芍薬、その他・・・



きのうのこと。

朝、店に着くと、ドアの前に何かある。

「 アッ! 」 と思い当たって、その袋の中のメッセージカードを取り出すと・・・

やっぱり!!

みずほさんが届けてくれた庭のお花いろいろなのでした。

たっぷり水を入れて、新聞紙でくるんだ花々をその中に立てた紙パックセットが3本、

大きめのレジバックのなかにぎゅっと入っていました。

剪定したクサボケの枝 ( 「 使わなかったらエンリョなく捨ててください 」 の

メモあり ⇒ 捨てるだなんてとんでもない! )ひと束と、

真っ白い桔梗 & 名前の知らない人参の葉っぱに似た枝がひと束と、

白い花びらの縁にほんの少し赤い差しが入った、

それは見事に七分咲きの芍薬の束と、3種類の束です。

ウキウキと濡れた新聞紙をほどき、束毎にほぐして、似合う花器 ( に見立てた水差し

とか薬瓶、メスシリンダーなどのガラス容器類 ) に生けて、

どこに置こうかとあちらこちらと置いてみて。楽しいひととき。

クサボケの枝は大テーブルの中心にドンと、桔梗は窓辺に、そして芍薬はカウンターに。

素晴らしく素敵です。瑞々しい ” 気 ” が流れ始めるのがわかります。


去年の移転オープンの頃には、たわわに揺れる小手毬の枝の束だったし、

夏には、力強い棘もちゃんとある赤い薔薇が数輪だったし、

秋の頃には、満開の萩の枝をたっぷりと。

そのお庭には伺ったことはないのですが、おばあさんから受け継いだもので、きちんと

した区分けのない野生の庭・・・だそうですが、まさに私の憧れの理想の庭だと勝手に

想像しているのです。

イングリッシュガーデンからイメージする庭ではなくて、いろいろな植物と木々が入り交

じっていて、鬱蒼とした葉影の暗く湿ったところには、カタツムリと一緒になにか小さな

人影がっ? というような、昭和の家の庭。実にいいなぁ。

そして、野生のお庭に、季節毎にハサミを入れて枝を剪定し、見事に咲く花々を届けて

くれるのです。

超がつくくらい忙しくされているみずほさん。

庭に咲く花々が持つ特別なパワーを、私とパスキューアイランドと、そしてご来店の

お客様とで取り込み、「 素敵ねぇ! 」 って楽しませてもらってます。

みずほさん、いつも、本当にありがとうございます!!


























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