贅沢 な お菓子

ある日、突然届く 小包みの小箱は、 

いつも 決まって リサイクルしたらしきクラフト紙で包んであって、

麻の紐でくくられている。

結構いろいろ綴られている お手紙も必ず 一緒に入っていて、

” たくさんつくったから おすそわけ です。 ” って やっぱり 必ず書いてある。


中身は 愛 のかたまり。

愛情 を かたちにしたもの。

愛しの お子達、ご主人さまへの、 

お菓子への、  

粉 と 砂糖 と バタ と 卵と スパイス と 果実 と 木の実 への、

ボウル と 泡だて器 と 焼き型 と いろいろな道具なんか への、

オーブン と 炎 への、

甘い香り の  空気 と 時間 と 空間 への、

そして 自分 と 人生 への、

ひたひたと 絶え間ない  愛情 。


ひと目で プロのものではない、とわかるラッピングが 素晴らしい。

包みを あけて 一口 また 一口。


世の中に 贅沢 は 数あれど、

自分にとっての  ” 贅沢 ”  とは?  というような事を

そして 一口 また 一口 と いただきながら 

いつも 考える。



 
            

                                            
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )