チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

勝手に選んだ標本木で、逗子の桜の「開花宣言」

2022-03-25 21:25:26 | 逗子風物
3月25日(金)

 東京の桜の開花宣言、20日の日曜日でしたっけ。逗子は湘南の相模湾沿いで気候温暖ですが、都心のヒートアイランド現象には勝てず、いつも靖国神社の開花より一週間くらい遅い感じがしています。

 今年はひとつ、近隣の桜の中から標本木を決めて、勝手に逗子のソメイヨシノの「開花宣言」をしてみようかということで、まずはその標本木の選定に。
 手っとり早いのは、家にいちばん近い田越川の土手に咲くソメイヨシノなのですが、例年、見頃がイトーピア住宅へ向かう坂道の桜並木より数日ほど遅いような気がします。延命寺の墓地脇の桜もきれいなのですが、同様に遅めだったような。
 とか考えながら、ご近所のつぼみばかりの木の枝を眺めながら、10日ほど前、京急逗子葉山駅の裏の田越川沿いの一本に決めました。

 そのソメイヨシノ、本日25日開花しました。東京より5日遅く、ここに晴れて「開花宣言」。
  どうでしょう、数輪は咲いています
  

 この木に決めたのは3月16日。まだ薄緑のつぼみばかりでしたが、選定した記念に
  さっそく一枚
  

 その後、真冬のような寒い日を経て4日後の20日。ちょうど靖国神社の標本木の開花が発表された日でしたが、

 つぼみの先端が
  少し赤みを帯びてきたか
  

 翌21日の春分の日。たった24時間なのに一気に膨らんで、
  もうすぐ開きそうな感じ
  

 22日は季節外れの超低温で、少しブレーキがかかるのかと思いきや、

 悪天候から回復の23日。まだ肌寒さが残っていましたが、つぼみの先端が
  花びらの白っぽい色に
  

 わずか一~二輪ですが、丸く白くなって
  開き加減の花も
    

 こうなると目が離せません。

 昨日の24日。確かに白く咲き始めているのですが、まだちゃんと
  開いているようには見えない
  

 おっと、こっちに咲いていました。でも二輪。
  宣言は明日にしましょう
  

 そして今日。上の最初の写真同様に、
  数厘以上。もういいでしょう
  


   川面にも春の光の流れたり  弁人


 さてさて、ここにめでたく逗子に桜の「開花宣言」ができまして、それはけっこうなことなのですが、この標本木なるソメイヨシノに気を取られて、この時期、いつもなら気になる所にまだ行ってませんでした。
 そこで、逗子駅からイトーピア行きのバスに乗って逗葉高校前の坂道に向かうと、

 おやまあ、ここは「開花宣言」どころじゃありませんでした。もう全体にピンク色がかって、一見すると、ほとんどのつぼみが
  開いているんじゃないかと
  

 左の木の下に行って、近くから見ると、やはり、
  「咲き始め」の段階でしたが、
  

 いずれにしても、私の標本木より早めです。そして、さらに数十メートル坂を下ると、日当たりが良いのでしょうか、
  一~二分咲きに見えました
  

 「ここの桜を標本木にすればよかったのかな」と、ちょっと複雑な思いを抱えて道路右脇の桜山中央公園に下りて帰って来ました。


   岡の上ついうっかりの春景色  弁人


コメント
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