雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

現物見たのは初めてです

2016-03-25 21:00:23 | 撮り鉄日記

 田舎の駅の外れに転がっている、この黄色い物体に注目した人はどれだけいるのでしょうか…

私も友人に頼まれての調べ物をしている過程で発見したものですが。元ネタのブログでも、只の旧い保線機械が放置されている、という扱いでしたし。試しに、「タッグローダー」というキーワードでGoogle検索してみても、画像が数件掛かる程度のマイナーな形式です。造ったのは中善工業という富山の会社ですが、全国的に分布したアントと違い、報告されているのは西日本中心で、静岡県以東では恐らく存在しなかったと思われます。それまで確認していた最後の目撃情報が1996年の山陰本線湖山駅なので、件のブログのタイムスタンプが2009年、些か情報が古いものの、一応状況確認してみる価値はあるかな?と思って現地に行ってみました。

 

本当にまだあるのかな、と半信半疑でしたが、7年前の画像と同じ様に、駅外れの草むらの中にそいつは佇んでいました。

  

エンジンに車輪を付けた様なのがアントなら、タッグローダーは平トロの上にエンジンとミッションを搭載してチェーンで駆動する、と言う感じで、より鉄道車輛らしい出で立ちですが、被牽引車をジャッキアップして粘着力を稼ぐと言う基本的な原理はは両者とも同じです。この個体は屋根はありませんが、ビニールテントを載せた物や、手作りのキャブを後付けしたのもありました。

アントに比べると手作り感たっぷりですが、一応規格品です。

エンジンルームの扉のルーバーのデザインがちょっと洒落っ気を主張している?

ドライビングポジションが高いので、アントより見通しが良く運転し易いかも知れません。

左の計器が速度計、右が油量計、水温計などです。速度計は無い個体もありました。

程度も悪くなさそうだし、どなたか拾ってくれませんでしょうか? 今となってはかなりレアな逸品だと思います。と言うか、他に現存する個体ってあるのでしょうか?

 

これがある近江本線日野駅は、他にも年季の入った木造駅舎も見応えがあります。駅前にやってくるバスはこんな田舎の駅だから、ポンチョあたりか良くて中型と思いきや、11m長尺の富士7E/UDでした。

  

ホーム上屋も相応に年季が入っています。耐震強度がかなりヤバそうですが… 駅の貴生川寄りには姿を消して久しいレールバス用の車庫と給油施設が残っています。電車とLEの併結運転とか何回か目にしていたのに、結局撮りに行かないうちに姿を消したのが残念です。

(2016年3月20日 近江鉄道本線 日野駅にて)


ありゃりゃ…

2016-03-23 21:49:04 | 撮り鉄日記

 つい最近まであったと思った、彦根口の駅舎が跡形も無く…まだ撮っていなかったのに…

最初に訪問した時には、高宮や愛知川、八日市とか結構残っていたと思った、近江鉄道の木造駅舎も風前の灯火の様です。

綺麗に手入れされている、この水口とか、鳥居本とか、

 

記念乗車券の題材にもなった新八日市とかは、暫くは安泰なんでしょうが、

  

次は桜川と日野が危なそうな感じです。行くなら早い方が良いかも知れません。

彦根口が無くなったので、この近江旧社章の鬼瓦も桜川に残るのみに。

立派な木造駅舎と言うと、小私鉄より、ある程度の規模のある私鉄に多くあるイメージですが、長電あたり路線縮小と共に近年激減したり、一畑の如く一気にほぼ全滅したり、えち鉄の様に残ってはいるけどサイディング貼りに改装されたり、往時の面影を留める木造駅舎は本当に貴重になってきました。そう言う意味では富山地鉄と秩父の2大巨頭は本当に素晴らしい、ですが、特に前者はじわじわ減っているので、近いうちに本腰入れて駅舎巡りをしなくては、と。でも1日じゃ周り切れない様な…

(3/27付記:日野駅舎は2017年中に解体が検討されている模様です。日野町側から保存も視野に入れ協議中でもあるそうなので、今後の成り行きには注目したいところであると共に、現況の枯れた風情のローカル駅が好みで、まだ行ったことのない方には、どちらにせよ早く行く事をお勧めします。参照URL:http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160314000134


これもなかなか曲者なんですが…

2016-03-19 18:06:33 | 大手・準大手私鉄

 南海シリーズ、高野線デワ2001があるなら、本線モユニ1041も…ということで、ついでに簡易半鋼1061+1821にも手を出してしまい。この電車、決して恰好良いとは申せませんし、今の感覚なら、1201形相当の標準型車体に載せ換えた方が、使い勝手の上でも合理的なのでは?と思ってしまいますが、そこに滲み出るケチ、もとい物を大切に使う精神は、今こそ見直すべきなのかもしれません。エネルギー効率の高い新型車に置き換えるため10年位しか使っていない某公営地下鉄の先頭車をあっさりと捨ててしまったり、旧いクルマの重量税を増税してエコカーに買い替えを促す政策を取ったり、何かちょっと違う、と感じるこの頃。リッター2㎞位しか走らない旧いアメ車を週末にちょこっと乗るより、エコカーで毎日歩いて5分の所にあるコンビニに出掛ける方が、よっぽど反エコなライフスタイルじゃないか?

因みに説明書では不詳扱いになっているクハ1821のジャンパ線収めですが、中扉の戸袋がある方とは反対側の正面に付くのが正解です。この系列も、意外と資料が少ないので、資料集めが大変ですね。機器構成としては1201形とほぼ同じなので、大体想像は付きますが。まあ逆にあまり沢山資料があると、それに振り回されるので痛し痒しですが。


夜ラッセル

2016-03-13 10:48:47 | 撮り鉄日記

 今回は夜間走行のおまけつきです。と言っても、走りを撮れるのは往きの出発してから平賀位までが限界でしょう。で、また朝方と同じ尾上の高架で、夕景をシルエット気味に捉えました。

平賀で追い越して、新里に到着する頃には、すっかり暗くなっていました。最近のデジイチはフィルムでは考えられなかったような高感度でも程々良く写りますが、ISO400程度の設定で小絞りでバルブ露光した映像の解像感はまた格別の物があります。

弘南線の駅構内は都市部の駅とは違って光源が少なくて、夜間撮影に適した場所が少なくて苦労します。返しは結局一番明るそうな平賀で、と言うか、ある程度の時間停車するのは平賀しかありませんが。

余談ですが、この日は「雪の田んぼアート」とかで、田んぼアートの展望台が特別開放されていたのですが、そこから俯瞰した写真を後で見せてもらったのが結構良い感じだったので、折角だからここに行っても良かったかなー、と。

(2016年2月6日)


新型

2016-03-12 21:03:41 | Weblog

 新宿でPファン待望の135フルフレーム機のお触り会があったので、所用のついで行って来ました、

スペック上は電池メモリー込みで1㎏を超え、LXモーターセットより重いじゃん…と最初思いましたが、手にすると然程重さを感じません。グリップが良いんでしょうか。でもバッグに入れれば同じだしな… 外形寸法はK-5IIsより少し大きい程度で、N社D600より小さいので、バッグの中でスペースを喰わないのは有り難いかな。アクロバティックな構造の可動式液晶パネルは見た目よりは安心感のある感触です。(液晶モニタを摘んでフルスイングすれば壊れると思いますが、そこまですればN社のでもC社でもS社でも多分壊れるでしょう)

さて、実売価格は250k程度、高いのか安いのか…Kマウントレンズは旧いのなら大量に持っているので、とりあえずボディだけ買えば当分遊べるな… 多分しばらく様子見だろうけど。


雪の季節もそろそろ終わりですが

2016-03-11 23:42:43 | 撮り鉄日記

 例年だったら、雪を求めてあちこちに出掛けている筈が、今シーズンは特に雪が少なかったので(沖縄とか普段滅多に降らない所で降ったり、時々ドカンと降るのですが、後は余り降らず、全体的には例年よりかなり少なめ。。。)、結局今のところ弘南に行ったのが唯一の雪中出動です。こちらもかなり積雪量は少なめで不満が残りましたが、まあ綺麗な列車写真が撮れると自分を納得させて…その割には車輛が小さくしか写っていないじゃん…

出発前は黒石の定位置で撮影会状態、シーズン中はいつもここに常駐ですが、凸をパン上げで見られるのは運行日の特権です。

最初の一本は平賀で定期列車に追い越されるので、追い掛けて2発撮るために駅近くのポイントをセレクト、定番の尾上の高架橋で。朝、集合場所に向かう途中の車窓では、岩木山が雲の間から見え隠れしていたので、今回はいけるかな…と期待したのですが、現地に到着した頃にはうっすらとしか見えませんでした。

で、本番の時は…うーん、辛うじて見えるかな? 山が良く見えるように露出を切り詰め気味にしてみました。

通り過ぎたら手早く機材を撤収し、尾上高校前に足早に向かい、後続列車で追い掛け。で、2発目はやっぱり定番の運動公園前の踏切で。例年だったら駅からここまでの近道は除雪されていないので、辿り着くのに苦労しますが、今年は積雪が非常に少ないので楽勝でした。

午後便は追い越しが無いので、黒石からタクシーで追い掛け、1発目は柏農高校前近くでオーソドックスに列車写真を。

今度も2発目は運動公園前ですが、今回は弘前バイパスのオーバーパス上から俯瞰で。タクシーの運転手が弘前市内の道に不案内な様で、目的地周辺で右往左往して、結局到着は通過10分前位でした。タクシーでの追い掛けは運転手の土地勘で結果が左右されるので、出来るだけ「当たりの」運転手に当たることを祈るばかりです。

(2016年2月6日 弘南鉄道弘南線)


今日は

2016-03-06 17:32:19 | 国鉄型

 流電諸々、その後発売されたKATO飯田線シリーズの戦前型、買って積まれていたのを、前回分とほぼ同じメニューで手を加えました。グロベンをαモデルのに交換、室内パーツの塗装、床板をグラファイトブラックに塗装、パンタに連結面貫通扉を塗装、と。これだけで半日以上潰れました…

 途中で気付いたのですが、クモハユニ64000とコンビを組むクハ68412、以前のクハ55半流改クハ68の前面だけコマ替えしただけと思いきや、側面も連結面も床下機器も全部別物です。最近のKATO恐るべし…


いい加減これも

2016-03-05 23:49:54 | 撮り鉄日記

 色々面倒臭くなって、またおサボりモード突入中ですが、弘南の写真もひと月放置されているので、いい加減UPしなくては、と思い整理中。

綺麗になった尾小屋DC122も見に那珂川まで行かなくっちゃ、と思っていたら、何時の間にか今まで存在も知らなかったデンカ青海上部軌道の協三とか入っているし、近江鉄道某駅の某移動機の現存確認も、安比奈の見納めも…、模型も弘南の省電とか、まあ色々仕掛があるので、少しずつでも消化して行かねば、と思うのですが。