12月4日(土)
メリケンパークでKAZU君とミニ列車に乗った後、KAZU君の甘え係を熊本のおばあちゃんと交代した妻君を送って、私も一緒に奈良へ向かいました。
電車やバスではなかなか行きづらい所へ行ってみようということになって、まずは信貴山の麓の龍田大社へ
いやぁー、見事なもみじ
官幣大社の風格
創始は崇神天皇とも天武天皇とも。祭神は、天御柱神・国御柱神となっていますが、風の神をお祀りしている神社として有名です。
拝殿から奥を覗くと
本殿が奥に吹き抜けになっていて、後ろの山の緑が見えています。そこに吹いている風が神様のようで、不思議な光景です。
帯解の子に吹く風さやかなり 弁人
さらに、龍田大社から車で20分ほど、信貴山の中腹にある朝護孫寺へ。
参道から眺める毘沙門堂
日本一大きい?虎の張りぼてが
その昔、聖徳太子が物部守屋を討伐しようと信貴山に至り、戦勝の祈願をすると、天空から毘沙門天王が出現し、必勝の秘法を授かったとのこと。それが奇しくも寅年、寅日、寅の刻であったということから虎に所縁の寺となっています。
タイガースファンにはたまらんでしょうね、きっと。
黄の法被必勝祈願か落ち葉踏み 弁人
ところで、来年の春の楽しみは「吉野の千本桜」です。その頃はものすごい人出だそうで、「それじゃあ一回下見に行っておこう」ということになって、翌日は、吉野山に登りました。
金峯山寺の蔵王堂
弥勒菩薩・釈迦如来・千手観音菩薩の三体の、迫力ある本尊蔵王権現像が特別開帳されていて、平日にもかかわらずけっこうな人が訪れていました。
一目千本桜で人気の吉水神社
ここは、後醍醐天皇の御所として、義経の隠れ家として、秀吉の花見の宴として有名な所です。
中千本から眺める如意輪寺
霜月の吉野の山に身を清む 弁人
明石に戻る日の朝、奈良から京都へ入る府県境いを越えた所、当尾(とうのお)の岩船寺へ。ここも車がないとなかなか足を運ぶことができません。
朝日に輝く三重塔の姿はこの世のものとは思えませんでした。今年も、目に焼きつくような光景に何回か出会ってきましたが、その中でも絶品の光景。ことばを失いました。
すぐ近くに浄瑠璃寺があります。昔、大学時代の友人が「新婚旅行で行きたい」と言っていたのを思い出しました。
本堂の九体阿弥陀堂
「往生」には「下品下生」から「上品上生」までの九段階があるということで、九体の阿弥陀様が一堂に並んでいます。もちろん拝観もできますが、池をはさんで此岸から彼岸の仏を拝むのが正式なのです。
本堂から池の向こうに、このお寺も趣のある三重塔が
落ち葉舞ふ朝日の中に浄土あり 弁人
メリケンパークでKAZU君とミニ列車に乗った後、KAZU君の甘え係を熊本のおばあちゃんと交代した妻君を送って、私も一緒に奈良へ向かいました。
電車やバスではなかなか行きづらい所へ行ってみようということになって、まずは信貴山の麓の龍田大社へ
いやぁー、見事なもみじ
官幣大社の風格
創始は崇神天皇とも天武天皇とも。祭神は、天御柱神・国御柱神となっていますが、風の神をお祀りしている神社として有名です。
拝殿から奥を覗くと
本殿が奥に吹き抜けになっていて、後ろの山の緑が見えています。そこに吹いている風が神様のようで、不思議な光景です。
帯解の子に吹く風さやかなり 弁人
さらに、龍田大社から車で20分ほど、信貴山の中腹にある朝護孫寺へ。
参道から眺める毘沙門堂
日本一大きい?虎の張りぼてが
その昔、聖徳太子が物部守屋を討伐しようと信貴山に至り、戦勝の祈願をすると、天空から毘沙門天王が出現し、必勝の秘法を授かったとのこと。それが奇しくも寅年、寅日、寅の刻であったということから虎に所縁の寺となっています。
タイガースファンにはたまらんでしょうね、きっと。
黄の法被必勝祈願か落ち葉踏み 弁人
ところで、来年の春の楽しみは「吉野の千本桜」です。その頃はものすごい人出だそうで、「それじゃあ一回下見に行っておこう」ということになって、翌日は、吉野山に登りました。
金峯山寺の蔵王堂
弥勒菩薩・釈迦如来・千手観音菩薩の三体の、迫力ある本尊蔵王権現像が特別開帳されていて、平日にもかかわらずけっこうな人が訪れていました。
一目千本桜で人気の吉水神社
ここは、後醍醐天皇の御所として、義経の隠れ家として、秀吉の花見の宴として有名な所です。
中千本から眺める如意輪寺
霜月の吉野の山に身を清む 弁人
明石に戻る日の朝、奈良から京都へ入る府県境いを越えた所、当尾(とうのお)の岩船寺へ。ここも車がないとなかなか足を運ぶことができません。
朝日に輝く三重塔の姿はこの世のものとは思えませんでした。今年も、目に焼きつくような光景に何回か出会ってきましたが、その中でも絶品の光景。ことばを失いました。
すぐ近くに浄瑠璃寺があります。昔、大学時代の友人が「新婚旅行で行きたい」と言っていたのを思い出しました。
本堂の九体阿弥陀堂
「往生」には「下品下生」から「上品上生」までの九段階があるということで、九体の阿弥陀様が一堂に並んでいます。もちろん拝観もできますが、池をはさんで此岸から彼岸の仏を拝むのが正式なのです。
本堂から池の向こうに、このお寺も趣のある三重塔が
落ち葉舞ふ朝日の中に浄土あり 弁人