雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

北の汽車旅

2019-03-31 15:32:32 | 撮り鉄日記

 先行きは限りなく不透明ではありますが、そこそこまとまった数があって、長距離運用も多く、昔ながらの汽車旅の雰囲気を味わえるJR北海道のキハ40、今回は根室本線2531D(帯広1758→釧路2115)でちょい乗りしてきました。

 

始発の帯広駅は高架化され、車輛を入れ替えればどこなのか良く分からない没個性ぶりですが、まあそれは国鉄時代も一部を除いて標準化されて全国どこでも同じサービス、を目指したので大差は無いのかも。ただ地平時代と比べ規模が大幅に縮小されてしまったのが、鉄道の地位が相対的に低下したのを物語り、悲しいですが...

このキハ40も来年で40年選手、キハ10系や20系のほとんどが25年も経たずに引退したのを考えれば、非常に長寿と言えましょう。

この顔を3つ同時にフレームに入れられる場所も少なくなりました。

 

全国どこでも基本的に同じ、安定の国鉄型。

北海道型は天地の小さい1段窓なので、旧客の近代化改装車の様なムードが味わえます。

この列車、時刻表上に現れない信号所での運転停車がとにかく多いです。帯広を2時間20分後に出る特急スーパーおおぞらが、この列車が釧路に到着する44分後に到着するので(帯広2018→釧路2159)、如何に途中停車の比率が高いか… 乗り鉄には評判の悪い静岡地区の東海道本線ですが、距離が帯広→釧路と同程度になる沼津→浜松を2時間強で走破するし、途中トイレ下車しても、10-20分そこら待てば次が来るので、趣味人的にそそられるかは別として、距離を稼ぎたい人には実は優しいとも言えます。

(2019年3月21日 根室本線 帯広駅)


今日14時頃を以って

2019-03-30 08:53:26 | Weblog

 予定通りなら、今日14時頃積み込み開始の1往復を以って、北のコールトレインが通常運行を終了します。

「さよなら運転」的なものは検討中とのことなので、行きそびれた人も、もしかしたらもう一度チャンスがあるかも知れません。(決定でないので悪しからず)


葬式鉄

2019-03-29 23:36:26 | 撮り鉄日記

 主目的からすると、素直にHND→KUHに飛べば良いものの、祝日はあいつは走らないであろうと言う予測の下、だったらついでにかつて8100や9200等のBLW機が走った「聖地」から完全に鉄路が消滅する前に一度は見ておこうと、先ずはCTSに上陸して向かう先は…

既にさよならムード。

   

取り敢えず降り立ったのは、かつての三菱大夕張鉄道連絡駅の清水沢。ホームと駅舎の間の不自然な空間が、かつての栄華を偲ばせます。大夕張鉄道があるうちに来たかったな…

駅直ぐ夕張方の跨線橋から安直に。1輌は日高線色のキハ40 351で、この2輌が終日ピストン運行だったようです。

昭和50年代でも市内に3つの炭礦が稼働し、賑わっていたであろう駅前商店街も、開いてる店を探すのが難しいほどに寂れています。

    

お寒い現状には不相応な立派な駅舎ですが、現駅舎に改築された昭和30年頃はそれは賑わっていたのでしょう。

エントランスには旧型の客車や気動車に付いていたようなグローブ型の灯具が。

冬季なので今はあまり関係ありませんが、デンジャラスな注意書きが...

 

ダイヤ改正から最終日までは全列車臨時扱いで増発中。清水沢駅の歴史を語る展示や寄せ書きコーナーが、廃止間際なのを物語ります。

「美鉄バス」って解散したの何年前でしたっけ。

(2019年3月21日)


やっと帰着

2019-03-24 00:54:55 | 撮り鉄日記

 年度末の忙しい時に半ば強引に休みを取って、20年越しの悲願を成就する最後のチャンスとばかり遠出してきました。

たまに空を飛ぶ乗り物に乗ると、改めて鉄道の気軽さを再認識します。当日思い立って新幹線に飛び乗っても法外な料金を請求されることは無いし、手荷物預かりのカウンターや保安検査場で長時間並ぶことも、フィルムにX線を浴びせられる心配も無いし、シートベルトに束縛されることも無いし。


4→0

2019-03-17 22:30:42 | 地方私鉄(近畿)

 覆水盆に返らず。ED14は4輌共闇に消えていきましたが、模型ではずっと手元に置いておきたいものです。ありきたりな表現ですが...

ピカピカの真鍮メッキの台車枠、このままクリヤー仕上げで置いておきたい誘惑に駆られます。因みに母材は亜鉛ダイキャストなので、余りコテを当てすぎると溶けるので注意。このキットも、同じ製造元と思われる夢屋の近鉄デ51その他とか、構成や各部表現のテイストに、何となく今は亡き「しなのマイクロ」の香りを感じますが、真相はどうなのでしょうか?

色々事情があったのでしょうが、この雄姿がもう二度と見れないのは余りにも残念です…
せめて残る2輌のED31に幸多きことを…


デッキの手摺

2019-03-10 23:33:06 | 地方私鉄(近畿)

 キットに入っているエッチング抜きの手摺が如何にも貧弱な感じなので、Φ0.4真鍮線で組んでみましたが、こっちを付ければあっちが外れるの繰り返し、でこれだけ組むのに何時間も悪戦苦闘。本職は冶具を使って手際良く、なんでしょうが。鉄コレのED14も造り直したいけど…


川崎丸窓

2019-03-09 13:34:14 | Weblog

 長崎電軌の動態保存車解体とか、ED14やED38が今まさに抹殺されようとしているとか伝え聞く昨今、海の向こうからこんな話題が。

https://mp.weixin.qq.com/s/jBBExrJW6lePlkItDq9VoQ

川崎丸窓電機の一員である満鉄「デキイ」形のうち2輌がが2013年まで大連の石炭埠頭で使われていたことも驚きですが。更に1輌が修復保存されていると聞きびっくり。20年以上前にそれらしき廃車体が某製鉄所構内に放置されていたのを目撃したという話(多分これは後年撫順に転じた3輌のうちどれかなのでしょう)をどこかで読んだ記憶があるので、とっくの昔に無くなっているものと思い込んでいたので。一度実見してみたいという思いと共に(大連は他にも旧い日本型路面電車が健在だったり、見どころも多いし)、何だかこう言う分野でも日本は中国に凌駕されつつあるのに悲しくもあり。大陸では文革で抹殺された古代中国の遺産の一端が日本でしか見ることが出来ないように、日本の近代化遺産のリアルな姿は中国東北部でしか見ることが出来なくなる日も近いかも知れません。

 川崎丸窓は私も好きな題材なので、夢屋のキットは全部確保していますが、未だ積んだままです。岳南ED281は多分直接予約した人しか手に入れられなかった様で、店頭やオークションでも一度も見たことがありません。デキイは流石に出してくれるところは無いでしょうか…