チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

お蕎麦と紅葉-武蔵野の古刹「深大寺」へ

2017-12-01 14:25:51 | お出かけ・散策
12月1日(金)

 なんとまあ、忙しないこと、今日から師走です。

 立冬を迎えた頃から、今年は少々気温が低めかなと感じていましたが、気がつけば、もうすっかり冬の気配。
 そんな慌ただしい師走を迎える前、一昨日の29日は暖かくて穏やかな一日でした。

 首都圏の紅葉は12月に入ってからと思いつつ、少し中のほうはどうだろうかと、調布駅からバスに乗って深大寺へ行ってみました。

 予定では、まず東参道の前にある神代水生植物園を歩いてからお参りをしようということで、東参道をめざしていたのですが、ここに来るのは小学校の遠足の時以来で、それも観光バスだった記憶があり、乗るバスがよくわからず、結局、西参道の「深大寺入口」とういうバス停に着いてしまいました。

 西参道を東に向って歩いて行くと、大きな水車が回っていたり、落ち着いた佇まいのお蕎麦屋さんがあったりしますが、

 青空をバックに真っ赤に燃える
  紅葉も迎えてくれます
  

 門前を通り越して、予定どおり
  先に水生植物園へ
  


   はつ冬の眩しき空に鳥の声   弁人


 水生植物園から山門へ向かう参道には、名物「深大寺蕎麦」のお店が並んでいて、お店の前には、おでんやおやき、そしてお団子と、おいしそうな香りが漂っています。でも、まだ11時。参詣の後のお楽しみということにして、

 茅葺きの
  山門をくぐります
  

 天平五年創建、「天台宗・
  浮岳山深大寺」本堂
  

 境内はたくさんの
  紅葉で彩られています
  
  

 本堂の脇に大師堂、その奥に開山堂、大師堂から参道へ下りる所に釈迦堂が建っていて、釈迦堂には、今春国宝に指定された「釈迦如来椅像」がいらっしゃいます。
 折から特別拝観と称して、奈良・新薬師寺の薬師如来立像と兵庫加古川・鶴林寺の観音菩薩立像が左右に鎮座、三尊像として拝観することができました。ここで加古川の名刹鶴林寺の仏様に出会えるとは思ってもみなかったので、なんとも格別な思いで拝観することができました。


   紅葉洩る陽も穏やかに釈迦如来  弁人


 そして、参拝の後はお楽しみのお蕎麦屋さんです。ちょうどお昼時ということもあって、平日とはいえ、どのお店も行列で15分ほど並びました。

 さて、ちょっぴり喉を潤して、天ざるとお団子でお腹を満たした後は、もう一つのお楽しみの神代植物公園の散策へ。

 正門は、朝方バスを降りた先にありますが、深大寺本堂の奥の開山堂の先にも入口があります。
 その深大寺門を入ると、正門のほうへ向かう道とは反対側に梅園が広がっていました。今はもちろん花も葉もない殺風景な状態ですが、山茶花の小道に誘われて歩いて行くと、

 これはまた
  立派なケヤキです
  

  梅園を出ると、ここがまた素晴らしい
  
  
  

 東京の近郊にも、こんなに鮮やかな紅葉を愛でられる所があったとは少々驚きですが、寒い冬を前にして萎え気味だった気分を消し去ってくれるような光景でした。


   小春日や七彩の葉と蕎麦の味   弁人


コメント
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