3/1は遠州鉄道でED282撮影会があり、青春18きっぷでも日帰りで行けるので最初はこちらに行こうかな、と思っていたのですが、後で翌日3/2に弘南鉄道大鰐線でED221ラッセル走行イベントが催されることになったので、どちらに行こうかと迷い中。弘南ラッセルは15日もあるんだけど、こちらは生憎休暇を取り難いタイミングなので無理、強引に3/1遠鉄、3/2弘南と両方を周る行程を組むことも出来なくはないけど、それは方角的に真逆なので無駄が多い、遠鉄の方は今回は走る訳じゃないし、パン上げに拘らなければいつでも見に行こうと思えば見られるので、今回は本線走行がある弘南に傾斜中…かな。弘南のラッセルは毎年有志によるチャーター運転が行われますが、今までタイミングが悪く参加することは未だ叶わずですし。
日曜は結局どこも行きそびれたので、11日はいよいよ尻に火が付いた115系でも、と言うことでまた吾妻線に。日中の普通電車は高タカの115系湘南色ばかりなのですが、アクセスに時間がかかるのと本数が少ないので余り効率は良くないですが、中央東線でも八トタのスカ色狙いなら似たようなものかな。それはそうと、この辺って意外と積雪量は少ないのね。うちの地元と大差ないです。これだったら11日にも少し雪が降った夷隅にでも行けば良かったかな?
とりあえずまた川原湯温泉の不動大橋にでも。新線は着実に工事が進み、駅舎も出現しています。駅を見下ろす高台は完成の暁には好ポイントになりそうですが、その時ここに115系の姿はあるのでしょうか…
雪が少ないのはちょっと残念ですが、天気も良いし、相変わらず素晴らしい眺めです。コンクリアーチ橋も模型的で良い感じですが、ロケーションが雄大すぎて電車がどこ走っているか良く分からんカットになってしまいました。でも望遠で電車をアップにするのは何となく勿体ない気がしますし…
不動大橋からの俯瞰ポイント同様、この地で温泉に浸れるのもあと僅かなんだし、折角だから日帰り入浴位、とも思うのですが、最寄駅から朝一番の電車に乗って不動大橋の上まで辿り着くのが11時頃、電車を数本撮っただけでタイムリミットに達してしまいます。いっそのこと泊まり掛けで臨みたいところですが、残された時間は僅かしかありません。
現に昨年の訪問時にはまだあった、この趣のある温泉旅館1棟が基礎だけ残して消え去っていました。
(2014年2月11日 吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口)
雪晴れなのでどこかに行きたいな、と思ってもあちこち止まっていて行けないじゃん…秩父や箱根登山は運転見合わせだし。んーおとなしくしているか。
手許にニコンF2やF4とかと一緒に、旧いニッコールレンズも少しずつ増えてきたので、1台位はニコンのデジ一眼が欲しいなと思い、型落ちになって安いエントリークラスの機体を物色していたところ、D610やDf発売の影響でD600の中古価格が随分とこなれてきているのに気付き、10万ちょっとだったら洒落で買っても許される範囲かな?と言うことで135フルサイズ初導入となりました。で、早速試写してきました、と言っても昼から出かけて済ませられる近場でお手軽コース、但し本線筋よりローカルな所が好きなので東急池上線を選定、テストなのでレンズは手持ちのニッコールを色々。
終焉迫る7600や7700は土休日は余り走っていないという噂話だったのですが、7700が3本に7600が1本と大活躍中でした。私には新型電車にしか映らない1000系も近い将来地方に飛ばされてしまうんでしょうね。レンズはニッコールオート85mmF1.8とAF80-200mmF2.8D(旧型の直進式ズーム)ですが、隅々まで等倍に拡大して見る趣味ではない私にはちょい絞ればD600でも十分良く写ると思います。
主役はやっぱりこれですね。ただ帯を剥がしただけなんですが、カッティングシートを剥離した糊の跡を消すための研磨に苦労したという話も伝え聞きます。
モロ逆光で霞がかっていたのでフレアっぽくなってしまいましたが、赤帯だけの7700。噂ではデジ機に付けるとショートして壊れるとか囁かれる、F3AF用ED200mmF3.5との禁断の組み合わせですが、D600に付けてもAFが動作しないだけで何も起こりませんでした。(一応説明書などに記述がある様に、F3AF用AF-ニッコールは公式に動作保証しているAFボディはF3AF、F4、F-501だけで、この3機種ではレンズ内モーターによるAF動作が可能です。デジタル機を含むそれ以外のAFボディには物理的には装着可能だけど、電気的な仕様が異なるため使用しないで欲しい、と言うのが公式見解だそうです。実際にはそれ以外にもAFが動作する機種もあるそうですが、試してもし壊れても責任は持たないので、もし手許にニコンデジ一眼とF3AF用レンズ両方があっても、試すのはあくまでも自己責任で。)あと、F3AF用レンズはニコンOBが営む西大井の某修理業者によると、分解するのに必要な特殊工具が発見出来ないため、分解清掃を含めた一切の修理は不可能だそうですので、手を出そうとしている人はそのつもりで。
戦前期の面影を残す池上駅のホーム上屋と絶妙なツーショット。
昨今は地方私鉄でもなかなかお目に掛かれないような、旧き良き時代を残す駅が東京都区内の池上線に残っているんですよね。それでも10年位前と比べると確実に変化が進行し、様相がかなり変化した駅も多いので、記録は早めに。これらはAi28-50mm/F3.5で。
ISO400超は使いたくならないような画質のK-7(まあ、フィルムと思えば何てことは無いですが)に対し、ISO1600や3200でもちゃんと使えるレベルの画質なのは流石ですね。ペンタでもK-5以降の高感度画質は大分良くなっているけど、これに関してはセンサーサイズが大きい方が有利ですからね。
フィルムカメラ用の旧いレンズはフルサイズデジタルでは画質的に厳しい、と良く聞きますが、手持ちの旧いニッコールばかりで試写した感想、実用的には遜色ない画質の写真が撮れると実感出来ただけでも収穫があったかな。フルサイズだと35mm用レンズのイメージサークルを一杯に使うから、周辺部画質が特に厳しい、とも聞きますが、今回試した中には極端に酷いものはありませんでした。寧ろAPS-Cサイズの方が、同じ鑑賞サイズでもより拡大率がアップするから、中央付近に関してはよりシビアな気もしますし、APS-Cだと大きくカットされているはずの周辺部も、K-7で使って色にじみや像の流れが目立つレンズが若干あります。APS-CのK-7が14.6Mピクセル、面積が倍である135フルフレームのD600が24Mピクセルなので、画素のピッチはK-7の方が狭い計算になりますからね。何より、広角-中望遠域の使用頻度が殆どな私には、フィルム用レンズがそのままの画角で使えること、ファインダーの視野が大きいのが素晴らしい! ペンタがいつまでもフルサイズ出してくれなかったら、メインシステムもこのままニコンに移行しちゃうかも。
先週、毎年恒例の、両親を招待して金沢に行ったときのタクシードライバーとの会話、
私「今年は雪が少ないですよね?兼六園でも日陰に少し残っている位だし。」
ドライバー「そうですねー、いつもより少ないですね。」
私「地元民としては少ない方が楽で良いですか?」
ドライバー「でも商売のことを考えると少しは降ってくれないと。全然雪が無いと観光客も少ないし、降っている時はバスを待っているお客さんでも耐えかねて?タクシーの姿を見るや手を上げてくれることが多いんです。」
私「ふーん、スキー場じゃなくても雪が降らないとお客さん少ないんだ。やっぱり冬の金沢=雪のイメージですものね。」
そんなやり取りはさておいて、撮り鉄的にも電車が運休や大幅遅延にならない程度には降ってくれないとつまらないです。今年は年始の富山でも平野部は積雪ほぼ0、有峰口や下立とかの山間でようやく少しある程度と欲求不満なレベルでした。私の自宅付近でも異常に寒い日が多い割には、今シーズンに入ってまだ積雪0ですし。
雪の山里を走る京阪ダブルデッカー…積雪が不十分なので枯草が覆い隠せず汚い絵になってしまいました。(2014年1月4日 富山地鉄本線 下立口-下立)
因みに去年の今頃はこう。半逆光に輝く雪原に、雪煙を上げて疾走する電車の格好よさは、厳寒の中を延々待っていて良かったと思わせる一瞬です。(2013年1月5日 富山地鉄立山線 下段-釜ヶ淵)