チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

やっと春らしい陽気に

2011-04-06 15:26:40 | 身辺雑記
4月6日(水)

 あちらこちらで桜が咲き始めたという便りを耳にします。

  昨日、5日の明石公園
  

 毎日の気温を見ていると、明石は大阪より数度ほど最高気温が低いようで、桜の花もまだほとんどがつぼみのままでした。

 明石公園の中に、
  こんな名前の橋があります
  
 春が来て、たしかに喜ばしいいのですが、桜が満開になっていないので、生彩も今ひととつの感じです。

 桜はまだまだですが、私の住まいのそばに、
  木蓮の花がきれいに咲いています
  
 桜よりひと月くらい早く咲くこの花。今年はお彼岸の頃やっと花が開きました。今週末にKAZU君とお花見の予定なのですが、まだ早すぎるのかもしれませんね。


     木蓮の深呼吸せし朝静か   弁人



 話は変わって、そのKAZU君。最近、保育園からの帰り道に決まったルーティンができました。
 まず、17時57分頃に通過する「特急スーパーはくと」を見送ります。そのあと山陽電車の普通電車が上下から来て、JRの普通電車も上下から来ます。その下り電車が去ってから間もなく、上りの貨物列車がやって来ます。

  電気機関車を見送るKAZU君
  
 このあと、間もなく来る上りの快速電車と下りの山陽電車の特急を見送るまでは線路っ端を離れられません。

 ところで、先日両親の帰りが遅い日があって、私と二人で夕飯をとりました。

  「これ、なぁに? からくない? おいしぃ?」
  

 右を向くとテレビがあります。地元の明石ケーブルテレビの画面に明石海峡大橋が映ったのを見たKAZU君、ふと後ろの窓を覗き込んで、「橋、ないねぇ」と問いかけてきました。

  橋のライトアップは震災以来消えたままです
  

 今年は、寂しさの漂う春の到来となりました。

 実は、昨日の4月5日は明石海峡大橋の開通記念日でした。毎年、この日はライトアップの全パターンが見られるので楽しみにしていたのです。
 明石に来て最初の春だった一昨年は一杯やりながら部屋から眺めていました。昨年は逗子に帰っていて見ることはできませんでした。三年目の今年は明石でこの夜を迎えようと思ってたのですが、どうも記念日の日もライトアップは見られそうにありません。

 「5日もライトアップは節電ですか」と問い合わせたところ、「はい、犠牲になられた方へ哀悼の意を表していますので、5日の日を含めて、当分の間ライトアップは行いません」」という答えが返ってきました。

 灯りを消しているのは「節電」のためだけではありませんでした。


     復興を祈りて眺むる春の闇   弁人



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