チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

KAZU君へのお土産に「大山独楽」

2013-01-25 23:10:15 | お出かけ・散策
1月25日(金)

 お正月に逗子の家に遊びに来ていたKAZU君、独楽を回してもらって喜んでいたと聞きました。
 そこで、
「今度、おじいちゃんが逗子のお家に帰ったら、ホンマもんのかっこいいコマを買ってきて回してあげるからね」
と約束しました。

 そろそろ明石に戻ろうかなと思いはじめているので、昨日、思い立って大山の麓まで行って来ました。

 買ってきました。
  大山の郷土玩具の「大山独楽」
  

 神奈川の伝統工芸品として有名なので、おもちゃ屋に行けば置いてあるかもしれないと思っていましたが、とんでもありません。大山の参道に行かないと本物は手に入らないのです。
 ケーブル下の観光案内所で聞いたところ、三軒の店を紹介してくれました。さっそく参道に入ってまもなくの所にある金子屋さんのお店を覗いてみると、

  ありました、ありました
  

 1000円位から2~3000円位の大きなものまでたくさん置いてありましたが、八代目という金子屋のご主人がおっしゃるには、この独楽を作る職人さんは金子さんを含めて三人しか残っておらず、かつては江ノ島のお土産屋なんかにも置いていたものの、今はもう、手広く販売するのはとても無理になったということでした。
 さっそく、ご主人が模範演技を披露してくださいましたが、さすがに、まあよく回ること、「何回か練習すれば、すぐできますよ」と励ましてくれました。

 ところで、この大山独楽、大山詣でが盛んだった江戸時代に、この地の木地師が土産物として作ったのが始まりだそうで、「暮らしが回る」「金が回る」とか言われて、縁起物として求める人も多いとか。
 金子屋では、「瓢箪から駒」をもじって、瓢箪の中から独楽が登場するかわいらしいお土産も並べてありました。


   眠る山ふもとに息づく独楽名人  弁人


 大山独楽を手にした後、今回は、梅干しとういろうの調達という予定もあったので、ケーブルに乗って山上の阿夫利神社の参拝はせずに小田原へ急ぎました。

 小田原からの帰途、箱根駅伝が走る国道一号線を通り、酒匂川を渡った所で振り返ると、

 箱根の山の上に
  富士山が現れていました
  

 ちょうど目の前がお寿司屋さんで、
  海鮮丼をいただきました
  


 さて、逗子の家に帰った後、さっそく大山独楽の練習です。KAZU君に見せた時に、ちゃんと回せなかったら面目が立ちません。

  ほらできた。子どもの頃、独楽だって得意だったんですから
    
  


   独楽回し凧上げ剣玉セピア色  弁人


 「竹馬も自慢できたなあ」と思い出しながら、KAZU君に伝授しなければと思うことがまた増えてしまいました。

 そうか、独楽は回せても、80キロの身体で竹馬なんか、もう乗れないのかもしれませんね。


コメント
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