10月17日。

ゆっくりじっくりと歩を進めていた冬が、ここにきてなんだか歩くのから駆け足に、

そして本気で走り始めたようなことを天気予報でいってました。

ようやく秋らしくなったと思っていたら、もう?

やれやれ、冬に追いつかれる前に冬支度、冬支度、と。

街はグレー、空もグレー、そして、風も外気もひんやりとしています。

どこか煙たい匂いのする夕暮れ時、もうすぐ雪虫が飛ぶのでしょうか。

この時期、私は赤い花や実を室内に飾りたくなります。

今回は赤の鶏頭を綱木生花店にて見つけたので、また買ってまいりました。

いい赤だなあ。店の窓辺に赤が効いている ( と思うのですが )。

真っ赤なカーネーション、すこし黒味がかった赤のダリア、つやつやとした実をつけた

枝もの・・・・・

ほんのちょっぴり、1〜2輪でいいんです。

迷いのない、強い赤に惹かれるのは、吐く息の白や、くすんでいく街路や茂み、花壇、

人々の服装、といった街の色調や、曇り空の多いこの時期の光のせいでしょうか。


読書、相変わらず遅々としたペースですが、今 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの

『 娘時代』 を読んでいます。

年内にあと3冊は読みたいなあ、頑張ろう。


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