レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

将来的

2007-03-12 06:38:37 |   ことばや名前
 「将来的」、この言葉はいつのまにか定着してしまっている。「将来は」でいいものを、なにゆえ「的」をつけるのだろうか。
 そもそも、「○○的」といった場合、実際にその○○であるのかないのか曖昧だという難点もある。ごまかしくさくて潔くない。「出会い系」の「系」がうさんくさいと批判されたが、これに共通するものを感じる。
 「将来は」の代わりに「将来的には」を使ってなんの意味があるだろう。可能ならば、インシャーアラー、と控えめにしたいのだろうか。「いずれは」、「ゆくゆくは」、「長い目で見て」?

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2 コメント

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Unknown (CandV216)
2007-03-16 14:54:55
そういえばそうですね。普段なにげなく使っていて違いを考えた事無かったのですが、冷静に振り返ってみると無意識には使い分けているような気がしてきました。
「将来」は子供の将来など時がくれば必ず迎える将来、「将来的」は”会社の未来”とか”マイホーム計画”など必ずしも迎えるとは限らなかったりいつになるか分からない将来の事を語る時に使っている・・・という分類はどうでしょうか。
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婉曲表現の一種でしょうか (レーヌス)
2007-03-16 19:30:10
「的」の断定を避ける傾向がここでも反映されているのかもしれませんね。考えて下さってありがとうございます。
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