雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

探し物中に

2022-09-24 18:08:37 | 撮り鉄日記

南部縦貫の写真を捜索中、こんなのを発見。

 

既に現役を退き久しく、片方のカプラーが無かったり、部品取り車として残されている感じでしたが、東洋電機製のDL、しかもD型機とは希少だったのでわざわざ撮っておいたのでしょうか。

これを撮った日は岩手開発鉄道の旅客営業最終日でした。

  

今の様に殺気立った事は無く、地元住民と遠来のファンが共に静かに見送るという最終日でしたね。今だと人物の顔が写った写真はNGですが、30年前なので時効ですね。2輌の気動車はしばらく保管されていたけど、結局解体されたのは残念。

(1992年3月31日)


また積み上がる

2022-09-18 23:35:22 | Weblog

 最近あまり十出来ない反動なのか、神保町に出かける度に何冊かずつ本が増えていく...いい加減ちゃんと整理することを考えなくてはいけないのに、と思いつつも。でもネット上の情報はどんなに内容の濃い研究成果でも簡単に消えてしまうけど、紙媒体なら燃やしたりしない限りとりあえず手元には残りますし。

これは少し昔の西武電車が好きな方なら買うべしでしょう。この内容で4400円なら安いと思いますし。でも、どこかで見たことのあるスタイルだな…

私鉄電車が好きな昭和のおじさんなら書棚に1冊はある?これのオマージュ、と言うか、これの著者自体、40年以上前にこちらのレイアウトも担当してるじゃん。因みに私は幼稚園児だった当時、誕生日プレゼントに何が欲しい?と親に聞かれて、これをリクエストしたクソ生意気なガキでした。

たまにはちょっと毛色の違ったものも読んでみたくなり。食文化が貧弱だと言われる英国ですが、これを見る限り、車内サービスで提供される食事は美味しそうじゃん、と。日本の「移動手段として普通に乗れる」列車での供食サービスが年々貧弱になる一方なので、ちょっと羨ましく思います。車内での食事を売りにしているクルーズトレインや観光列車は既に移動するという機能をほぼ放棄しているし、「食事の調達はエキナカが便利ですよ」とか言われても、それは一部の大都市のターミナル駅を発着する場合だけですよね。車内販売も縮小、ホームの立食スタンドも売店も姿を消しつつあり、「旅行途中」で飲食物を調達することが年々困難になっているし。勿論、鉄道輸送サービス全体で見れば、日本の鉄道は定時性や安全性、先進国では例外的にローカル線網が維持されているなど、優れた面も多いのは承知していますが、こと供食サービスに関してはもうちょっと工夫の余地が無いのかな?と思ってしまいます。現状では例えれば「LCCか豪華クルーズ客船か」でその中間が無い両極端な選択肢しか無いですし。


捜索中

2022-09-14 23:51:27 | Weblog

 とある方からの依頼で南部縦貫鉄道の写真を探していたら、まず出てきたのがこんなの。1962年開通なのに、プレートガーダーが明治期の明らかに旧い中古桁、所謂ポーナル桁、そんな所にもこの鉄道の苦難の歴史が垣間見えます。

資材難の昭和20年代まではポーナル桁の転用例は結構ありますが(例えば弘前電鉄や神戸電鉄粟生線の延長区間とか)、鋼材が潤沢に供給されるようになってきた昭和30年代ともなると、流石に転用例は珍しいと言えます。これが長スパンのトラス桁ともなると、それなりに高価なこともあって、京葉臨海鉄道村田川や、神岡鉱業所専用線の如く、かなり後年になっても明治期のピン結合トラスが転用された例も散見さるるのですが。

話は戻って南部縦貫、素人考えでは既に遊休化していた羽幌炭鉱鉄道キハ11の有効活用が図れなかったのかな、とかも思いますが、開業時に予備車として用意した旧常総筑波のキハ103が機関に致命的な持病があったらしく(多分だから常総筑波も格安で放出した)、間も無く客車代用になったとかいう話を聞くと、価格的にそれは無理だったんだろうな、とも思います。そりゃいくら不良在庫化していたとは言え、新製3年の新古車を鉄屑価格同然、というのは無いよね。車輛や鉄橋もそんな事情なんだから、レールも中古品の寄せ集めだったのかな? そのあたりも調べてみるとまた面白い話が出てくるかもしれませんが。