あるいは裏切りという名の犬

先週の日曜日、蠍座にて観ました。

当店は、日曜日は 午後1時30分からの営業なので、ちょうど10時40分の回を

観ることができた、というわけです。



さて、『 あるいは裏切りという名の犬 』 。

とってもおかしな日本語のタイトルですが、なかなかおもしろかった!

エンターテイメント映画って ほんと、わくわくしますね。

観終わって 残るイメージは、 黒。 夜。 雨に光る夜の石畳。 パリ。

ダニエル・オートウイユ と ジェラール・ドパルデュー の2人の警視がかつて

親友だったなんていうのも なんにも予備知識なしに観たら よくわからないし、

2人の間に 今はD・オートウイユの妻になっているカミーユという女がいて・・・

なんてことも、さらに彼女が死んだのは 男2人の現在の確執 プラス その 過去の

恨み? が原因で・・・・でも いまひとつよくわからなく・・・・・。

さらに、7年の刑期をおえて出所したD・オートウイユが7年前となんにも変わって

いないのはどうなの?とか 元娼婦マヌーとオートウイユの友情の理由は? とか、

などなど、いつものことながらサスペンス映画の展開のスピードについてゆけない自分

にもどかしくはなったのですが、でも それをさしひいても なかなか良かったですよ。

きっと フランス映画ならでは、の雰囲気が酔わせてくれたからかな、と思いました。 

主役の2人の演技はやはり渋く、色っぽく、ダンディーで、まずまずなのですが、 

それよりも パリの暗黒街の男達! 怖いー!!!

怖~くて怖くて。映画が始まったとたんに いきなり もの凄ーく怖い兄弟が出てきて

容赦なく暴力をふるうのっ!! あーやめてー!! びっくりして、思わず目を閉じた。

現金輸送車強盗の一味も怖いー!!! あんな人たちに連れ去られたら、彼らのアジトに

着く前に、私は恐怖で心臓停止、ショック死、でしょう。

極悪人の役者達の残酷無情この上なし、の演技が 迫力満点で感動でした。

この映画、実話に基づいているというのがまたびっくり。ふーむ。

テンポもよろしく2時間はあっという間、上等のフレンチ暗黒ムーヴィーでした。

そうそう、ハリウッドでリメイク版を作るそうです。

主役 : ロバート・デニーロ 、敵役 : ジョージ・クルーニー(! )、だそうです。

これは 絶対みなくっちゃ。 

 





 

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鉢植えのある暮らし

鉢植えの 小さいタイプのシクラメンが いつもかわいく咲いています。


毎日こまめに水をやり、温度や日当たりに さりげなく 気をつけて、

枯れた葉っぱや くさった茎、咲き終わった花殻を取り除き、

元気がないと はてな? と診てやり、

たまには栄養剤を注してやり、、、、、。


以上は 全て 夫がやっている事。

わたしは 眺めるともなく眺めると、いつもそこに可憐にたたずむ彼女達に

” ハロー ” といって 今日もきれいよ、とニッコリする役。


鉢植えを育てるの上手な人、愛をもってお世話する人、尊敬ですなあ。

実家にも 鉢植え、たくさん。 途切れることなく ありました。

昔の女性達は、嫁に行って主婦になるということの証の一つに ” 鉢植えを育てる ”

があったのかしら。

親戚のうちにも、ご近所のおばさんちにも、友達の家にも、みんな鉢植えがあった。

鉢植えのある暮らし。

なにげないけれど、ささやかな楽しみと優しさのようなものがある暮らし。

白状しますと、私は自ら鉢植えを買ったことがないのです。

普通に一鉢買って家に持ち帰り、その日から ゆっくりゆっくりお世話しながら

一緒に暮らしてゆける人は本当に素敵だと思います。



せいぜい 折れた一輪を小さな壜に。

1日、2日のものでしょうが、

凛と咲いたこの一輪の 最後の一瞬に感謝をこめて。





 
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