レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

歴史を変えた美女

2006-04-22 18:51:24 | 歴史
去年まで、「週刊100人」という雑誌があり、世界史上の重要人物を取り上げていた。当時そのHPがあり、何回か読者による投票が行われていた。第1回目のテーマが「歴史を変えた美女」。私が見たとき既に「シシィ」の名があったので私はまずこれに票を入れた。あとで知ったが、これはすべて読者サイドの投票で成っていて、一人は一回しか入れられない、そして編集部は介入しないそうだ。--そうと知っていれば、半分冗談で「アウグストゥス」の名を加えていただろうに。
 3ヶ月の投票の結果は、1、ジャンヌ・ダルク 2、クレオパトラ 3、マリー・アントワネット。どうも信憑性いまひとつのメンバーではないか。ダイアナ妃やモンローがはいってることは問題ない。しかし、マザー・テレサはどうなのか。ナイチンゲールは、実際に美人でもあったというからヘンではないが、そこまで知ったうえで入れているとは思えないのだ。「白衣の天使」→優しそう→キレイそう というイメージのほうが大きいのに違いない。紫式部だの、エカテリーナだの、「美女」の信憑性どころか元々そういうイメージさえない人々の名前も混じっている。功績のある人、有名な人、それらをみな「美女」の中にひっくるめてしまっているという印象だ。そもそも、写真がある現代の人も、数千年昔の人も同じに扱うことに無理がある。たまには、信憑性を考慮しつつ、時代や地域を分けて、マジメに考察する機会があってほしい。・・・そんなランキングしたところで自分が美人になるわけじゃなし、とか、どうでもいいよオレの彼女じゃないんだから、と思う人のほうが多いのだろうけど、私はものすごく興味があるのだ。
 なんのかんの言っても、これらの投票の中でこの「美女」が一番盛況であったようだ。「政治家」「発明家」「日本が世界に誇る偉人」よりも、全体での得票数が多かった。「歴史を変えた美男」もやってくれ、と私はリクエストしたが、応じてもらえなかった。
 どこかの個人サイトで以前やっていた「歴史人物美形コンテスト」投票では、1、チェーザレ 2、シシィ 3、土方 という結果だった。

 似たような投票を、2001年の秋に出た集英社の「学習漫画世界の歴史」のhpでもやっている。こちらは、編集部でノミネートしてあって、一人何回でも入れられる。上位は1、ジャンヌ 2、マリア・テレジア 3、クレオパトラ。 まだ
やっているので、興味のある方はご覧下さい。私はマリア・テレジアに何度か入れた。並んでいるメンバーのうち、私が好きで、キレイと認められるのがこの人だけなもので。


 メンクイ話はこの先も、あちこちのカテゴリーでします、悪しからず。
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