チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

震災から15年

2010-01-18 07:12:53 | 身辺雑記
1月18日(月)

 明石公園の中の図書館の前に、1945年の終戦前に見舞われた「空襲の碑」があります。
  

 実はこの石碑、台座から斜め前方に10㎝ほどずれているのです。
  
 15年前の1月17日に起きた兵庫県南部の大地震によるものです。

 空襲の惨状を記した石碑が、50年後の地震の大きさをも物語ってしまうというのはなんともやりきれませんが、明石市では事実を後世に伝えるためにそのままの状態にしているのです。


 さて、その震災記念日ですが、今年は日曜日で穏やかな晴天の日となりました。
 
 今年も昨年と同様、神戸市役所の隣の東遊園地に赴き、慰霊の献花と追悼の灯をともしてきました。
 
  
   


     追悼にこうべを垂れて実万両   弁人



 ところで、震災後の復興といえば、昨年の秋に新しい巨大なモニュメントができ上がりました。
    

 どうですか、この力強さは。

 「鉄人28号」の作者の横山光輝は神戸出身だそうで、そんな縁があって、復興のシンボルとして作られたのです。
 場所は被害がもっとも凄まじかったと言われている神戸市の長田。JR新長田駅からすぐそばの広場です。
 鉄人ですから、もちろん鉄製。身長18m、体重は50トン。「がんばるぞ!」という気合いがみなぎっていて頼もしい限り。
     

 足の間をくぐり抜けると、思わず「倒れてきたらどうしよう」と不安になりますが、足の下には、像の三倍の150トンの鉄の柱や塊が埋まっているとかで、大地にドーンと根を張って踏ん張っているので大丈夫なのだそうです。

 広場には特設ステージができていて、昨日は数時間に及ぶラジオ番組が公開されていました。


     鉄人の意気伝はりし震災忌   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする