毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
ジャズライブ ありがとうございました
快晴の成人の日でしたね。
新成人のみなさま、おめでとうございます。
地下鉄ホームでも、コンコースでも、振り袖姿のお嬢さん方を見かけては、
「 あっ、いた! 」 って息子の腕を引っ張ってました。
今年のお正月には一度も目にすることがなかった着物姿。
日本の振り袖は、正装としては世界一豪奢で華やかで気品があって美しい!って
思っております、私。
昨今お嬢さん達が装っているのはレンタル振り袖が大半なのかも、ですし、
新しい感覚の意匠やつくりや素材かもですが、でも、やっぱり若さとフレッシュ
さで着こなしているので、とっても美しく、ダークカラーがひしめく冬の群衆の中に
あって、見事に咲いた振り袖の華は、福眼でありました。
そして、夜。
雪は降らなかったのですが、その分暮れてくるにしたがって冷え込んできた夜でした
が、そんな中お集まりくださった皆様、ありがとうございました。
通りに面した店のガラスのウィンドウが、店内の暖気と冷え込む外気とで真っ白に
なっていて、お出ししている飲み物は、やはり ” 温かいお茶 ” が一番人気でした。
今回の演奏曲は、
・FIVE SPOT AFTERDARK
・I SHOULD CARE
・YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
・GEE BABY AIN'T I GOOD YOU
・TRAIN'S BLUES
・COME SUNDAY ( ENCORE )
以上の6曲。
1曲目 「 ファイヴスポット アフターダーク 」 は、サックス奏者ベニー・ゴル
ソンの1959年の作。ニューヨークのファイヴスポットカフェにちなんだ、
マイナーなメロディが魅力的な曲です。リハーサルでは、大関・小林、何度か
出だしのメロディとテンポを確認し合ってましたが、とってもいい音でスタート
出来ていたと思います。小林さんの最初のソロがもう素晴らしく、大関テナーが
渋く一本通して新年のライブを封切りできました。
4曲目の 「 ジー ベイビー エイナアイ グッド ユー」 は1929年に書かれた
ブルースの曲!100年近く前の、このブルー!こんな曲の生演奏って当店の
ライブ以外では聴けませんって! ソプラノサックスの濃いブルーな音、とても
良かったですね。
今回の最後のチューンは、「 トレインズ ブルース 」。マイルス・デイビスの
2種類の録音があり、ひとつはソニー・ロリンズと、そしてもうひとつはジョン・
コルトレーンと。「 トレインズ ブルース 」 の ” トレーン ” は、もちろん
コルトレーンのトレーンから。難曲なんですって。めっちゃくちゃ難しいのだそう。
何が難しいって、出版されている楽譜が見当たらない、入り組んで複雑、リズムも
複雑で取りにくい、何といっても、演奏するに難しい ( テクニック的に )のだ
そうですが、大関テナーも練習を重ね、研究を積んで臨んだ当日。
二人の呼吸の合った巧い構成と、冷え込む外気に響くようなドスの効いたサックス
&ベースのデュオ演奏は、予想を超える出来映えでした。
ああ、ジャズを聴き込んだな・・・・と満足していただけたのではないでしょうか。
感覚的なものですが、真冬の、しかも雪のある凍てつく冬のジャズ、の生の演奏の
音は、磨きのかかった金属の輝きを思わせる、、、白い自然との対比が面白い、と
カウンターの後ろでひとり、頷いておりました。
皆様、いかがでしたでしょうか?
さて、次のライブは、3月11日。
雪解けの頃ですね。
ご参加、心よりお待ちしております。
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