12月1日(日)
11月の末の三日間、とてもこの時期とは思えない寒波に見舞われて、すっかり冬の気配となりました。
その寒波の気配が漂ってきた肌寒い日、ちょっと用事があって姫路へ行きましたが、駅ナカの書店の店頭で、「手柄山、けっこう紅葉がきれいやった」という会話が聞こえてきました。
手柄山は姫路駅のすぐ南西、立派な野球場や陸上競技場もある大きな公園です。駅のいちばん近いほうに遊園地と水族館があって、いつも山陽線の車窓から眺めているだけだったので、ちょっと行ってみたくなりました。
歩いて行くかバスに乗るか迷いましたが、山陽電車に乗ると一駅目に手柄駅があり、いちばんわかりやすそう。
手柄駅を降りて10分ほど歩き、船場川を渡ると、まだ公園の手前ですが、
十分に
秋の色合いが残っていました
さらに数分歩くと、駅から遠いほうの公園の南口に着きました。
なかなかよく整備された
西洋式の公園です
もみじも
きれいに色づいています
冬来たり照葉の園に人気なく 弁人
すぐ南に
植物園がありました
写真は南東側の海方向ですが、反対側の北西のほうに展望塔が見えたので、少々雲は多いのですが向かってみました。
エレベーターで上ると、
回転ラウンジになっています
展望塔から見下ろした遊園地。
平日なので人影が見えません
エレベーターを下りると、「非核平和都市宣言」をしている姫路市ということでしょうか、展望塔の真ん前に、平和資料館の立派な建物がありました。空襲の資料などが展示されているようでしたが、あいにくこの日は空調工事中ということで入れませんでした。
その平和資料館の背後へ歩いて行くと、立派な慰霊塔がありました
「太平洋戦全国戦災都市空爆
死没者慰霊塔」です
慰霊塔の先の公園に下りると、
水族館の建物があります
庭の一角に何か飾ってあって(〇印)見に行くと、半世紀近く前の1966年から8年間だけ運行されていた姫路モノレールの台車でした。
水族館の建物に入ってみると、そこが、かつてのモノレールの駅だったようで、
当時の車両の
実物が残されていました
この手柄山公園は、1966年に開催された「姫路大博覧会」の会場で、姫路駅からのアクセスとしてモノレールが作られたのです。ただ、博覧会の後は営業不振に陥り、わずか8年で廃止されたのでした。
姫路駅の西に、大船のドリームランドモノレールと同じような廃線跡の名残りがあって、気になっていたのですが、これで納得できました。
それにしても、今から50年近く前に、姫路で博覧会があったということは、当時、東京の高校生だった私には、正直のところ記憶にないのです。
どうりで、上掲の「回転展望塔」も博覧会のシンボルタワーだったんです。そういう目で見ると、この公園のいたるところに博覧会の面影が見えてきます。植物園の温室もタマネギ型で、温室のパビリオンだったのかもしれません。
さて、水族館の屋上へ出ると、
公園が一望で
北側に、
修理中の姫路城が望めました
ばんしゅうの色と香満つる手柄山 弁人
11月の末の三日間、とてもこの時期とは思えない寒波に見舞われて、すっかり冬の気配となりました。
その寒波の気配が漂ってきた肌寒い日、ちょっと用事があって姫路へ行きましたが、駅ナカの書店の店頭で、「手柄山、けっこう紅葉がきれいやった」という会話が聞こえてきました。
手柄山は姫路駅のすぐ南西、立派な野球場や陸上競技場もある大きな公園です。駅のいちばん近いほうに遊園地と水族館があって、いつも山陽線の車窓から眺めているだけだったので、ちょっと行ってみたくなりました。
歩いて行くかバスに乗るか迷いましたが、山陽電車に乗ると一駅目に手柄駅があり、いちばんわかりやすそう。
手柄駅を降りて10分ほど歩き、船場川を渡ると、まだ公園の手前ですが、
十分に
秋の色合いが残っていました
さらに数分歩くと、駅から遠いほうの公園の南口に着きました。
なかなかよく整備された
西洋式の公園です
もみじも
きれいに色づいています
冬来たり照葉の園に人気なく 弁人
すぐ南に
植物園がありました
写真は南東側の海方向ですが、反対側の北西のほうに展望塔が見えたので、少々雲は多いのですが向かってみました。
エレベーターで上ると、
回転ラウンジになっています
展望塔から見下ろした遊園地。
平日なので人影が見えません
エレベーターを下りると、「非核平和都市宣言」をしている姫路市ということでしょうか、展望塔の真ん前に、平和資料館の立派な建物がありました。空襲の資料などが展示されているようでしたが、あいにくこの日は空調工事中ということで入れませんでした。
その平和資料館の背後へ歩いて行くと、立派な慰霊塔がありました
「太平洋戦全国戦災都市空爆
死没者慰霊塔」です
慰霊塔の先の公園に下りると、
水族館の建物があります
庭の一角に何か飾ってあって(〇印)見に行くと、半世紀近く前の1966年から8年間だけ運行されていた姫路モノレールの台車でした。
水族館の建物に入ってみると、そこが、かつてのモノレールの駅だったようで、
当時の車両の
実物が残されていました
この手柄山公園は、1966年に開催された「姫路大博覧会」の会場で、姫路駅からのアクセスとしてモノレールが作られたのです。ただ、博覧会の後は営業不振に陥り、わずか8年で廃止されたのでした。
姫路駅の西に、大船のドリームランドモノレールと同じような廃線跡の名残りがあって、気になっていたのですが、これで納得できました。
それにしても、今から50年近く前に、姫路で博覧会があったということは、当時、東京の高校生だった私には、正直のところ記憶にないのです。
どうりで、上掲の「回転展望塔」も博覧会のシンボルタワーだったんです。そういう目で見ると、この公園のいたるところに博覧会の面影が見えてきます。植物園の温室もタマネギ型で、温室のパビリオンだったのかもしれません。
さて、水族館の屋上へ出ると、
公園が一望で
北側に、
修理中の姫路城が望めました
ばんしゅうの色と香満つる手柄山 弁人