毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
大人の幸せ
本格的に寒くなってきましたね。
寒くなってくると、冷え対策がまずあって、身につけるものを防寒第一に考えて
あれこれと着替えたり、追加したり、と面倒です。
重ね着がどうも苦手な私は、寒くなればなるほど、溜息まじりに 「 夏が恋しい・・ 」
と、心の中でボヤきます。
でも、冬に文句をいってもねえ、カッコ悪いですね。
いっそ、冬の楽しみをもっと楽しみましょうか。そうしましょうか。
温かな料理をはさんでの、差し向かいのテーブルには、とびきり美味しい日本酒、なんて
いかがでしょう。 酒屋さんであれこれ聞いて選んだ本日の一本です。
せっかくですから、器も選んで。
徳利もいいですが、日本には 「 片口 」 なる美しい実用器があります。
注ぎ口がついた焼き物の容器のことですが、だし汁やドレッシング、たれ、クリームなど
を入れて多様な使い道ができるステキな器なのです。
今回は、この片口に日本酒を。
渋いグレー地に釉薬が垂れて、少し枯れ草色が混じって、味わい深い景色があります。
お酒の色がよく映えるのです。
片手で胴の部分を、こう持って、とととーっと注ぐ。
小さな色っぽい注ぎ口から、日本酒の芳香が広がります。
乾杯です。至福です。おかわりです。
大人同士の酒宴には、良い器をさり気無く。
実用的な日々の器を得意とする、佐藤 清美さん作の片口です。
女性の作り手ならではの優しいライン、
でも日用品に徹した作風は、なかなか剛毅でごくシンプル、”さり気無く ” テーブル
を盛り上げてくれるのです。
佐藤 清美作
片口 ( 大 )1500yen
( 中 )1500yen
( 小 )1200yen
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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大小様々、使い勝手よろしく重宝しますよね~
陶芸教室に通っていた頃も作ったりして、煮物なんか入れる器にも片口を施すとそれなりに見えるのです(あ~粘土触りたい)
世に、” 片口好き ” という種族がいるらしいです
が( ホント? )、ふぅさんもお一人のようですね。
今回の器の作者の 佐藤清美さんも同種族なのですっ
て。そういえば、納品されるごとに、片口が増えてい
ます( 笑 )。注ぐことがなくても、片方にちょっと
ついているお口が愛嬌があって、あいされるのでしょ
うか。ボウルも片口ついていると、便利です。
陶芸、復活させるにはお忙しすぎ?
お仕事で自作の器を使う、なんて、最高ですが。