雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

ラストラン169系 その2 やっぱり9連は長い!

2013-04-30 21:30:28 | 撮り鉄日記

 続いて後半戦は急行「ありがとう・さようなら169系」、戸倉からしな鉄色S53編成を下り方に増結して9連になりますが、これを西上田駅下り方すぐ岩山バックのポイントで迎撃します。駅すぐと言うのがミソで、この列車はここで約30分間停車するので、駅入線を撮ってすぐに上り方のポイントに移動すれば徒歩でも2度撃ち出来るからです。やっぱ9連は迫力が違いますね。敢えてHM 無しで急行幕のみと言う演出が嬉しいです。マイカー組は相変わらず撮り終わったら猛スピードで次のポイントに去っていきます。長時間停車があるのだから、そんなに急がなくても良いじゃんと思うのですが…

これを撮ったら直ぐに上り方の陸橋に移動しもう一度。ここが無くなればもう二度と見る事は出来ない、電車急行全盛期を彷彿とさせる堂々たる長編成です。私は急行型電車が急行として走っていた時代は辛うじて体験している程度ですが。乗った事があるのは169系「信州」、165系「東海」「赤倉」、あと、記憶が曖昧なのですが153系の「伊豆」もあったかな…

(2013年4月28日 しなの鉄道 西上田駅付近)


ラストラン169系 その1

2013-04-29 10:20:58 | 撮り鉄日記

 もう止めておこうかと思いつつ、湘南色6連が走ると聞き、最後だからと行ってきました。G車2輛組み込みの169系「信州」を辛うじて体験した世代なので。

 有名撮影地は当然の事ながら、人が多いので、まずは上り「志賀」、御代田の浅間山ポイントより少しずらした場所で新緑を手前に入れて、木立の向こうにチラリと残雪の浅間山、そして湘南色の169系と欲張りなショット。このあたり、少し移動すればまだ良いポイントもあるのに、同じ場所ばかりに人が集中するのも毎度ながら何故なんでしょうね。まあ列車の待ち時間の合間に同好の同士と雑談するのもまた楽しくもあるのですが。

今回の改正から軽井沢‐小諸間で115系2連の運用が登場。こうやって見ると可愛くて良いのですが、当然の事ながら車内は激混みです。混雑が予想されるイベント開催時位は柔軟な対応をお願いしたいところです。

次の下り「信州」は有名俯瞰ポイントの下で。個人的にはこのアングルの方が好きですが、アクセス方法が余り知られていないのか、人は少なめで陸橋上の人だかりを横目に落ち着いて撮影が出来ました。普段単行か長くても3連のばかり撮っている向きからすると、やっぱ6連は長い!少しカツカツなアングルになってしまいました。

(2013年4月28日 しなの鉄道 御代田‐平原)


夜な夜な その2

2013-04-26 00:29:21 | 模型工作全般

 またもや夜更かししての地味作業、タキ車のカプラーをマグネマティックMT-7に交換です。何故に本来台車マウントの機関車用(KATOの対応車種はほぼ絶版になっていますが…)であるMT-7で、指定のMT-10じゃ無いのか?

事の始まりはKATOタキ35000の台枠緩衝長が異常に長く(これは実はタキ35000の保安対策車なのか?)、不恰好と言う問題を解決する事から…

 

御存じの通り、この製品の台枠端梁は何とも都合良く別パーツなので、外して台枠両端を1.5mm程度切り落として端梁を再接着すれば正規の長さに出来ます。まあ同様の加工をなされている方も多いとは思いますので今更ですが…余談ですが、台枠本体の材質もこれまた都合良くABS樹脂なので、切り詰めてタキ45000にするのも比較的容易だと思います。

これでグッと恰好良く…と思ったら、カプラーが指定のMT-10そのままでは当然、台枠を切り落とした分出っ張ってしまい、連結面間隔がえらい事になってしまいます。他のサイトでは台車マウントタイプのカプラーに振り替えてこれに対処していましたが、こちらは台車マウントのまま何とか出来ないかと模索してみます。

  

そこで登場するのがタキ9900用AssyのTR41C台車。あれ、タキ35000と同じじゃないのか?と思ったら、実はこちらの方がカプラーポケットが少し(1mm位)短いのです。台車側枠のモールドもタキ35000用よりシャープになって一挙両得。何で共通化しないのかと言う疑問はさて置いて。(因みにタキ3000、セキ3000用のTR41Cは台車中心ピンの構造に互換性はありませんし、そもそも大きさ自体がかなり大きいです)

そこで更に登場するのが先程のMT-7、ナックルシャンクが短いので更に連結面を短縮できるという事で。右側が35000用TR41C+MT-10、左側が9900用TR41C+MT-7です。

 

それを台枠を加工したタキ35000に組み込んで…これなら許容範囲かな? 加工前と加工後もついでに比較。簡単な割に効果は絶大です。KATOタキ35000はそろそろ再生産が掛かる筈なので、もう少し追加購入しておこうかな?

手持ちのタキ9900もカプラーを替えてみました。こちらは当然台車はそのまま。タキ35000はまだしも、車端ステップのあるタキ9900はツイストロック式センターピンの台車を外すのに難儀します。メーカーは本当にユーザーが外すことを想定しているのか?と思う程。まさかKATO急行型電車のパノラミックウィンドウみたいに、壊して外すワンウェイ(実話)と言う事は無いよね?


夜な夜な その1

2013-04-21 18:11:28 | 模型工作全般

 買ったまま放置してあったワールドのPS14組み立てキット、先行試作品2ヶ×4組と量産品2ヶ×2組の在庫がありましたが、合計12ヶをまとめて、夜な夜な切って削って折って半田付け、12ヶもあると流石に大変です。

銅色に輝くPS14がズラリ、何となく塗装するのが勿体なく感じます。いや、後日ちゃんと塗りますよ。

イベントで販売された先行試作品と量産品の違いは、スライダーのホーンがパイプ状の軽量タイプだけでなく、板状の原形タイプも選択できるようになった事と、上昇姿勢を保持するクリックバネの取付方式が改善されてやり易くなっています。ベースがベリリウム銅合金ロストワックスなのでか、組み立て式で1セット1500円と結構いい値段するのにも拘らず、すぐ売り切れたようです。確かにKATOの旧型電機はボディ自体は細密になっているのに、載っているパンタが70年代の水準なので、高級細密パンタの需要はそれなりにあるのでしょうか。これとかスポーク先輪は定番品としていつでも買えるようにして欲しいものです。


凋落の理由

2013-04-21 17:48:29 | Weblog

 当方でもブツ撮り用DSLR(PENTAX *istD)からモードラ、ストロボまで幅広く愛用しているeneloop、最近店頭でやけに見ないなと思って調べてみたら、新デザインへの切り替えのため品薄になっている模様、それで新デザインの画像を見て開口一番「何じゃこりゃ」。Panasonicが経営不振に陥った理由の一端が何となく理解出来た様な気がします。これを見て同じ様な感想を抱いた人は少なからずいた様で、Googleに"eneloop"と入力すると”不評”というサジェスチョンがすぐ出てきます。

 で、数日前に新デザイン品が店頭に並んでいましたが、電池本体のデザインも然ることながら、充電器とかも誠につまらないデザインに劣化してしまい、やはり「だめだこりゃ」。お前ら、eneloopと言う商品をお客様に選んでもらいたいんじゃなくて、Panasonicと言うブランドをどうだ、と誇示したいだけじゃ無いだろうな?充電池としての性能や使いやすさだけでなく、それまでの電池のデザインとは一線を画するシンプルでクールなデザインが魅力だった商品を台無しにしてまで…こんなことしてばかりじゃ、SAMSUNGやLGに負け続けるのも日本人としては悔しいけど当然です。ジャンルを問わず、最近ヒットした商品を眺めてみても、機能や価格よりデザインと言うファクターが大きな役割を果たしていると素人目にも伺えるのに、とにかく日本メーカーは大手ほどデザインに無頓着なのは何故なんでしょうか。某C社のレンズ交換式ミラーレスデジカメ、同社が十数年前に発売したAPSフィルム一眼の方がずっと斬新に思えるほど陳腐なデザインに劣化したのとか…


期間限定

2013-04-14 21:08:32 | 撮り鉄日記

 先週はしな鉄の169系湘南色6連に行こうと思ったら荒れ模様の天候で身動きが取れなくなったら嫌だからパスしたのに、その次の週は良い天気で八高線の車窓からでも浅間山が良く見える位、まあそんなものですね…と言う事で、今度は湘南色最後の楽園、吾妻線に行ってきました。特急草津の185系と485系「リゾートやまどり」、朝夕のみ入る107系を除いては基本的に高崎の115系湘南色で運用されます。前述の面々も含め運用される全電動車がMT54という今時稀有な路線でもあります。

 

 取りあえず川原湯温泉駅まで。良い感じの木造駅舎ですが、駅名が変更されてからもう22年も経つのに、その時の看板が裏手に放置されていました。そしてあと2年程で新線付け替えの為この駅自体が消滅します。

 

移転が進み、すっかり寂れた温泉街を抜けて、途中建設中の新線を横目に、撮影ポイントに向かいます。

 

八ッ場ダム完成の暁には湖上の橋となる予定の「不動大橋」上から。無駄な公共事業の象徴としてすっかり有名になったあの橋です。谷底を縫うように走る吾妻線の電車が、まるでNのレイアウトみたいです。新しい橋らしく両サイドに歩道が整備され、クルマを気にすることなく安全に撮影できます。今ならこの期間限定の絶景お立ち台をほぼ一人占めです。政争の具として良い様に利用され、それに付き合わされる住民は本当にたまったものではありませんが…ともかく、この間もなく消えゆく美しい渓谷の風景に湘南色の115系、それを天上から眺められるお立ち台の出現は最後の贈り物、でしょうか。
(2013年4月13日 吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口)

最後に祖母島駅徒歩0分の超お手軽ポイントで列車写真を。Hゴムの色とJRマークが残念なのと、一部の編成で集中クーラーが交換されている以外、外観的には極めて原形に近い115系です。因みに車内は大幅にリニューアルされており、随分と現代的になっていますが…西にはまだ山陽地区を中心に沢山115系がいますが、殆どが原形を失っているのでこれは貴重です。

今回のダイヤ改正で田町持ち185系の配置が大宮に統合され、東海道と共通運用になったので、来たのは白いのばかりでした。まあこれも置換えは時間の問題ですから。

朝夕のみの107系、新しい電車と思っていたけど、製造後25年、主要部品を流用した165系に至っては50年前ですし、これも115系と運命を共にするであろうので。ヤフオクで格安で手に入れた約40年前の設計のズームレンズ(SMC PENTAX 85-210mmF4.5)で撮ってみましたが、色収差が少し目立つかな、といった程度で意外に良く写ります。ズームは新しければ新しい程良いというのが定説ですが、最新のキットズームや高倍率便利ズームになら十分勝てそうです。難点はとにかく長い(DA18-135mmの2.5倍位ある)ので、バッグへの納まりが極めて悪く、常用する事は無さそうですが…
(祖母島-小野上)