レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

斎藤一の写真

2016-10-01 12:56:06 | 新選組
「斎藤一の肖像写真発見 当時最強の剣士の一人」
 既に先週のことだけど、ネットで見つけた記事。

 実在した人々を「キャラ」として扱うのは不謹慎だという意見もあり、もっともだとは思うが、ご容赦願いたいという気持ちもある。
 フィクションでのヒロイン、ヒーローがビジュアル美化されるのはある程度あたりまえである。
 史実ではっきり美形とわかっている人、そういう史実はないけどそういうイメージが大きい人、思い当たることはたくさんある。
 新選組において、原田左之助、藤堂平助は、美男と記した資料が存在する。そのわりには、美男が演じた例があまりないのではなかろうか。
 逆に、山崎丞などは、美男史実がないけど恰好のいい人が演じることが多い・・・と言っても、えーと、『新選組血風録』での赤影さん、『燃えよ剣』の中野誠也さん、ほかは、ううむ?
 ともかく、少なくともエンターテインメントにおいては見目良く描かれるのが常であるのが山崎丞、斎藤一。
 さて、これまで斎藤一の写真といえば、「スポック博士」と言われるものが出回っていた。私の知る限りでは、文書において美男説はなかったはず。
 しかし、今回発表されたものは、悪くないではないか。「スパック博士」と比べて、同一人物だと思えるけど、こちらの老け顔のほうが良い風貌である。
 私は、歴史エンターテインメントにおいて、史実を無視してどいつもこいつも「イケメン化」することを苦々しく思っているのだが、そして斎藤一を「イケメン」にしないと文句言うことをけしからんと思っていたのだが、--認識を修正しなければなるまいか。

 でも『新選組血風録』での左右田一平さんはあれでいいのだ!
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