大人の幸せ



本格的に寒くなってきましたね。

寒くなってくると、冷え対策がまずあって、身につけるものを防寒第一に考えて

あれこれと着替えたり、追加したり、と面倒です。

重ね着がどうも苦手な私は、寒くなればなるほど、溜息まじりに 「 夏が恋しい・・ 」

と、心の中でボヤきます。

でも、冬に文句をいってもねえ、カッコ悪いですね。

いっそ、冬の楽しみをもっと楽しみましょうか。そうしましょうか。

温かな料理をはさんでの、差し向かいのテーブルには、とびきり美味しい日本酒、なんて

いかがでしょう。 酒屋さんであれこれ聞いて選んだ本日の一本です。

せっかくですから、器も選んで。

徳利もいいですが、日本には 「 片口 」 なる美しい実用器があります。

注ぎ口がついた焼き物の容器のことですが、だし汁やドレッシング、たれ、クリームなど

を入れて多様な使い道ができるステキな器なのです。

今回は、この片口に日本酒を。

渋いグレー地に釉薬が垂れて、少し枯れ草色が混じって、味わい深い景色があります。

お酒の色がよく映えるのです。

片手で胴の部分を、こう持って、とととーっと注ぐ。

小さな色っぽい注ぎ口から、日本酒の芳香が広がります。

乾杯です。至福です。おかわりです。

大人同士の酒宴には、良い器をさり気無く。

実用的な日々の器を得意とする、佐藤 清美さん作の片口です。

女性の作り手ならではの優しいライン、

でも日用品に徹した作風は、なかなか剛毅でごくシンプル、”さり気無く ” テーブル

を盛り上げてくれるのです。





佐藤 清美作
片口 ( 大 )1500yen
   ( 中 )1500yen
   ( 小 )1200yen




 

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