チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

短い秋を惜しんで-西国路紀行

2010-11-14 14:45:19 | 旅行
11月14日(日)

 あっという間に通り過ぎて行く感の秋。暦の上ではすでに立冬を迎えてしまいましたが、西のほうへ秋の香りを求めて、奈良にいる妻君を誘って旅に出ました。

 まずは岡山から特急「しおかぜ」に乗って伊予の松山へ。

  道後温泉
  

  松山城
  


 翌日は船で広島へ渡り、お好み焼きで腹を満たしてから安芸の宮島へ。

  宮島の丘の上、千畳閣からの眺め
   

  厳島神社のライトアップを満喫
  
   


      宴終へ三日月隠るや龍宮城   弁人


 三日目は岩国へ足を伸ばし、錦帯橋と岩国城を見学、夕方山口の湯田温泉の宿に落ち着きました。

  青空に映える錦帯橋
  


     木の橋に伸びを誘ひし秋の空   弁人


  橋を渡ると秋の色彩が迎えてくれました
  
 黄に色づいているのは「ムクロジ」の木で銀杏ではありません。この後、ロープウエイで山頂に立つお城を訪ねました。

  山頂から錦帯橋を見下ろす
  

 「西の京」山口にはかつて一度だけ訪れたことがありましたが、個人でゆっくりと歩くのは初めてでした。山口は山頭火の出身地。そして、湯田は中原中也の生まれた地ということもあり、詩情あふれる雰囲気が漂うとても落ち着いたところです。

  ザビエル記念聖堂の前庭
  

  瑠璃光寺の五重の塔
  


     燦々たる秋のまんなか仏の塔   弁人


 ステンドグラスがロマンチックな教会。そしてなんとも美しい響きの名前のお寺。
 ほかにも常榮寺の雪舟庭園や中也記念館など見どころはいっぱいでした。もちろん、車で30分ほどで行ける秋芳洞と秋吉台にも足を伸ばしましたが、ここも名前のとおり、秋の香りがよくマッチした所で、その秋色の中で心が洗われるようなひとときを味わいました。

 
   


     秋麗の空に漂ふ讃頌歌    弁人


コメント (2)
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