ロードバイクのパーツでチョット気になっていたのが「オーバルチェーンリング」。要は「楕円ギア」ってヤツですよ。最近では「ロードバイク雑誌」でも特集が組まれていたりと、なんだか業界では気になるアイテムってトコでしょうか?
「楕円ギア」は何でも上死点、下死点など力をかけても意味がない部分を軽いギヤで素早く通過させ、力を一番かけたい「3時部分」前後では力のかかる効率が良くなるように「ギア」を「楕円」にして調整しているそうなのです。なので、効率よくペダリングが出来るということなそうです。
私もまぁ、気にはなりまして、でも多くの「楕円ギア」メーカー「O.symetric」や「Rotor」、「RIDEA」などがありますが、いかんせん大抵は「ダブル」で「3万円前後」と結構なお値段で、しかもそれが確実に効果があって、体への負荷が小さいのでしたら、まだしも、個人によっても結果はマチマチですし、「プロが導入していないから意味がない」とか「楕円ギヤを突き詰めていくと真円になる」なんて話もありますから、おいそれと試す訳にはいかないパーツなんですよ。
そんな中唯一「5000円台」で購入できる「楕円ギア」があり「DOVAL」なる「韓国」のメーカなのです。「Amazon」で価格の変動はありますが、大体は「5,000円」くらいで送料が「1,000円」。それでも他のメーカに比べればかなりお安くなっており、性能としても「楕円と、真円を混ぜたタイプではなく、DOVALは楕円と楕円を中心軸からずらしたものを合わせて作られている」そうで通常の楕円ギアよりもさらに効率が良くなっているようなのです。まぁ「試す」には「5千円」くらいなら、失敗しても許せる範囲なので、購入してみました。
韓国から「国際書留」で到着。発送から到着までの期間は結構長く、「1ヶ月」は待つと思ったほうが良いでしょう。とかく「日本」の配送業界は優秀ですから、注文して次の日には発送、3日後には到着なんて当然ですが、他の国ではそうも行かないので、気長に待ちましょう。
今回私が注文したのは「DOVAL G5 T52-34 PCD110」とコンパクトクランク仕様なのです。肝心な「楕円率」も「インナー6%」で「アウター」は「4.2%」で「楕円ギヤ」としては円形に近い感じ。材質はギヤ本体にも彫ってあるように「6061アルミ」を使用。「6061」は確かに「フレーム」に多く使用されいる「アルミ材」で「ある程度の強度があり、加工がしやすい」の特徴で当然「7000番台」に比べれば強度は低いので、「高トルク」でパワーをかけて回す人には向いていないかも知れませんね。実際に見ても「あまり強度がなさそう」といった印象でしたし。それでも「お試し」には十分体感できるとは思います。それと、この「DOVAL」の製品はクランクが「5アーム」でも「4アーム」でも対応しているんですよ。なので「間違えて4アームの買っちゃったよ!」なんてコトが無いのは良いですね。
さて、それでなんですが、本日はまだつけていない状態なので、今後取り付け試乗してみてどうなるかな?ってトコですかね。
それでは、本日の登場人物は「自転車」が趣味な、この方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「人類学」の中でも「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。「楕円ギア」が気になっていた「リリア」さん。なんと28ユーロと格安楕円ギヤを発見して注文したようです。まぁ「28ユーロなら失敗してもそんなに痛くない金額ですからね。ちなみに背景が。到着したばかりの「DOVAL G5」なのです。