地方の博物館は規模は小さいですが、時折変わった面白みのある企画展をする事があるのです。
「秩父」へ行くと「道の駅ちちぶ」を拠点とする事が多く、その時に見たのが「骨と皮」。長瀞にある「埼玉県立自然の博物館」にて開催されている企画展でして、昨日「羊山公園」で「芝桜」を見てから、寄る事に下のです。
「埼玉県立自然の博物館」はその名のとおり「埼玉県」に住んでいる、特に秩父周辺を中心とした自然、動植物と鉱石・鉱石などの地質を中心としており、特に今では考えられないですが「太古」には秩父は海に沈んでいた時期があるので「古代海洋生物」の化石が多く発見されていたりするんですよね。それと、鉱石。鉱物も結構種類が豊富だったりします。常設展示はその辺りを中心に展示されていますが、いかんせん規模が小さく、大きさ的にも「国立科学博物館」の「日本館、南北両翼」くらいの大きさしか無く、設備も古いのですが「秩父周辺」に特化しているので、規模的には十分な感じですね。
さて、「企画展示」は2Fの「企画展示室」にて展示されています。
「骨」と「皮」、生き物を構成するに辺り、その中心である「体の形」を決めている「骨」。そしてそれをパッケージングしている「皮」。当然ながらその生物の生活に合った形を構成している為、骨を見ればその動物がそのような生態をしているかを知る事が出来ます。「皮」は生活環境の「温度」や「湿度」などにより最適な形になっています。ただ、この「骨」や「皮」は実際に間近で見たり、触れたする機会はあまり無いですよね。この展示では実際に「イノシシ」「カモシカ」「シカ」「キツネ」「タヌキ」の毛皮を触る事が出来、その環境や生活に合った作りになっている事を実感できるようになっています。実際にイノシシは毛が硬くて太く、ゴワゴワしていますし、「キツネ」は「犬」よりも軟らかい、キツネの襟巻きなんてあるくらいですからね、適度な弾力があって暖かいですよ。そして皮は触れはしませんが「カエル」や「ヘビ」、両生類や爬虫類などに関しても解説がされています。「骨」も「哺乳類」でも「陸上」で暮らすもの、「コウモリ」のように空を飛ぶもの。「空を飛ぶ」と言えば「鳥」。鳥は飛ぶ為に骨はとても軽くできており、特に胸骨の辺りは羽根を動かす筋肉が付くためにとてもしっかりとしたつくりになっているのを確認する事ができます。
「皮」も動物によっては「夏毛」と「冬毛」の違い。有名なのは「ノウサギ」の「夏は茶色」で「冬は白」がありますね。そのような「保護色」や寒さに耐えるために毛の構造が違ったりもしていたりもします。また、鱗や「羽」も「毛」が変化した物でして、それらにも解説がされています。
さて、骨って「脊椎動物」のみにあり「脊椎動物」、つまり「背骨」を持つ動物は「魚類」「両生類」「爬虫類」「鳥類」「哺乳類」が該当します。それ以外は硬い鎧のような「表皮」、「外骨格」を持った「節足動物」がいます。生物界では、この外骨格を持った「節足動物」は全体の80%以上を占めており、その中でも「昆虫」が「75%」と圧倒的に多く存在しています。この「外骨格」と「脊椎動物」との違いや構造なども紹介されています。
普段あまり意識はしていない「骨」と「皮」について知る事ができるのですが、いかんせん「資料の量」や「展示室」がやはり規模が小さいのが残念ですね。
それでは、本日の登場人物は「生物学関係」ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「骨と皮」生物を構成している重要な部位について学んでみましょう。ちなみに背景は「埼玉県立自然の博物館 企画展示室」、「骨と皮」の入り口なのです。