雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

それでは良いお年を

2020-12-31 22:52:50 | Weblog

 今年は職場ではちょっとした騒動に巻き込まれるは、本当に色々なことがあった一年でしたが、それもあと1時間ちょっと、平穏であることの有難みを実感した年でした。撮影会は2度振られた秩父松尾号ももう少し追いたかったな、と思いつつも、その余生に幸あらんことを願うばかり、松尾鉱山資料館の上屋はもう1輌位入るスペースあるよ、と言ってみたり…

積みキットを消化しなくては…と言っている傍から、475系立山号のお供に、とまた積み上がる…どうせ更に7540とか前面傾斜の一群も加わるのは間違いないし…それはともかく、皆様、良いお年を。


探し物していたら

2020-12-31 17:03:32 | 国鉄型

 買ったような記憶はあったのですが、所在不明だったTomix455/475系の旧製品。探し物をしていたら出てきたので、ふと良く行く模型屋にリニューアル品の基本セットまだ残っていなかったかな?と行ったところ、最後の1個だったので、サロとサハシ各1個ずつと共にお買い上げ、これで北陸急行のフル編成になるな、と。

 今回分と、旧製品の違いは、以前お話しした167系と同様、ヘッドライトケースのリムが薄いタイプになっている他、ジャンパ栓納めの蓋が開状態の表現になったり、連結面の貫通扉窓が薄肉になったり、地味に改良されています。動力は勿論新型になっているので、在来車は組み替えないと足並みが揃いません。新ロット(左)と屋根を455系磐西用AU12冷改車に組み替えた旧ロット(右)を並べて気付いたのですが、新の方にある屋根前端部の手すりが、旧の方にありません。最初旧の方が付け忘れだと思ったのですが、良く考えれば、交流電化区間での感電事故防止の為、交直流クモハ、クハの側面足掛けは省略されているのだから、それに繋がる屋根の手すりも無いのが正解です。AU12搭載クモハの屋根は前述した通り、455系磐西用として作成されたパーツなので、ちゃんと交直流電車仕様になっていますが、他のクモハやクハは165系の流用なので、そのまま本来は無い手すりが付いている、と言う訳です。

サハシ455は今回初めて手にしたのですが、実車写真と見比べると何か違和感、そこで調べると、急行型サハシでも455のみは、椅子が付いたためカウンターテーブルが低くなり、ビュフェ部の窓もその分下げられたけど、製品はサハシ165のガラスを流用するため、その差が表現されていないため、でした。ついでに屋根もサハシ165の流用なので、455のみにあるデッキ部の押し込みベンチレータがありません。と言うか、これはサハシ451ほぼそのものですね。九州急行を忠実に再現したいなら、ビュフェ窓を下げる重加工?を頑張って頂くより無いのですが、金沢や仙台ではサハシは451と455を混用していたので、素直に標記替えでサハシ451にするのが簡単です。旧製品ではサハシ165-0を製品化していないKATO製品でも何故か同じことが言えます。サハシ153じゃ窓配置自体が全く違うので、455用に新規で起こしているのに、と思うのですが、まあ30年以上前の今ほど考証がうるさく言われなかった時代のものだから…


修学旅行電車

2020-12-30 00:31:48 | 国鉄型

 サハ159と155系後期型のサボ受け、トレジャーのエッチングパーツの表裏にまずプライマーを塗っておきます。こうすれば流し込みタイプのプラ用接着剤(ラッカーシンナーでも可)でプラ板を接着するように綺麗に固着できます。更にこの上からサフェーサー→上塗り塗装するので、強度的には全く問題は無いでしょう。ペーパー車体ではお馴染みの技法ですが。

155系とはベンチレータも扇風機カバーも位置が全く違うので、製品のベンチレータ穴を一度全部埋め、扇風機カバーも削り落として付け直します。ベンチレータは勿論Tomixの電車用押し込み型、扇風機カバーはタヴァサです。155系のバリエーションとして出ないのかな?とも思ったのですが、本気でやれば、ボディも屋根も全部別物になるのに、コアなマニア以外には違いが認識しにくいとなると、まあそうは出せないでしょうね。155系湘南色すら出さないKATOに期待するのは野暮と言うものでしょうが。まあ最近のKATOはC62,D51以外の蒸機すらバリエーション展開には消極的ですし。一方Tomixは余り旧い時代は不得手な印象があるので(製品の出来自体の問題でなく、マーケティング的に)、最近の153系の出来を見ているとやって欲しいですが、どうかな? キハ55系準急色やヨンサントオシリーズも余り売れなかったし…


今年もあとちょっと

2020-12-29 13:58:07 | 国鉄型

 公私共々、色々あった年でしたけど、それもあと少し。来年こそは平穏であることを願いつつ。やり掛けの修学旅行電車は、大分進みましたけど、落成は新年に持ち込みそうです。最低でも今年度中には…

 

 思いの外手が掛かった155系後期型モハユニット、配管はとりあえず作用管だけやり直し、母線や避雷器アース線はそのままですが、もしかすると他も引き回しが違うのかなと思いつつ、決定的な資料に乏しいので。側面前期型+妻面後期型のハイブリッドなGMエコノミーキットとも違いますが、これも旧い製品なのでかなり怪しいし…

残ったサハは、155系には後期型は存在しないので、そのまま湘南色に塗り替えても良いですが、それでは面白くないとばかり、中京快速に実在した、湘南色+ブルーライナー+修学旅行色の3色団子編成も面白いな、とサハ159-1にすることに。加工内容は片側の便所窓を埋めるのと、サボ受けを155系後期型と同様に移設、屋上扇風機カバーの移設と、ベンチレータの押し込み型への変更、と言ったところ。今回はクハとモハユニットはありませんが、屋上とサボ受けは同様で、モハの妻面の加工は155系後期と同様です。

 余談ですが、湘南色に塗り替えられたうち、クハ159-1のみは153系と同じ塗り分けですが、他は修学旅行色の塗り分けを踏襲したため、有名なクハの113系低運みたいな塗り以外にも、側面も塗り分け線の高さが中間車も含めて違います。この辺りも、KATO155系が安く入手できればやってみたいところです。


思ったよりも

2020-12-20 12:55:35 | 国鉄型

 155系のモハユニットは後期型にすることにしましたが、軽加工のつもりでしたが、目立つ側面のサボ受けの位置だけで無く、妻面の窓が片方埋められて、主電動機冷却用の導風ダクトが増設されていたことを思い出し、思いの外面倒なことになったものだと少し後悔。更に前期型には無いWC側妻面やモハ155にも足掛けが付いているし、モハ154のパンタ側は導風ダクトを避けるため作用管が移設されており、と言う事で、屋根側の配管にも手を付けなくてはいけないことが判明、と結局かなりヘビーな工作内容になってしまいました。

クハも同時進行中。クハ153低運はシールドビーム化されたクハ164-5か7に、クハ155も-2か8にするつもり。シールドビームの中心を原形のままにするならば、ライトの穴埋めはエバーグリーンのプラパイプを挿せば、後のセンター出しが楽です。(但し、実車の取付位置には個体差があるので、原形と位置がずれる場合にはこの手は使えません。) シールドビームはαのプラ製を利用しました。


また懐かしいモノを

2020-12-16 23:16:43 | 国鉄型

 レストアベースとして拾ってきたジャンク品、TomixのEF58は現在のところ最終バージョンのHゴム窓、ビニロックフィルタ機なので、それほど懐かしのネタでは無い様な気もしますが、それでも十数年経ち、店頭で見ることも稀になりましたね。基本形はTomix製品の造型レベルが飛躍的に進化した80年代半ばのデビューなので、上回り自体は今見ても悪く無い出来だと思いますが、何分足回りに旧さとアンバランス感を感じます。でも現行で唯一入手可能なKATO製品も、全体的にオーバースケールとかいう以前に、あれはあれで上下のバランスが変(あんなにずんぐりとしたフォルムじゃないよ、と言いたく)だし、顔の造型が気に入らず、結局一度も手を出していません。人気車種なのに、何だかもやもやする今の状況ですねぇ…KATOさんは基本的に外圧が無いと動かないのに、トミーテックはやる気なしなのがまた。

もう一つの中村精密D60、走行不良の文字通りジャンク、との事でしたが、エンジン部の転がりが悪いのは、ブレーキシューの接着が浮いていただけでした。シューは2個欠品しているので、また探さなくては、と思うのですが、この手のパーツは中古専門店ではほとんど出てこないし、鉄道系フリマイベントはCOVID-19のせいでことごとく中止だし、Yオクでもマメにチェックするしかないか。

何と言うか、下手程無暗に強力な接着剤に頼る傾向があると言うか、ジャンク品お約束の瞬間接着剤べったりです。こういう時ばかりは、気軽にシンナードボン出来るメタル素材で良かったです。どうせバラして修正する前提だし。

 


偶数向きクハの謎

2020-12-12 13:15:15 | 国鉄型

 まだこのネタを引っ張りますが…Tomix165,167,169系の先頭車に別添のジャンパ栓納めのパーツを緑に塗装して取り付けます。製品では下から差し込んで車体裾に挟み込んで固定する仕様ですが、皆様御存じのように、そのまま能書き通りに付けると、TNカプラーと床板に干渉して、正しい位置に取付できない欠陥設計なので、正面のレリーフ部分のみを切り取って接着するのが正解でしょう(リセールバリューを考える人には許容し難いでしょうが、どうせ他にも加工しまくりなのでそんなのは無視で)。そこで、ちょっとした謎が浮上。クハ169の正面向かって左側にジャンパ栓納めが付いていますが、普通は冷房化後の偶数向きクハ(McM'Tc’ユニットのTc’車)にはジャンパ栓納めはありませんよね?

これはしなの鉄道の復刻湘南色ですが、国鉄時代の旧い写真でも付いています。調べると、房総地区に投入されたクハ165の新製冷房車も同様だそうです。169系と、新前橋電車区配置の165系は通常とは反対向き(本来は偶数向き車=クハが常に東京方になるところ、後ろからEF63で押し上げる関係上、峠の麓側に重いM車を出来るだけまとめたいので、奇数向き車=クモハが東京方になる。)なので、正規の向きの他区配置車(例えば大垣電車区の153系)と連結するため?とも思ったのですが、それならクモハと同じく向かって右側になりますよね…

結局謎は未解決のままですが、まあ工作には直接影響はないので、バラしたついでに室内パーツにモールドされているテーブルを白く塗ります。

スケールからすると、些かオーバー気味な表現ですが、リアルでこれらの電車に乗ってあちこちに旅行した世代の人間にはハマる演出でしょう。同じ題材でも、細部を見て行くと、KATOとTomixで拘っているポイントがちょっとずつ違うのが判って面白いところです。

連結面の貫通扉には、αのはめ込み窓を入れました。KATOもTomixも、頑なに?ここの窓ガラスは省略ですが、ハイグレードモデルを自称する位なら、入れてくれても良いのではとは思いますが。