢に移れるという事情もありましょうが)私たちは敢えて順光側から狙いました。ポイントは雪原の真ん中ですが、ビニールハウス群にアクセスする農道が除雪されていたので、思ったより比較的容易に辿り着けました。

クルマに戻って、次の本命、運動公園前に行くまでにもう一発行けるかな、と欲張ってみるも、結構速かったので追い付くのがやっと、これが精一杯です。

 

あとは平賀、館田、新里で数分ずつある停車時間の間に時間稼ぎをし、運動公園前まで直行します。順光、片持ち架線柱、山バックで列車写真としては綺麗なんですが、やっぱり雪煙を上げて突き進む絵を見たかったな。

 


ちょっと迫力不足…弘南線ラッセル(1)

2015-02-21 22:38:01 | 撮り鉄日記

 お誘いの声が掛かったので、何とか仕事を休む段取りも付けて、行って来た弘南鉄道のラッセル貸切運転、去年の大鰐線あけぼのクロスイベントの時は雪が少なくて間抜けだったので、今シーズンは雪が多いということでちょっと期待していたのですが…確かに年末年始にかけてドカンと降ったので根雪は沢山ありましたが、ここ数週間余り降らなかったそうなので、残念ながら雪煙を猛然と上げて驀進するラッセルと言う絵面はなりませんでした。初日はこの季節には珍しく快晴だったので、車輛自体は綺麗には撮れましたが。

 

朝方の排雪1004レは、まずは柏農高校前直ぐ手前の踏切でゲット、直ぐに後から追ってくる18レに乗車して追跡します。

 

1004レは平賀で16分の長時間停車が設定されており、18レに乗れば平賀で追い抜くので、電車で追い掛けでも、それより弘前寄りでもう一回撮ることが出来ました。私は館田の弘前寄りすぐ近くでもう一発と、返しの813レを辛うじて見えた岩木山バックでゲットしました。ところがこの時、1004レはデジタルのK-5IIsの方は動画で録ったのですが、あろうことか誤消去してしまったり、フィルムのアサヒペンタックスMXの方は交換の時に巻き戻しを忘れて裏蓋開放してしまい二重にorz…(久しぶりにやってしまった…フィルムの方は周りには何事も無かった振りをして超速で裏蓋を閉じたので、肝心のカットは何とか殆ど無事でしたが。)

 

これで午前の部は終了したので、一度黒石に引き上げます。館田の駅舎は渋い木造駅舎で、ベンチの広告もまた良いですね。

    

7000系の車内でお弁当を食べたら、キ104とED333を観察タイム。

  

室内も見学できました。キ104のダルマストーブは割れていて使用不能な模様です。

  

WH凸電の車内はキャブは大きくても、中には機器が一杯で狭いですね。箱電と余り変わらない感じです。上信や三池のシーメンスの方が寧ろ広そうです。エアタンクや接触器箱がある程度で中はがらんどうな南海型電機やED31とはえらい違いです。

 

隣にいる7000系も忘れずに。現存する東急7000系の仲間の中では最もオリジナルに近いのが弘南のです。

(2015年2月7日)


現役WH/BLW機の話を進める前に

2015-02-16 00:22:54 | 国鉄型

 北の地の現役WH/BLW凸電の話の前にちょっと一服、と言うか本題に全然進まないじゃん。と言うことで、待望のKATO飯田線シリーズ、ED19が出ましたので、そっちの話題でも。

 

このカマはたった6輌しかいない割には、1輌ずつ形態の変化に富んでいます。と言うことで、現代レベルで模型化しようとすると、確実に特定番号にせざるを得ません。PS14からPS15に換装した場合、パンタの取り付け位置自体が変更されているんですね。パンタ換装車は、干渉を避けるため避雷器も移動されていますが、本来なら前後点対称に配置されるはずなので、単品、即ち6号機の避雷器の位置はダウトです。セット品の2号機と単品6号機のボディ金型のコマを互に入れ替えれば4号機らしきものが出来そうなので、再生産時には違う形態で出てきそうかな。セットは取り敢えず2つ押さえたので、1輌は車体を載せ換えて一番出そうにない5号機にするつもりです。(ワールドの旧製品キットが手付かずでどっかに仕舞い込んでいたはず…)

 

セットのタキ10600、溶接のビード表現がくどいかな、と思う程度で、まあ良い出来でしょう。タキ101900同様、最大の不満は少数グループ故「汎用性に欠ける」ことでしょう。大越に出稼ぎに出ていた同形式は今度製品化されるED78やEF71も牽いていたので、単品販売もあるかな?

  

ついでに飯田線旧国シリーズ、若干のツッコミどころはあるものの全体の出来は良いのに、グロベンが101系以来のプアな出来のなのが残念なので、無加工で換装できるα-modelのに交換してみました。クハユニ56が換装前、クモハ53007が換装後です。大昔の103系ATC以来付いていたパーツの方がまだマシな出来だったのに、101系からそれよりずっと出来の悪いのに替わったのが不思議です。

交換すれば当然、大量の外されたグロベンが余ります。でもこれは使い道は無さそうだよな…


たまには観光でも

2015-02-15 11:01:04 | 撮り鉄日記

 翌日の撮影会の下見がてら、弘南線に乗って黒石へ。折角ここまで来たのだから、と、旧い街並みも好きな私は、「こみせ通り」に足を進めます。

   

あくまでもついでなので、短時間の「ちょい見」ですが、妙に綺麗にされていない所が風情がありますね。観光地として有名になるにつれ、整備が進んで、何だか出来の悪い映画のセットみたいな不自然さが漂う「美観地区」も多いけど、あれは頂けません。個人的には適度に朽ちた、少し雑然とした雰囲気を残してくれた方がリアリティーを感じて好きです。原形の戦前省電より、グロベン、プレスドア、Hゴムの更新旧国の方に惹かれるのと同じようなものでしょうか。

   

途中で昼食に入った焼きそば屋で、店主が「雪、少ないでしょ、年末年始にドカンと降ってから、暫く降っていないので、大分融けちゃったよ」と。これで少ないのか…まあもっと屋根の上に雪が載っていた方が絵になるのでしょうが。

軒下を歩くときはくれぐれも頭上には注意! 雪の塊とか、こんなのが落ちてきたら…(そう言えば昔、電気設備に落ちた1本の氷柱で会社が飛んだ某大手乳業企業と言うのもありましたね…)

 

看板建築の商店も、街並みに彩を添える存在です。

 

消防団の建物もまた渋い。

 

中には青8ナンバーの旧い消防車が。夏の旧車祭りの時には外に出て来るのかな?


冬の風物詩の痕跡

2015-02-11 22:40:41 | 撮り鉄日記

 あまり積雪が無い地方に住んでいる私にしてみれば、凄い雪の量です。電車の前の雪の壁が良く見るとキ100形の前頭部の鋳型になっていますね。

で、更に良く見ると、ホームに何か置いてあります。

古レールと鉄板を組み合わせた、手作りの可搬式停止目標です。これだけ積雪があると、普通の線路脇の停止目標が雪に埋まってしまうためでしょう。こんなところにも雪国の電車らしさが垣間見れます。

(2015年2月6日 弘南鉄道弘南線 弘前駅)


まだ生きています…

2015-02-11 18:21:09 | 撮り鉄日記

 流石に地方でもK型は見る機会が大分少なくなってきました。ここでも残っているのは数台な様です。(と言うか駅前に来るバスが中型小型ばかりになったのが、地方バス事業者のお寒い現状を表しているような)恐らくこの車種では最大ユーザーだったと思われる地元の某事業者から姿を消してから経過した年数を考えれば当然か…


お飲み物は如何ですか?

2015-02-09 18:04:27 | 撮り鉄日記

 ネット限定25%引きのやっすいキップ(普通車の正規料金より少し安い)で初めて「はやぶさ」のG車に載った時のこと。

アテンダントの姉ちゃんが「お飲み物は如何ですか?」と聞いて来た時、普通に車内販売と思って「いいです」と返したら、「無償サービスですが」と聞き返され、貧乏性な私は「じゃ、ホットコーヒーで」と。東北新幹線ではそうなんだ。上越や東海道ではそんなサービス無かったぞ? この紙コップだけ欲しいという向きもあろうかと思いますが。

そんなサービスは兎も角、純粋にハード的にはE5もN700もG車にそれほど感激を感じません。それだけ普通車も快適性に関しては良くなったからでしょうか。今思えばハード的には現在の特急普通車にも見劣りするサロ165やサロ489の方が、「特別車輛」と言う響きが相応しく感じる格式を感じたものです。


価値観は時代と共に…

2015-02-01 12:07:04 | 撮り鉄日記

 この世の中で支配的な価値観は時代と共に移ろい行くものである。今は付加価値とされているものでも、何年か後には言うまでも無く当たり前になっているかも知れないし、逆に廃れて「えっ、そんなのあったの?」となるかも知れません。単に「カメラ」と言うと10年位前まではフィルムカメラを指し、デジタル機はわざわざ「デジ」、「デジタル」と注釈を入れねばならなかったのに、今では「カメラ」=「デジカメ」で、フィルム機はわざわざ「フィルムカメラ」と呼ばなくてばならぬほど特殊なものになってしまった様に。

「森永ホモ牛乳」の「ホモ」とは、勿論均質化処理(ホモジナイズド)=不揃いな脂肪粒子を粉砕して均質にすること、です。詳しくはこのあたりで。昭和40年代頃までは、保存性が良くクリームが分離しないホモジナイズド牛乳は最先端の付加価値のある牛乳だから、わざわざ商品名に表示してあったのが、それが当たり前になり、市場に出回る牛乳のほとんどがこれになると、商品名からは徐々に姿を消して行ったという訳ですね。(その間、「ホモ」に別の意味が浸透していったのもありますがw) 今では逆に自然な風味を求める消費者の嗜好の変化に応え、ホモジナイズドしていない牛乳、つまり「ノンホモ」が付加価値を示す言葉になっています。

看板の主は越中大門駅前の牛乳屋です。隣の「RC」と言うのも気になります。何かの清涼飲料のブランドでしょうか?

 

この駅は他にも木造駅舎や、隣接する紡績会社の貨物ホームとかが良い感じです。