雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

ブラスは別腹

2018-01-28 22:54:02 | 地方私鉄(近畿)

 プラ完成品も出ていますが(一応入手済みですが)、敢えてこの約30年物のバラキットを引っ張り出してきました。若干残念な部分も無い訳ではありませんが、多重エッチング採用のボディに、厚板プレスのギヤフレーム、ダイキャスト輪芯のスポーク動輪、シャープなモールドのダイキャスト台車、灯具類はロスト多用、と贅沢な構成のキットが、当時9800円で買えたのですね。発売当時はバブル真っ盛りの頃だったかな、世間はデフレとか言いながら、鉄道模型の値段は30年間一貫してインフレ傾向なのが良く分かりますね。

当時中坊だった私がTMSの新製品紹介でこれの完成見本写真を見たとき、本当にこれがN?と疑いたくなる完成度に衝撃を受けたものです。しかし今となっては安いと言える価格ですが、当時のKATOのF級電機が2輌買える値段では小遣いでは手が届かず、指を咥えて見ているだけでした。で、残念な部分その1、側窓上の水切りと、乗務員室側窓の庇が省略されています。戦後の装備改装で後天的に追加された後者はともかく、新製時から付いている前者が省略されているのには疑問を感じます。後付けすると意外に面倒な部分なので、エッチング表現でも良いから表現して欲しかったところです。ここは水切りを0.1x0.3真鍮帯板貼り付けで、庇は0.2x0.5帯板を曲げてイモ付けしています。

正面の乗務員扉も、キットに入っているものは窓の幅が広いタイプで、晩年の姿を基準にすると、2号機のみ該当の形態なので、それ以外の号機にするには、窓と、その下の窪みの幅を帯板で詰めておきます。


平日ダイヤなので

2018-01-21 19:47:26 | 撮り鉄日記

1/4は職場は休暇の最終日だけど、近江は平日ダイヤ設定なので、ここぞと平日朝限定窓口巡りの続きでもしてきました。勿論準片狙いです。因みに、現在近江で準片を置いてある駅は、

(土休日営業駅)米原 彦根 高宮(午前のみ) 日野(午前のみ、平日は朝のみ) 水口城南 貴生川
(平日朝のみ営業)彦根口 愛知川 水口 新八日市 平田 スクリーン
(特定日のみ営業)多賀大社前

豊郷、八日市、近江八幡は有人駅ですが、準片の扱いは無い模様です。開業当初有人だったフジテック前とか何時の間にか無人化され、地味に無人駅が増えていますね。鉄道の存廃自体が取り沙汰されている今、そのうちに有人駅は多賀大社前以外の終端駅+彦根、八日市位になるかも知れません。

で、八日市駅隣接の某ホテルより早朝出撃、先ずは彦根口に向かい、水口は接続が悪く間に合わないので今回はパス、続いて平田→スクリーンと「撃墜」する目論見でしたが、スクリーンは無情にも窓口にはシャッター...平日ダイヤでも会社休業日は休みでした。まあ当然でしょうけど…結局、水口とここの残り2駅は平日に有給を行使して再訪するようですね。今回切符を手にして驚いたのは、ダッチングの年表示が、「18」と西暦対応になったこと、巷では「ダッチングマシン平成30年問題」とか云われた問題をこう回避したのかと感心するとともに、近江のダッチングマシンは年号十の桁に「3」だけでなく「2」も無い奴が多いので、2年後には「2020年問題」が起こる筈…幸いと言うか、来年には今上陛下退位で元号がリセットされるので、また元号に戻すかも知れませんが。それともそれまでに硬券自体が全廃...だったりして。

彦根口では工事現場みたいな小さなプレハブで切符を売っていますが、準片を手にしてあれ? 審査片が付いたままでした。窓口のおばさんもすぐに気付いて鋏を持って追い掛けて?来てすぐ切られてしまいましたが。まあこれが正当な扱いで、関東某中小の某駅の様に、最遠で買うと審査片そのままでくれるのは厳密にはアウトなんでしょうが(まあ実質的にはその扱いで問題は無いんでしょうが)。それにしても彦根口の準片はD型券面が窮屈に感じる程びっしりと駅名が書き込まれていますね。A型でも良いんじゃない?と思う位スカスカな愛知川と比べると…


再生

2018-01-18 19:49:45 | 撮り鉄日記

 赤電822Fが夜に貴生川に入ると言う事で、一度はやってみたかった日野でのバルブに挑戦してみましたが…

黄色でリハーサルはまずまずかな…だったのですが、本番ではブレているし、しかもフレームが少し傾いている、ダメじゃん。

  

赤電が戻ってくるまでしばらく時間があるので、再生されたばかりの駅舎を観察。元駅務室は洒落たカフェになっています。個人的には前のくたびれた方が好きかな、でもまあ許せる範囲だし、いつまでも駅が集いの場としてあり続けて欲しい、と言う町の人たちの想いが込められているのでしょう。タッグローダーは復元後は他の場所で保管しているようで、ここにはありませんでした、置く場所もあるので、彦根のED14とかも持ってこれれば…

そうこうしているうちに、赤電が戻ってきました。上屋が傾き加減なせいか、フレームが傾いて見えてもう一つ…

(2018年1月3日 近江本線 日野駅)


勿論こっちも

2018-01-14 20:16:03 | 撮り鉄日記

 当然、丹生川も立ち寄ってきました。タ2001も綺麗になり、タンク車群の場所もホーム横に移動になり、何やら現役の専用線みたいです。

 

砂利道の脇に線路、そして並ぶ2軸タンク車、往時の新崎駅を彷彿とさせる情景です。

タ2001は現役時代より綺麗です。足回りの付いた戦前戦中製のタンク車は私の知る限りでは3輌しか現存しないので、末永く大事にして欲しいところです。昭和14年新潟鐵工所の銘板が無くなっていますが、外して別保管なのかな?

タム8000のタンク体の銘板も化粧直しの際に磨き出されて、読み易くなっていました。

  

竜ケ崎のダルマさんにこんな場所で再開することになろうとは思いもしませんでした。

 

竜ケ崎時代には雨漏り対策でトタン屋根を被せられていましたので、本来の屋根が陽光の下に出るのは何十年ぶりなのでしょうか。完全な状態じゃなければ保存する意義が無いと言い切る方も居られるようですが、こんな状態でも、形を留めていることの意味を改めて考えてしまいます。

元巴川製紙の協三10t機は化粧直し中でした。こうやってタンク車を従えて並んでいると絵になりますね。屋外展示は保守管理面では大変ですが、暗い建屋内に所狭しと並べられた某東日本の博物館よりライブ感では遥かに上です。

30号蒸機には注連飾りが。たまには開館日に行ってみたいものです。

(2018年1月3日)


初撮り

2018-01-08 17:32:25 | 撮り鉄日記

 

 今年の初撮りは色々考えた挙句、西の方に。例によって?決定は前日になってから…

  

西藤原は薄らと雪化粧。富田は薄曇り時々晴れだったので、結構気候が違う感じです。

 

ED222が大安の河原から引っ越してきてからは初めて来ました。綺麗になりましたが、側面窓がED14みたいに2分割されているのは何故? あと現役時代に増設されていたデッキ上の空気ダメも撤去されています。でも前面窓のHゴムや塗色は末期の姿、ちょっと中途半端な感じ。

 

米国製の証、WH-BLWの銘板と、SHARONカプラー。

何時の間にか東藤原の駅舎も改築されてしまいました。前のは木造でしたが、戦後の平凡なタイプだったので、記録するのを忘れていました。こういうのもちゃんと記録しておかないといけませんね。

 

貨物は新年も3日からほぼフル稼働。天気が不安定で気が乗らなかったので、あまり撮っていませんが、やっぱりデッキ付き箱電の重連は格好良いなー。また出直さなくては。

(2018年1月3日)


謹賀新年

2018-01-01 11:02:00 | Weblog

 明けましておめでとうございます。今年も拙ブログをよろしくお願いいたします。

今年に因んだネタが何か無いか探してみましたが、すぐに出てこなかったので、とりあえず「平成30年」に因んで、約20年前に組んだ「ED30」とED46でも。ED46はプラ完成品がその後発売されましたが(色が赤13号なのは納得できませんでしたが)、ED30は未だキットを組むか、高価なブラス完成品しか選択肢はありません。以前の勢いのある頃のM社だったら出したかも知れませんが、近年の状況を見ると、もう出そうにありませんね。ED30なんてキャブとボンネットの間に大きな隙間が出来ている拙い作例ですが…