カフェでのふたり



息子も早や、というべきか、ようやくと書くべきか迷いますが、4歳半ば過ぎとなり、

まだまだ怪獣ではありますが、怪獣にもすこしお店屋さんで飲み食いをする機会を与えて

やることにしました。

あまり外食をするほうではない我が家ではありますが、怪獣くん、今年の夏は、お墓参り

の帰りにお蕎麦屋デビューを果たしまして、” もり ” にぞっこんになりました。

一番シンプルで一番安くて、いい子だなあ。

そして、街中に出かけたときは、たまにはカフェでジュースをのんで一休みを。

おいしいジュースがありそうで、あんまり混んでいなさそうなお店、でですね。

家ではない、知らない多くの人がいる 「 店 」 という公の場所を利用するということの

感覚を身につけさせたい、などという大層な教育目的はあんまりなくて、

街の楽しみを一緒にどう? きみも4歳、そろそろ大丈夫、だよねえ? という感じ。

でですね、蕎麦屋さんとかカフェでも、ちゃーんと絵本を置いてくれているところがある

んですねえ。子連れのお客さん、意外と多いのかなあ?

注文品を待っている間に、さっそく絵本タイム、静かになって結構なのですが、

「 読んで、読んで、これも読んで、もっと読みたいーっ!!! 」 となった日にゃあ

もう大変ですよ。写真の二人、仲良くジュースと絵本の微笑ましい光景に一見見えます

が、『 ねぎぼうずあさたろう 』 のシリーズ4巻揃っていたもので、読み手 ( 私 )は

2巻目を終えたところでもううんざり、「 さあ、帰るよ。 」「 やだーまだ読んでー」

の応酬、しまいにはケンカになって、泣きが入って、帰りは不仲の二人に。

幼児のあしらいはしっかりと心得ての飲食店利用であった、と反省しきりの私でした。





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